2018年1月7日日曜日

リスクオンの様相となってきました。

先週の日経平均は大発会から741円の大幅高。
翌5日も208.20円高の23714.53円と続伸。
1992年以来、26年ぶりの高値水準で連日でバブル崩壊後の高値を更新しています。
次のターゲットは1991年以来の25000円でしょうか。

米株も強い。

というのも、、、世界景気は好調です。

ブラジル、ロシア、インド、中国、英国、ユーロ圏の製造業PMI
https://lets-gold.net/chart_gallery/chart_world_pmi.php

ユーロ圏は速報から変わらず調査開始の1997年来で最高。
英国は4年3カ月ぶり高水準となった11月からは減速もトレンドとしては堅調傾向を維持。
中国は4カ月ぶり水準へと上昇。

米国はISM製造協景況指数を見ます。

米ISM製造業景況指数(PMI)
https://lets-gold.net/chart_gallery/chart_usa_macro_ism.php

12月の製造業景況指数は59.7。市場予想の58.2を上回り、
13年4カ月ぶり高水準となった9月以来の高水準。

つまり、現状において株を売る理由が見当たりません。
あるとするならば「テクニカル的な買われすぎによる調整」くらいでしょうか。

株が天井打ちしてこれまでの上昇相場が終焉する、というにはまだ早すぎるのです。

今、イールドカーブが縮小していることがリスクだと指摘され始めており、
これが株価のリスクといわれていますが、まだその差は0.5%程度あります。

※米10年債と2年債の利回り比較チャート(長短金利差を見ます)


長期金利が2.4%前後で動かない中、短期金利が9月くらいから猛烈に上昇しています。
この価格差が0%となり、逆転すると、およそ1年~1年半後に「リセッション」
(景気後退期)に入ることが、過去3回確認されています。
※リセッションは2四半期連続GDPがマイナスとなることを指します。

ではこれが、株価にどんな影響を及ぼすのでしょう。

※イールドカーブと株価、リセッション期チャート


https://www.clickkabu365.jp/pr/kabu365_pr4_005.html

ちょっと古いデーターですが、過去のリセッションのパターンを見るためには
大変参考になるチャートですね。

~銀行が短期金利で資金を調達して長期金利で投資をするため、短期金利と長期金利が逆転すると逆ざやになるからです。銀行がお金を貸し出さないと、世の中にお金が回らなくなり、経済が悪化します。いわゆるリーマンショックの時も1年半ほど前に長短金利が逆転しています。

ポイントは、長短金利が逆転してすぐにリセッション入りするわけではないということ。
1年近く「後」になります。
ただし、株価は長短金利が逆転するタイミングには天井打ちして
リセッション入りするまでの間、かなり大きな調整を強いられますね。

このサイクルから、株価はイールドカーブが0になるまでは下がらないと思われ、
それまでは最後の上昇を取りに行くほうが妙味あり、という気がします。

イールドカーブが0となり逆転し始めたらショートです。
リセッション入りするまで売り継続。
この戦略が「ダウインデックス投資」には有効ではないでしょうか。

今からダウショートはまだ早すぎる気がしますね。

ということで、米株が堅調なうちは日本株もまだ上昇すると思われ
2018年は春先、セルインメイが意識される5月前くらいまでは
上がるのではないでしょうか。

だって、経済指標は絶好調なんだもの。

ということで 23300円台で買った日経平均ロングは
25000円目指してロング継続とします。

ただし、2月はアノマリー的に弱い時期。2月底という言葉もあります。
ということで1月中はロング、どこかで利食って2月の安値があれば再参戦、
というイメージでしょうか。

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それから、ドル円相場も上昇してきましたね。
雇用統計がさえない数字であったために、NYクローズに向けては下落していますが。

米・12月非農業部門雇用者数:+14.8万人(予想:+19.0万人、11月:+25.2万人←+22.8万人)
平均時給:前年比+2.5%(予想:+2.5%、11月:+2.4%←+2.5%)
失業率:4.1%(予想:4.1%、11月:4.1%)

ドル円が年末年始に円高になるかな、と思っていたのですが
落ちなかった…だけでなく、株高に連れてクロス円が上昇してきたことに
つれ高となって上昇してきちゃった。

とはいえ、レンジの範疇ですけどね。

リスクオンなら「ドル安、円安」なんです。
つまり、ドル円はレンジです。
リスクオンでFXトレードする場合は、クロス円のロングでしょう。

ドル安なのでストレートでユーロやポンド、資源国通貨などが上がり、
円安なので、ユーロ円やポンド円、豪ドル円、カナダ円などが上がる。

どちらの側面から見ても上がるのがクロス円ということになります。
ちょっと前まで株価下落に警戒し、ドル円が下がると思っていたので
ドルストレートロングがいいと思っていましたが
株が強く、リスクオンの様相となってきましたので
ここからはクロス円物色することにします。

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クロス円で注目しているのはカナダ円とポンド円です。

まずカナダ。
先週末は米雇用統計より、カナダの雇用統計の方がインパクトがありました。

・カナダ・12月失業率:5.7%(予想:6.0%、11月:5.9%)
・カナダ・12月雇用者数増減:+7.86万人(予想:+0.20万人、11月:+7.95万人)

前回11月分も雇用者数は8万人増(単月としては2012年以来最大)
今回12月分もおよそ8万人増です。

景気がいいんですね~。

カナダ円のチャートはこの上昇。

※カナダ円日足


※カナダ円週足 


週足だと逆三尊形成からの上昇に見える。

この勢いだと、カナダ円は100円を目指すのではないでしょうか。

世界好景気ということであれば今年は資源価格が上昇しそうですが
カナダは世界有数の資源大国。
世界1位の産出量を誇るカリウム、3位のアルミニウム、4位のニッケル。
そしてゴールドは世界5位。60種類以上もの鉱物資源が採掘されています。

金も足元で上昇してきました。
ニッケルはEVのリチウムイオン電池部品に使用されるほか
アルミは自動車軽量化に使われ、EVシフトの買い替え需要が旺盛であれば
アルミ需要も伸びると思われます。

ということで、資源上昇もカナダの景気にプラス。

金融政策は、というと、、、、

昨年年12月6日の金融政策会合で政策⾦利は「1%」に据え置かれたものの
2017年は7月と9月の2回利上げしています。
つまり、カナダは今利上げサイクルにあります。
ちなみにリーマン前のカナダの政策金利は4%。

12月声明文では、非常に⼒強い雇用の伸びや賃⾦の回復、堅調な消費支出へ言及。
将来的にはおそらく利上げが必要になるだろうとしています。
利上げを継続する姿勢を示しました。

ということで、今年カナダは何度か利上げすることが予想されます。
次回は1月17日に金融政策会合があります。
ここに向けてカナダ円がおいしいと思います。

チャートもいいですし、日銀はゼロ金利政策継続ですので
カナダ円は押し目買いでいいでしょう。
今週は押し目を拾いに行きます。

◆そしてポンド円

英国も昨年11月に利上げを実施しました。
英国の利上げは2007年7月以来10年ぶりとのことで話題となりましたが、
9人の委員のうち7人が利上げに票を投じる圧倒的多数での決定。

英国はブレグジットの影響でポンドが売り込まれた影響で
ポンド安が輸入インフレを招いています。
このインフレに対処するための利上げですね。

ブレグジット交渉とか、その影響による景気への懸念は根強いものの
チャートがいいです。ポンド円も。

※ポンド円日足


直近の高値を超えてきました。
テクニカル的に強いと思います。

※ポンド円週足
 

黄色のラインくらいまでは上昇するんじゃなかな~
ということでポンド円を先週152.40円でロングしました。

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ユーロドル1.2025ドルロングは、今週の経過を見て一度撤退するかも。
前回高値を超えられないと一度大きめの調整がありそうな気もします。

豪ドルドル0.7832ドルロングは継続。
キウイドル0.6944ドル、0.7107ドルロングも継続。

今週以降はカナダ円押し目を拾おうと思っています。
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