2017年11月1日水曜日


今日の日銀金融政策決定会合から円安が来てます?!

別段注目度も高くなく、金融政策の変更もありませんでしたが、
通貨インデックスを見ていると、円安、資源国通貨安ですね。
資源関連通貨安はまた別の視点からこれがトレンド化していますが、
本日の円安は、日銀きっかけだったように見えます。

※通貨インデックス一覧


何に反応したのか正直ピンと来ていませんが、これかなぁ。。。

黒田日銀総裁の発言の中の
「米欧中銀との政策の違い、他の事情等しければ円安に」
至極当たり前の発言ですけどね。

あるいは出口について問われても、一貫して
「出口政策」の議論は時期尚早だという認識を強調したことが評価されたか。

市場の一部には、そろそろETF購入について変更がある可能性を指摘する
向きもありましたので、それもなかったことが安心感につながったか。

コラム:株バブルの危険、日銀はETF購入再考を=河野龍太郎氏
https://jp.reuters.com/article/column-ryutaro-kono-idJPKBN1CZ0KE

いずれにしても、10/31夕刻から円安基調に戻ってきた印象です。

あ、日本株市場、日経平均株価は▲6銭 2万2011円61銭とわずかに反落
ですが、今日も日銀のETF購入が確認されました。

前引け時点でマイナスなら、後場で購入のスタンスは崩していません。
これがあるので、私は日経平均は売らずに保持しているんだけど、
昨日ドル円ロングを手じまったのはクロス円が弱かったから・・・

結論から言うと、今夕、ドル円ロング再参戦しています。

113.20円超えでエントリー。
https://twitter.com/hirokoFR

日経が下げないことに加えて、ダウCFDも切り返しており
大きな崩れがなさそう、、、と見たために、トレンドは変わっていないと判断。

一昨日、30日のNY市場では
ダウ平均は85.45ドル安の23348.74ドルと比較的大きな下落となったことも
不安材料でした。今夜はすでに反発してるんだけど💦、

30日ダウが弱含んだ背景は

①トランプ大統領の元選挙対策委員長らが米大統領選への
ロシア介入疑惑で起訴される

②米下院が税制改革案に法人税率の段階的な引き下げの導入を検討

→法人税を現在の35%から20%への引き下げることが協議されていますが
「2018年から2022年までの5年間で毎年3%づつ引き下げる案」が検討?!

一気に引き下げられるのと比べるとその効果、インパクトは低下してしまうため
金利低下、ドル売り、株売りに繋がりました。

ただサンダース米報道官はこの報道に対し
「トランプ大統領の方針には段階的な法人税率引き下げは含まれない」と
述べ、これを否定しています。

③ムニューシン米財務長官「超長期債への需要が多く見られない」と発言

市場の一部に期待されていた米国財務省による超長期債発行への思惑が後退。

ただし、これらが本格的米株崩落のトリガーとなるような
サプライズネタではありません。
いいガス抜きになった、という程度なんでしょう。

◇米CNBCによると、トランプ大統領はFRB議長の後任人事を
11月2日に発表する見通し。足元ではパウエルFRB理事が最有力。

テイラー氏ならドル高、とのコンセンサスですので
パウエル氏なら、ドル押し上げ要因にはならないというのも多少は
足元影響しているかもしれません。

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結果、日経ロング、ユーロドルショート、再びのドル円ロングとなりました。

足元カナダが弱いのですが、今日発表された8月カナダGDPが
前月比予想0.1%に対し▲0.1%、前年比予想3.6%が結果3.5%と弱く
カナダ売りが加速しています。

キウイは政治リスクと中央銀行の構造改革懸念で弱気継続。
今日はこんなニュースも。

NZ首相、外国人の中古住宅購入を禁止すると発表-投機阻止が狙いhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-31/OYOJ6J6JTSEE01

アーダーン新首相、結構本気でRBNZ改革をする気かも、、、ってのも
キウイ売りを加速させる一因に。

カナダやキウイショートも興味ありですね。

ポンドは2日のBOEで利上げが織り込まれる過程で上昇している印象ですが
利上げがあったら材料出尽くしで下がるんじゃないかって気がしています。
ただ、今から売るのは怖いので、まだ様子見・・・・

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