さて、いよいよ20日、ECB理事会です。
ドル円ロングポジション以外すべて手仕舞いました…。
カナダ円ロング88.69円は88.75円で。
日足で高値でのもみ合いに入っていますので、反落リスク。
再度揉みあいから上放れれば本当に強い相場ですが
ECB理事会でユーロ、ドルなどが大きく動くリスクがあるので
ポジションは綺麗にしておきます。
豪ドルドル0.7847ロングは0.7948ドルで。
上値追いの展開が続きましたが、同じくイベントリスクに備えます。
先月のECB理事会では景気の下振れリスクの文言は削除したものの、
「必要なら債券購入プログラムの拡大延長を行う」という文言は温存。
ドラギ総裁はこれまで、緩和を継続するハト派的スタンスを貫いていましたが
6/27のECBフォーラムで突然のインフレへの言及によって
欧州金利が一斉に上昇しユーロ買いが進みました。
いよいよ欧州も緩和縮小に踏み切る時期が近いとの思惑が広がったのです。
今回は「必要なら債券購入プログラムの拡大延長を行う」部分が
削除されるとの見方が有力ですが、、、、
実は、市場の過剰期待をけん制するために温存されるとの見方も。
「ECBの政策に関する議論に詳しい3人の関係筋」が
ECBは量的緩和を終了する時期を明言することに消極的である、と
一部メディアが報じています。
関係者らによると、現時点ではいかなる決定も下されておらず、
議論は現在も続けられているということですが、
果たして、市場の思惑通りに今回20日のECB理事会で
金融政策の正常化に向けてあらためてタカ派トーンが示されるのか否か。
これが試されるのが、今日のECB理事会となります。
他方で8/30日のジャクソンホール会合に3年ぶりにドラギ総裁が出席することが
報じられており、今回の会合ではなく、ジャクソンホールで緩和縮小への
言及があるとの見方もあって、今日は意外と期待外れとなるかも。
その場合、ユーロの急落リスクよね。
短期的にはユーロショートに妙味あり、かもしれませんが
会合の中身が解ってからでも遅くはないと思います。
中長期的には、ジャクソンホール会合や9月ECBでの緩和縮小の思惑へと
思惑は継続しますから、ユーロは買いです。
急落をうまく売りで取れなくても安いところで拾うスタンス。
逆に今回思い切りタカ派会合となれば、
ユーロは更に上昇するかもしれませんが、
IMMの通貨先物ポジションで投機筋らの動向を確認すると、
先週7月11日時点でのユーロのポジションは買い越しが8万3788枚にも
積みあがっています。
(買い越し=買いポジションと売りポジションを相殺し、買いが多い状態)
これは2007年以来の高水準に迫っており、10年ぶりのレベルにまで
ユーロ買いが膨らんでいるということ。
こうしたポジションが一度整理されないと
さらなる上値は難しい気がしますけどねぇ・・・。
ドル円もIMMポジションでの円ショートが大きいのが上値が重い一因かも。
ちょっと怖いけどドル円ロングだけ継続。
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