Xmasですね。
25日市場が開いているのは日本と中国、中東くらい。
FX取引も東京時間までで、レートが止まりますのでご注意を。
週明け月曜は東京時間、東京勢しか参加していませんので
ほとんどレートが動かないと思います、、、。
先週の特筆すべき動きを整理すると、、、
①ドル円相場、米金利上昇に連れて上昇
材料出尽くしで、成立を見込んで買われた株式市場にSelltheFactの売りが
出るかと思っていましたが、(株下落に連れてドル円も下がるとの予想が多かった)
トランプ、税制改革法とつなぎ予算案に署名 1.5兆ドルの減税実現へ
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/15-20.php
実際には、米長期金利が上昇し、これに連れてドル円相場が上昇しました。
株下落からドル円下落 ではなく、 金利上昇からドル円上昇が正解だったのです。
※米10年物利回り
何故、税制改革法案成立で、金利が上昇したのか。
よくよく考えれば当然ですね。
1兆5000億ドルもの大幅減税です。30年ぶりの。
減税ですから、税収が減った分、財源どうするの?!ってことになりますね。
おそらく米財務省は国債を増発するだろう、ってことで、
増発によって国債の流通量が増えればその価値が薄まります。
需給が緩む、ってことですね。
価値が薄まるんだったら、国債売りだよね、ってことで、
国債が売られて金利が上昇する、ってことが起きたんだろうと推測されます。
実際、先週はドイツ政府が2018年に30年債を増発するとの方針を示したことで
ドイツの長期債利回りが上昇し、ユーロが上昇しました。
同じことが米国債でも起こるだろうという思惑が金利上昇を引き起こし、
これが、ドル円の上昇に繋がったということです。
だから、ドル円上昇とユーロドル上昇という何とも不可思議な動きが起きたのね。
これが、今後のトレンドになるか、、、はわかりません。
このまま米長期金利が上昇すれば、米株が崩れるリスクもあり、
連日で史上最高値を更新し続けた米株に大調整が来るならば
ドル円相場も崩れる可能性は否定できず、、、
どの程度までの米金利上昇が許容できるのか、が焦点ですが
トランプ大統領誕生時のラリーでの米長期金利の高値が2・6%だったことを思い返せば、
2.6%くらいまで米金利が上昇しても株価にそれ程の打撃ではないのかもしれません。
2・6%まで米金利が上昇した時のドル円相場って118円台まであったわよね。
2016年12月のことです。となると、米金利上昇もトランプラリーの時の高値レベルまでなら
米株が崩れることはなく、ドル円相場も118円程度まで上昇する可能性がある。
ただし、今年3月に米長期金利はWトップを付ける形でサイド2・6%まで上昇したんだけど
その時にドル円相場は、それについて行けなくて115円台が精いっぱいでした。
だから、今回も米金利上昇も115円台が精いっぱい、、、、となるかもしれませんが。
でも、114・50円を超えると長く続いたレンジの上方ブレイクなので
勢いがついて118円台っていうのもありかな?!
どちらにしても、ここからは、米国の債券市場、金利動向が重要です。
減税で国債増発があるのか、そしてその場合金利が急騰する可能性は。。。。
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②先週はユーロも動きました。
前述したように、ドイツが30年という超長期債の増発を発表したことと
ドイツ連銀総裁のバイトマンがECBのQE終了期日設定呼び掛けたことが背景で
ドイツ長期金利が上昇、これに連れてユーロが買われるという動きがありましたが、
21日投開票のスペイン・カタルーニャ州議会選挙で、独立支持派の3党が
過半数議席を確保したことが嫌気され、ユーロが急落する場面も。
(第1党は、独立反対派のシウダダノスが取りましたが、、、)
カタルーニャ州議会定数135のところ独立派が70議席の過半数を獲得しています。
ただ、この問題がEU各地に広がりユーロをさらに弱体化させるかというと、
それよりも、欧州の景気回復を評価する形での欧州への投資が旺盛になるというベクトルでのユーロ上昇の方が強いと思っています。
先般、為替関係者の方々とお話する機会がありましたが
地銀さんの欧州債投資が活発化する流れにあって、これはまだこれから増えそうだとのこと。
そりゃそうよね、2017年はフランスの選挙だとか、このカタルーニャだとか、
ドイツの選挙がリスクとされていて、どの金融機関もこぞってユーロドルのパリティを予想。
それが見事に覆って2017年は1月3日年初がド底でユーロはひたすら上昇したのですが
欧州債とか、欧州株とか、まだまだアンダーウエイトで買われすぎとうことはなさそう。
欧州債投資が活発化するってことは、ヘッジなしならユーロ円上昇圧力です。
ということで、先週飛び乗ったユーロ円ロングは育てていくつもり、、、。
コストは134・25円。
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③興味深い動きとして豪ドル。
IMMの通貨先物ポジション、豪ドルが一気に売り越しに転じています。
先週までは買い残が微増傾向だったんですが、なぜ急に?!
一気に買い玉が減少して、売り越しになったわけですが
それなのに豪ドルが上がってきているという不思議。
モルガンが2018年予想として豪ドルの0・65ドル予想を出してきましたので
買いを手仕舞う動きが加速したのでしょうか。
それなのに豪ドルが上がるという(笑)
米金利も上昇傾向で米ドルが強い傾向にあるはずなのに
豪ドルが強いのはなんなんだろう??
と思って、豪10年債利回りみたら、こっちも結構上がってた。
先週の金利上昇は、米欧豪が顕著だったようです。
明日25日は値動き乏しいと思いますが
Xmasが明けると欧米勢は新年相場スタート。
ニューマネー流入となってtrendが生まれる可能性も大きいですので
年末年始だからと言って気が抜けませんね。
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2017年12月25日月曜日
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