2017年9月14日木曜日

ドル円相場は110.50円を超えてきました。
自身のトレードを振り返ると、ずっとロングポジションを持っていて
108円割れで損切りさせられ、ドテンショートに回ってしまった、、、
最後の最後に弱気に転じたあの時が、絶好の買い場であった、という皮肉な展開。

こういう経験を過去何度も繰り返してきましたので、月曜にショートを再び切って
途転ロングにポジションを戻しました。
これまで鉄板であった108円レンジ下限を下方ブレイクし
「テクニカルでは弱気に転じた」ことに執着して、売りポジ持ってたら最悪でした。
まだ市場には戻り売り目線のコメントも多い印象ですが、
米株が今年の高値を超えんとするところまで上がってきていますし
日経平均も19800円台まで戻ってきており、足元では売り方劣勢。

今夜13日はトランプ米大統領、法人税率15%を断固として主張した、との一部報道に
金利が上昇したことがドル高の背景となっているようです。
昨晩12日はムニューシン米財務長官が、
現行35%の法人税率を15%に引き下げる政権公約について
「達成できるかどうかはわからないが、非常に競争力ある水準に引き下げるつもりだ」
と述べたことが好感されたようです。財務長官の口から達成できるかどうかわからない、
というコメントが飛び出したのですからネガティブに受け止められても不思議はないのですが
競争力ある水準に引き下げるつもり、、、というフワッとしたコメントの方に反応した、
ってことは、マーケットの地合いがいいってことでしょうか。

センチメントが悪い時はどんな材料も悪く受け止めますし、
いい時は、この程度の発言でも買い材料にしちゃう。
つまり、マーケットは今、ドルを買いたい気分。リスクを取りたい気分じゃないかな・・・。

米長期金利2%割れリスクは和らいできたとみていいでしょうか。
まだ安心はできないチャートですが、足元では米金利が大きく反発しています。

※米10年物利回り


ということで、ドル円108.30円台ロング、まだ引っ張ります。
短期テクニカル的には一度利食った方がいい水準かもしれませんが、、、


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豪ドルが軟調地合いですが、今日は
豪中銀のハーパー理事が通信社とのインタビューで
利上げへの慎重な姿勢を示したと報じられています。
経済成長が不十分という見方を示したことで、利上げ来たいの後退から豪ドル売り。

それじゃなくても、先週末からの銅価格の下落もちょっと気になりますよね。
これは豪ドルと銅価格の比較チャートです。
ろうそく足が銅価格、先週金曜からの下落が続いています。
青いラインは豪ドルドル。相関性強いと思いません?!


銅価格の下落が続くうちは豪ドル買い参戦はやめておいた方が無難。

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ポンド円ロングは継続ですが、今日は英雇用統計で
5-7月週平均賃金が予想を下回ったことが嫌気されたようです。
失業率は4.3%と市場予想平均の4.4%より強かったのですが、足元はインフレ指標の報に反応。

明日のMPCに注目ですが、CPI2.9%に反応してポンドを買い上げた向きが
利食いを入れているような相場です。

ポンドドルは昨日1.3260ドルの高値超えで逆指値注文がヒット。
1.3327ドルまで上昇したのですが、今夕の雇用統計で失速。
現在1.3197ドルまで下落しています。コスト近辺で撤退・・・・。

143円台でのポンド円ロングはドル円が強いので、継続していますが
明日のMPC前控えて、コストまで下がるような地合いなら利食えるうちに撤退も考えます。

特にポンドドルはチャート的にはもう一度買いたい形なので
明日のMPCの内容見て、ポンド安に妙味あり、と判断すれば再度買うことも考えています。
その前に買うかも、、、。明日の値動き見て、かな。

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