18日水曜日の米国株式市場は大幅反発、3指数がそろって史上最高値を更新し、
17日の不穏な陰線への不安をかき消してくれたのですが、
今夜、19日㈭のNYダウは結構な下落でスタートです。
これがまたしてもいい買い場となるのか、それとも、
さすがに一度調整入りとなるのか。
ひけてみないことにはわかりませんが、このところのダウの上げ方が
逆Cカーブ状になってきているので
ここからは押し目を拾うのは怖いですよねぇ。
18日㈬の米株上昇は、米アップルが「5年で3500億ドルの投資計画」を
発表したことへの好感でしょう。
トランプ政権の減税法案のもと、アップル社は2500億ドル以上の海外留保金を
米国に戻すことで約380億ドルの税金を支払う一方で、
今後5年間にわたり米国に3500億ドル投資し、
2万人の新規雇用を創出する計画を発表しました。
※アップルの昨年9月末時点のキャッシュと市場性証券の総額は2690億ドル
と試算されています。
米企業が海外に保有する利益を米国内に還流させる際に1回限り適用する
優遇税制「HIA2」(通常:35.0%⇒現金・流動資産15.5%・固定資産8.0%に減税)を
利用するということですね。
380億ドルの納税額から15.5%の税率で逆算すると、
アップルの海外滞留利益のほぼ全てが米国内へ還流する計算だとかで、
他のハイテク大手からも同様の発表があるのでは?!と期待が膨らんだ模様。
新たなドル買い材料となる可能性が?!
ということで、昨晩はドル高となったようですね。
ドル円相場は111.50円近くまで戻りを入れています。
また、こうして米企業が米国内へと投資し、雇用を拡大させることで
米経済が成長、GDPを押し上げるとみられ、あるいは戻した資金で
自社株買いも旺盛となるだろう、というような思惑から米株が上がったわけですね。
しかし、今夜、19日の米株は結構大きめの下落となっており、
どうも、これ以上買い上げる材料がないと燃料切れ、、、というようなムードも
感じないわけではない、、、、。
ドル円相場も111.50が重く24:00過ぎに再び110円台へと下落しています。
そもそも、米株が上昇していたのに、
18日㈭の日本株市場で日経平均は嫌な下げ方をしています。
※日経平均 左が15分足 右が日足
14:00過ぎから怒涛の売りが出て急落。
日経平均は日足では「包み足」示現。
http://www.stock-traderz.com/chart/rosoku_tutumisen.html
14:00過ぎからの日経の下落を見て、個別株ロングをほとんど手仕舞いました。
日経CFD,ダウCFDは様子見です。。。売りが踏まされる展開が続いているので
売りから入るのは怖いんですよね。別に売る材料が出てきたわけじゃないし。
テクニカル的なサイン、、、兆しがあるというだけで売るのはリスキーかな(^-^;
ただ、個別株ロングを一掃しておいた方がいいような気がしましたので
今リスクポジションは極力少な目です。
株がもし、大きく調整するようなら、ドル円が下落し、クロス円も下がるかな。
その場合、ユーロ円とポンド円のロングポジション逃げないとね。
現状ではまだ全ポジション継続です。
ドル安のトレンドが継続しそうなセンチメントですので
ドルストレートでユーロ、ポンドロング。
クロス円でもユーロとポンドロング中です。
※クーレ欧州中央銀行(ECB)理事
「ユーロ圏経済は拡大しており、もはや回復ではない」
このところ欧州要人からユーロ高牽制発言が相次いでいましたが、
この発言はタカ派ですので、ユーロには押上材料。
NOTE
※12月の米住宅着工件数 年率換算で119万2000件(前月比8.2%減)
12月の建設許可件数 前月比0.1%減 130万2000件で予想を上回る。
※米1月フィラデルフィア連銀製造業指数 +22.2(予想+25.0 前回+27.9)
※12月豪雇用統計 新規雇用者数が3万4700人増(予想1万5000人増を上回る)
ただし正規雇用者数の伸びが前月から鈍化、失業率が弱い内容で豪ドル買い続かず。
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