2018年2月4日日曜日

ダウが666ドル(四捨五入して)安もの大幅下落。
9年2カ月ぶり下げ幅を記録です。

※ダウ平均日足


指摘されているのは止まらぬ米長期債利回り上昇。

※米長期金利(10年債利回り)一時2.85%へ


米1月雇用統計が良かったことで、米国の年内利上げ回数が
3回ではなくて4回あるかも~という思惑が広がったという指摘もありますが・・・。

NFP 前月比プラス20万人 
平均時給前月比2.9%増 2009年6月以来の大きさ


予想を上回る強い内容でしたので、金利上昇に拍車がかかったのね。

これでドル高です。ドル円相場は久しぶりに大きく上昇してました。

※ドル円日足チャート


この日2/2は東京時間に日銀が指値オペで日本国債長期債利回りはゼロ近傍固定を
改めて示したことで、昨今市場で期待と思惑を強めている日銀の金融正常化、
出口論を封じ込めた格好。

日銀、指し値オペと国債買い入れ増額-長期金利の上昇抑制狙う
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-02/P2D83G6JTSEE01


これで、日本の金融緩和長期化が改めて確認されたってことで
雇用統計で米金利上昇すると「日米金利差拡大」思惑が再燃し
ドル円相場が上昇した、という説明は腑に落ちますね。

ここだけ見ると、正常な相場にも見えますが、、、

米株があれだけ下がっても、ドル円相場が崩れないというのには少し驚きも・・・・。

リスク回避相場ではない、というのでしょうか?!

う~ん、ドル円相場は難解なので、ちょっと置いておきましょう。

株価の下落が、果たして米金利上昇のせいなのか?!という点について
気になる材料を発見したのです。

中国複合大手の海航集団、債務危機に直面 昨年末で11兆円負債 2018/01/16
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3219324

~16年と17年に、米ホテル大手のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスや欧州金融大手のドイツ銀行の大量の株式を取得し、筆頭株主になった。

~昨年中国金融監督当局が海航集団を含む一部大企業の海外投資リスクを規制強化した結果、各社の債務問題が浮上

~海航集団の総負債が1000億ドル(約11兆1000億円)

~同社CEOは「所有する海外不動産の売却に着手している」
売却対象は米、英、豪などの各地にあるオフィスビルやレジャー施設だ。


何故突然中国民間企業の話が出てくるかというと、その負債額の大きさ・・・。
そして、海外資産を売却し始めているという点。

中国海航集団、1-3月に約2580億円の流動性不足に直面も-関係者 2018年1月30日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-30/P3CST26S972S01

この1-3月に社債の償還が2580億円程度あるものの
不足する可能性がある、と債権者らに伝えている模様。

早速、資産のキャッシュかが始まっているようです。

海航集団、スペインのホテル企業株売却へ 2018/01/23
https://www.nna.jp/news/show/1715787

海航集団、深まる不透明感 資金繰り不安、株価急落 2018/1/23
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26040340T20C18A1FFE000/

 
~海航集団(HNAグループ)傘下の上場企業6社が相次いで株式売買を停止
だそうです・・・。

そして、、、同社がドイツ銀行の筆頭株主であるということが懸念材料のようなのです。

ドイツ銀、試される再生 中国資本などが多額投資 2017/5/19
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO16591640Y7A510C1EE9000/


これは昨年5月のニュースですが、ドイツ銀行の筆頭株主が
この海航集団なんですね。

ということで、彼らがドイツ銀行の株を売却なんかしたらどうなります?!
再びドイツ銀行が抱える債務に懸念が持ち上がるかもしれません。

ドイツ銀行のCEOはこんなことを言ってます・・・。

ドイツ銀クライアンCEO:将来の合併、可能性排除せず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-02/P3JAY4SYF01S01

業績が思わしくないことがドイツ銀行の株価を下落させている、と
思われていましたが、

ドイツ銀、17年最終赤字680億円 3年連続 米税制改正響く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26478010S8A200C1FF8000/


米税制改正云々じゃなくて、筆頭株主である中国資本に問題が生じていることが
株価下落の要因じゃないか、って指摘が出てきているということです。

※ドイツ銀行株価


ドイツ銀行はデリバティブ残高が甚大で債務問題から売り込まれていましたが
2016年ようやく 9.6ドルで下げ止まっていました。
ちなみに下落前、リーマンショック前の最高値は91ドルです(;'∀')

月足チャート見ると、再下落開始に見えますね。

※ドイツ銀行 月足


ドイツ銀行が再び債務問題がクローズアップされて破たんリスクが出てくると
やはり世界の金融市場に影響がないというわけにはいかないでしょう。
2016年当時ドイツ自体のGDPが4兆ドル程度であるのに
ドイツ銀行のデリバティブ商品は75兆円もあるとされていました。
現在はどうなっているんでしょうね。

ということで、中国発のドイツ銀行リスク再燃が再びリスク回避相場に
繋がっていく可能性が出てきているんじゃないの?!
という見方もできないではない。

世界の株価も急落しましたね。

※世界の主要株価インデックス 特にDAX下落がすさまじいでしょ・・・



これで、リスク回避につながらないというのは考えにくい値動きですが、、、
通貨インデックス一覧を見てみると

※通貨インデックス一覧


小さな動きではありますがドル独歩高です。
ドル以外全部下落していますね。

つまり「有事のドル買い」が起こっているんじゃないのか・・・。
まだ小さな小さな値動きなんだけど。

そして、リスク回避の場合、円買いも起こるのですが
日銀が金曜に指値オペを実施したことが影響して円買いにはなりにくく
ドル円は不思議な上昇を見せたということじゃないんでしょうか。

これを、ドル円が米長期金利との正相関に戻ったと指摘することは
簡単ですが、そういう正常な相場で見られる事象とはちょっと違うんじゃないか、
と個人的には思っています。

ですから、このまま、リスク回避が続くようなら
ドル円相場は、どこかでまた売り直されると思うのですが、、、

ムニューシン米財務長官、中国の海航CEOと面談していた-昨年6月 2018年2月2日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-02/P3I99Z6KLVRD01


ちょっと気になるのが、この問題の中国企業と2017年6月、
このところ市場を騒がせている米財務長官ムニューシン氏があっているんですね。
わずかな時間であり、その内容は明らかじゃないのですが、、、
もし彼らが米国資産をたくさん買っていたら・・・?!
米国債とか??ひょっとしたら米金利上昇の裏に彼らの存在はないのだろうか。。。

などと、脳内で妄想が広がっていますが、
先週打診買いしたポンドドルは損切まして、
現在はユーロドルショートに回っています。
コストは1.24617ドル。

まだ、チャートからはユーロが大きく崩れそうな兆候はありませんが・・・。

それから、恐る恐るダウCFDを1枚だけ、ショートしています。
26370ドル これは、上記に書いた材料に気づく前に
ちょっとした出来心で売り参戦したポジションです。
2月、くりっく株の証拠金が引き上げられることもあって
もし下がり始めたら、損切の嵐となるリスクがありそう。

ダウは2/5から1枚の証拠金が76000円に引き上げられ
2/19から106000円に引き上げられます。
https://www.tfx.co.jp/newsfile/article/20180131-01
ポジションを多く抱えているという方は、口座の資産と証拠金比率の見直しを。
ボラが上がっていますので、損切のリスクが高まっていると思います。

ダウ平均はどこまで下落の可能性があるでしょうか。

ダウ平均が、チャイナショック時の15000ドル台からの上昇に対して
38.2%押しくらいの調整で終わるなら 22390ドル程度で止まると思うのですが
それに留まらないとすると・・・?!

※ダウ平均週足フィボナッチリトレースメント




上記に書いたリスクが噴出せず、
何事もなかったようにまたダウが買い直される可能性だってありますし、
米長期金利は高くなれば米債投資に妙味が出てきますので
米債が買われて金利が抑制的となる可能性だってある。

だから、リスクをあおるつもりはありませんが、
小さいながらショートポジションを取ってしまったので
ネガティブニュースを拾ってしまいがち・・・。
明日からは気を引き締めていきましょう。


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