2018年1月10日水曜日

円高です。ドル円相場は111円台へ。こんなに大きく下がるとは・・・。

※通貨インデックス一覧

明らかに円が急伸していますね。

①きっかけの一つは、昨日のブログにも書きましたが
1/9の日銀の買いオペ減額。

もともとドル円のIMM通貨先物ポジションはロングが積みあがっており
手仕舞い売りを呼ぶきっかけとしては、大きなニュースだったと思われます。

円買いの口実与えた日銀オペ減額、金融政策正常化への教訓との声
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-10/P2BM9G6TTDS901

日銀の金融政策の出口が意識されて円高というのは腑に落ちる値動きですが、
1/9のNY市場では「米長期金利が大きく上昇」したのです。

※米10年債利回り

日本国債の金利でなく、米金利です。
マーケットには日銀の出口が意識されたため、世界の金利に影響が及んだ、
との指摘もありますが、個人的にはその解説は腑に落ちません。

(日銀が長期金利をゼロ近傍固定という政策を実施しているため
日本の長期金利がアンカー(重石)となってしまい、
世界の金利が上がらない要因の一つとなっている、という指摘も存在し、
その見方からすれば、日銀の出口論が世界の金利上昇を誘発するという指摘も
わからないでもないですが・・・・)

よくよくニュースをチェックしていますと、
米長期金利が上昇したわけが見えてきました。

中国の「外貨準備を見直す当局者ら」の発言として
「米国債の魅力が減退した」
「米国債購入の減額、あるいは中断を推奨」と報じられた。


というもの。

現時点では、この勧告が採用されたかどうかは明らかではないようですが
中国の外準って3兆ドルを超えており(345兆程度)これが動けば
凄まじいインパクトであることに違いありません。

米債購入減額、停止となれば、金利は上昇します。

この報道受けて、マーケットはその可能性を先取りせんと動き出し
米債は下落(米金利は上昇)している、ということです。

※このニュースは西原氏有料メルマガ執筆陣の竹内典弘氏や
志摩力男氏の有料メルマガにてタイムリーに配信されましたが
一般のメディアでの日本語の報道はまだ大きくありません。
志摩氏によると、ブルームバーグ報道だったようです。

そうそう、前の債券王の異名を持つ(新債券王はガンドラック氏)
ビル・グロース氏がこんな発言をしたことも話題

債券トレーダーはシートベルト装着、グロース氏が債券の弱気相場宣言
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-09/P2AEHM6TTDS001

米国債の25年にわたる長期トレンドが9日に崩れ、
「債券の弱気相場が確認された」とツイッターでコメントした。

つまり、債券バブルは破裂した、と言っているのね。
金利は上昇する、ということです。

米長期金利上昇。。。。あれれ?!昨年まででしたら、ドル円相場との相関が高く、
金利が上がればドル円相場は上昇していたはずです。

※米長期金利とドル円の比較チャート
 

足元ではまた裂き、、、逆相関です、なぜでしょう。

金利上昇に「良い」も「悪い」もないんですが、
景気が良くなり、インフレ基調となって金利が上がっていくことを
「良い金利上昇」
マーケットで債券が売られることによる急激な金利上昇を
「悪い金利上昇」と定義すると
足元で起こっているのは「悪い金利上昇」です。

だって、中国が米債購入を減額、停止するっていうんだから。
買い手がなくなって債券が暴落することによる金利高は
株式市場にも大きな悪影響となってきます。

しかし、、、その割にはまだ米株には大きな影響が出ていないんだけど(;´・ω・)
日本株は、年始からのロケット上昇の手じまい程度ではありますが
今日は上昇が一服していますね。
1/10は日経平均は53.54円安の23796.45円。

為替市場ではすでにリスク回避的な円高となっています。
このところは株と為替の相関なくなっていますが、
株が下がれば、素直にドル円は落ちるのね・・・・。

やはり2018年は米長期金利に注目ですね。
この動きが一時的なものに終わるのか、あるいは本当に
債券バブルは崩壊し、金利が上がっていくのか。

これまで、低金利が長期化していたことが、株式市場への資金流入を呼び
株高のトレンドを継続させてきましたので
金利上昇は株高の終焉にもつながるのです。

インフレによる緩やかな金利高なら歓迎ですが、、、、

中国の出方に注目です。

また、Twitterで広瀬隆雄氏からご教授いただいたのですが
https://twitter.com/hirosetakao


中国人民元のレート決定方法の変更のニュースが
足元のドル下落の背景という指摘です。


指摘されるまでノーマークでしたが、このニュースですね。

中国人民銀、市場との関係修復に動く-元の中心レート設定方法見直し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-10/P2BCUX6JIJUQ01

またしても通貨安競争勃発?!

広瀬氏の指摘がなければ、見落としてしまう、、、といいますか、
このニュースを読んでも、ドル安を誘引するとは思いもつかなかったと思います。
読み流してしまうというか・・・。

このレート設定方法の見直しの裏にどのような思惑があるのか、
このニュースをパッと見て、そこまで読めれば、もっと相場は面白くなりますね。
まだまだ勉強しなくちゃ~(;'∀')

中国は外準のポートフォリオの見直しや、元の設定方法の見直しをする。

何かが大きく動き始めるのかもしれません。
意外とまたしてもチャイナリスクがマーケットを覆うのかも・・・。

ということで、ドル円相場は111円台ですが、
110円を割り込むと景色が変わります。
日経平均も大きな調整局面入りとなってしまうでしょう。
でも、足元ではまだ、、、このレベルだとドル円はレンジの範疇。
しかしながら、昨年末から年初にかけて大きく上昇してきた
クロス円はかなり大きな調整を強いられました。。。
昨日買ったカナダ円はロスカットの憂き目に。
ポンド円もロスカット。

新年早々、出だしが酷い。。。
クロス円下落はドル円下落が犯人ですが、
ドル円よりもクロス円のロングポジションがかなり溜まっていたための
ポジション整理が猛烈に行われているということでしょう。(利食い)

日経平均のロングは23700円台で利食いで逃げましたが
撤退してからそれほど下がってない不思議・。・

この相場ではキウイドルロングに助けられています。
ドル安なので、オセアニアが意外としっかり。
ただ、豪ドルドルはコストで逃げました。
クロス円トレードの失敗でちょっと自信喪失です。
少し戦略の見直しが必要かな・・・と。

ユーロは年末年始の上昇に対してテクニカル的な手仕舞いが入っているような
値動きですが、この先ドル安がテーマとなるなら、押し目を拾うのもいいかも
しれません。ユーロドル、、、かな。ユーロ円でも悪くないと思うけど・・・。

ここからは、米金利上昇はどこまでか。
その金利上昇にドル円が反応しなくなったという事実は大きい。

日経平均やダウのショートも考えようかなと思っています。
ただ、短期的に、、、ですが。

1年を通じては今年は株高の年になると思っているので
足元の株高の調整じゃないかと。

つまり、米金利上昇もある程度まで進めば、再び米債投資に妙味が出てきて
米債に資金が流入し金利上昇が止まるのではないか、と思ってたりします。

株の年間の騰落アノマリーでは
2月はあんまりよくなかったと思います。
ドル円相場も円高になりやすい時期。
2月底に向けて短期ショート、2月にまたリスク資産を拾うイメ―ジです。
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