2017年8月2日水曜日

このチャートは、NYダウ(青ダイン)とドルインデックス(ろうそく足)。

今年の4月くらいまでは比較的順相関で、ドル高、ダウ高だったんだけど
ここ3か月は、「ドル安、ダウ高」という完全なる逆相関。

しかし、ここまでワニの口みたいに逆相関になりますかねぇΣ(゚Д゚)

さすがにこれが閉じる(ダウ下落、ドル高)という相場が
そう遠くない先に起こるような気がします。
あまりにこれまでの教科書的な値動きと異なっていますよね。

何が起きているかというと、単純に、これまで米国は4回利上げをしてFFレートは1%、
いわゆる正常化ラインになんとか到達。(1%は正常化と呼べないという指摘もありますが)

ゼロ金利から脱却したことで、ここから先は、引き締め感が強まると思われますが
足元のインフレ指標の弱さから、年内の利上げ思惑が後退しており
金利上昇の警戒がなくなったことで、ドルへの資金流入がストップした半面、
債券利回りが上昇しないなら、益回り的に妙味がある株式市場に安心して
資金を置いておける、、、ということですね。

この流れは、今週末の雇用統計くらいまでは続くのかもしれません。

ドル安なので、ドル円相場では円高圧力が強く、さすがにクロス円相場も息切れ。

今夜は7月の米国各社の自動車販売台数が発表されているのですが予想以上の減少と
なったことを嫌気して米国債利回りが低下、ドル円も下落で一位j110円を割り込みました。

110円割れから買い下がろうと思っていたんだけど、
下げ方がじわじわと少しづつなのでセリングクライマックス感がなくて
ここで下げ止まったという気がしません・・・
急落と急反騰があれば、底入れ感が出るんだけど、、、

ということで、ドル円が弱く、クロス円もそれにつれて弱含みの展開を強いられているので
今日は豪ドル円と、カナダ円ロングを損切りました・・・。

高値圏で小さな揉みあい相場を形成していたのですが
どうやら、一度下方向へと落ちないことには上昇できないというようなセンチメントです。

傷が深くなる前に撤退。
現在為替はノーポジ。

ユーロとかポンドを買っているのが正解でした。

円安もテーマになり得るとおもっていましたが、
円キャリーよりもドル安が市場の熱きテーマとなっているようです。

ただ、上記チャートを見ると、ドル安も随分加熱気味のような気がします。。。

今週末の7月分の雇用統計の数字が出たら反転するんじゃないか、、、
ってな気もしますが、
それまでに幾日かこのドル安、円高の圧力に耐えるのは精神衛生上悪い(笑)ので
一度頭を冷やす意味で、ポジションカット。

気になるのはダウ高でもナスダック総合指数が弱くでFANG株は売られています。
典型的な天井のチャート形状にも見えるナスダック指数ですが、、、、
そう思って売ると踏まれる、という相場ですので、安易に売ることもできませんね。

ナスダック安でもダウ高ってのは、米国の産業の構造的な変化でしょうか。
8~9月はアノマリー的にもあまり株高にはなりにくい(円高になりやすい)月でもありますので
やはり、無理にリスクポジションを抱えないでおこうと思っています。

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今日はRBAオーストラリア準備銀行が、予想通り政策金利を現行の1.50%に据え置気を発表。

声明で
「低水準の政策金利が豪経済を引き続き支えている」
「米ドル安を反映して最近の豪ドルは上昇している」
「為替の上昇が現在の見通しよりも経済活動やインフレを鈍化させると予想」

などの文言が追加され、やはり豪ドル売りとなりましたが、
結局買戻しが入り、崩落というほどの相場ではありません。

ただ、なんとなく気持ちが悪い相場なので、ポジションは落としました・・・。

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