2017年12月5日火曜日

 日経平均は11月9日につけた23382.15円をピークに調整中。

今日12月4日㈪も、111.87円安の22707.16円で取引終了。

ドル円市場が東京オープンから窓開け上昇を見せ一時103円台を回復した
ことを考えると、日本株市場は比較的慎重だった印象。

米国の混乱受けての東京市場の反応はアテにならない、、というか
今後のトレンドの先陣を切るような主体性はありません。
最たる値動きはトランプ大統領誕生の選挙。
日本市場だけで売りこまれ、欧州市場から上昇し
猛烈な株高トレンドを形成したことは記憶に新しいですが、
今回のロシアゲート疑惑の混乱も似たような展開。

ダウは今夜窓開け上昇で、更なる高値更新です。
首つり線に似たコマ足を飛び越えての上昇、
先週末の値動きによって天井となる可能性は否定されました。

法案可決で材料出尽くし、、、というより、
更に減税法案可決を評価、という値動きに見えますね。

減税法案可決なら財源が意識されるでしょうから、国債の増発につながるとして
金利が上昇するだろうからドル高になりやすい、、、
というシナリオで今日ドル高に動いた可能性はありますが、
金利が本格的に上がることを懸念するならば株は売られるでしょうから
まだ、減税法案の上院採決が市場の材料にはなっていないのかもしれません。

むしろ、減税適用となる時期に利益を確定させようという動きが出るなら
年内は米株に利食いが出ない可能性もあります。

上院案では2019年から、下院案では2018年からスタートで
それぞれ採決されていますが、これを擦り合わせなくてはなりません。
クリスマス前、、、早ければ来週にも、との観測もありますが、
減税法案がスタートするのが、来年なのか、再来年なのかって
利益を計上する時期を思案するのに、そこそこ影響があるでしょうね。

どちらにしても年内ではないですから、
年内は米株下がらない可能性もある、ということか。

それにしてはリスクイベントが満載なんですけれど(^^;

リスク警戒で売り向かった向きのショートカバーで上昇が続く
2017年の典型的な上昇のパターンがまだ継続しているんでしょうかねぇ。

今週は8日、米雇用統計というだけでなく債務上限問題も抱えていますし、
今夜5日、あるいは6日にもトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都として
認定することを発表する、なんて報道もありますので
これも、紛争の火種となる重大なリスク。

こうしたリスクイベントを孕みながら上昇する米株、、、
売りが踏まれているとしか考えられませんね。

かといってここから買う気にもなれないので、
米株、そして日本株も今は様子見のまま、、、です。

日本株に関して需給面では11月第3週(13-17日)の海外投資家による
日本の現物株と先物合計の売買が、3463億円の売り越しとなっていました。
(11月2週も900億円超えの売り越しでした)

この秋からの日本株上昇のけん引役は外国人投資家です。
海外投資家の日本株買いが止まったようですね。。。
米株堅調も、ここから日本株を積極的に物色するムードではないですよね・・・?!

米政権、エルサレムをイスラエル首都に承認発表へ 当局者
https://www.cnn.co.jp/usa/35111309.html

米が「首都エルサレム」承認なら「インティファーダ」再開、ハマスが警告
http://www.afpbb.com/articles/-/3153949?pid=19596156


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今日はブレグジット交渉が材料となって動いているポンドが乱高下。

英国のメイ首相と欧州の交渉責任者バルニエ氏が離脱協議で、
合意に近いとの期待でポンド高となる局面があるも
離脱交渉の責任者であるユンケル欧州委委員長が
EUが設定した期限である本日、合意しなかったと報じられて行ってこいで急落。

ブレグジット交渉に一喜一憂の展開。

ポンドドル1.3418ドル、ポンド円150.06円ロングは継続のまま。

ユーロドル1.1850ドル近辺のロングは欧州時間からの下落で
コスト近辺で撤退。

豪ドルドル0・7595ドルショートはロスカットラインまでの戻りはなかったので
何とか継続も、なかなか思うように下がってくれない展開です💦

クリスマスで海外勢は休暇に入る中、流動性が低下してきます。
あまりポジションは持たずに置こうと思っています。

ポンドロングと豪ドルショートのみ。


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