2018年2月19日月曜日

米国株は、今回の下落幅に対して61.8%の戻りを達成。
半値以上の反発を見せているのですが、トリガーとなったとされる長期金利は
2.8%台で高止まりのまま。
先日も書きましたが、単にVIX絡み商品で積みあがっていたボラティリティ
ショートポジションの巻き返しによるリスクパリティの売りが発動しただけだった、
という可能性も、現状の値動きだけを見ていると否定できません。

※上段左側がダウ、右側は長期金利 下段左側が日経平均、右側がドル円

Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/

しかし、日経平均は戻りが鈍い。
これは、ドル円相場の円高が止まらないからでしょう。
むしろ、105円台まで円高を見たわりには日経平均は踏ん張っているとも言えます。

しっかし、米国長期債利回り上昇とドル円の逆相関。。。
これでは、日銀の秘策、イールドカーブコントロールも意味がないです。。

さて私はまだ、米株がトップアウトしたのか、絶好の買い場だった
(調整だったのか)は
わかりません。大方の市場関係者が知らないところで、ポジションが積み上がり、
それが猛烈に巻き返されるというようなことが起こる、
という事実を目の前で見せられたので、
まだまだこうした見えないポジションの修正が
どこかで起きるリスクもあろうかと思っていますが、、、。

ここからの市場関係者の見方も大きく分かれています。

1600億ドルの資産を運用する世界最大のヘッジファンド
ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏。

米ブリッジウォーター、日本株のショートに着手
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-15/P47ON46JTSEA01

過去2週間で大手欧州企業株へのショートを急きょ2.3兆円拡大だそうで。。。」
日本株もショートということのようですが、どのくらいの規模かは不明。

古参投資家が警戒、「米株の波乱はまだある」
http://toyokeizai.net/articles/-/209292

米株はたった10日ほどで高値から10%ほどの急落となりましたから、
次のトレンド発生までは上下にもみ合う可能性が大きいと思っています。
金利が高止まりする中で今週もリバウンドが続いて株価高値更新、
とはいかないと思っていますが、かといって再下落するのかどうか、、、
しばらく次の展開までのもみ合い入りを予想しています。

週末17日金曜のダウ平均は 一時230ドル高まで上昇していましたが
大引けは +19.01ドル 25219.38ドルでした。

1月米住宅着工件数が予想123.4万戸に対し、
結果132.6万戸と予想を大きく上回りました。
(16年10月以来、1年3カ月ぶりの高水準)
先行指標である許可件数も7.4%増の139.6万戸、
予想の131万戸を上回っています。

1月の小売や鉱工業生産が軟調だったので、弱気派が
いよいよ米国経済も頭打ちと色めき立ったところに
それを否定する強さを見せた住宅指標。

ところが、大引けにかけて急速に売られてわずか19ドル高にとどまったのは
モラー連邦特別検察官の事務所が大陪審がロシア企業三社とロシア人13を
起訴したと発表したとのニュースによる影響とみられます。

モラー特別検察官、ロシア人13人訴追-トランプ陣営支援で選挙干渉
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-16/P498N86JIJUU01
これまでこうしたトランプ政権スキャンダル、政治的なニュースが
米国株価を揺るがすことはほとんどなかったのですが、
今回は下落の戻り局面でしたので、手仕舞いの材料にされたのでしょう。
ボラティリティは低下傾向にあるものの、まだ値動きは大きいです。
再下落リスクがある中で、週明けのプレジデントデーで3連休前に
リスクポジションを継続保有したくなかっただけかもしれませんが、
割と長いことサポートされ続けてきた25日移動平均線で頭を叩かれて
上髭を付けて反落しそうな形だなぁ、、、なんて感じたりもしれいます。

※ダウ平均25SMA
Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/

ダウショート継続なのでポジショントークですが(^-^;

また、このような見方もあります。

コラム:「バブル崩壊」は大げさ、米成長上振れへ=村上尚己氏
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-naoki-murakami-idJPKCN1G0062

ということで、私、インデックスはショートのままですが、
米株で個別株をいくつか拾っています。

住宅指標でも確認されたように、米国経済は好調で3%前後の成長が続いており、
現在の金利上昇は正常化に向かっているだけ(むしろ今までが低すぎ)。
債券バブルの崩壊が株式市場や実体経済にどれくらい悪影響を及ぼすのか、、、
まだ現時点での見極めは難しいですが、長短金利はまだ逆転しておらず、
トップアウトにはまだ早すぎる可能性も。

ということで、以前から下落を狙っていたAmazonとか
今回ずいぶん下がったコカ・コーラなんかを拾ってます。
Tapestryなんかは今回の急落にも下がっていません。

ダウ平均をショート、個別をロング、ですね。

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日本株は個別をショートしていて、インデックスはノーポジ。
どうしても、ドル円下落が気になって買えません。

西原宏一氏の有料メルマガの執筆陣である竹内典弘氏の日曜配信のメールが
興味深く、ドル円上昇の芽はあまり期待できないかなと思っています。

一部抜粋。

財務省が毎週金曜に公開する前週の「対外及び対内証券売買契約等の状況」では、国内の機関投資家は1月最終週に8649億円を売り越した。そして引き続き翌週、2月1週(2/4-2/10)つまり米雇用統計の翌週、USDJPYが週間で108.50-110.26で推移した週に再び9732億円売り越している。

2017年下半期の大手生保などの機関投資家らの運用計画は、積極的に外債投資を
進めるというもので、ヘッジなしでも投資するというところもありましたが、
2週連続で2兆円近く外債を処分している、ということです。

まず、現状において彼らの買いがドル円を支えるなどと考えてはいけない、
ということはわかりますね。

ここからの考察は、是非メルマガで。

◆そして、米国が望むドル安政策・・・。

米が鉄鋼・アルミ輸入制限を検討-中国は報復留保、貿易戦争リスクも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-18/P4APXT6S972801

商務省がトランプ大統領に勧告した案。
日本を含む全ての国からの鉄鋼輸入に最低24%の関税を適用する措置とか。

まだ提案されただけの段階なので中国は静観の構えですが
この通りに実施されれば対応策をとると報復の可能性を示唆。

ロス長官は、トランプ大統領は特定の目標に的を絞る可能性を示唆しており、
中国、ロシア、インド、韓国など12か国に最低52%の関税を適用、
米国の同盟国を対象から外す案、というのもあるようです。
この場合、日本は対象から外れますが、、、
鉄鋼は4月11日、アルミは同19日までに判断するとされています。

まあ、米国が今年、通商問題に本格着手ということで間違いないニュースで
やはり、ドル安を呼び込む材料ですよね・・・。

しかし、このニュースで16日の米国株に影響が及んでいます。

輸入制限が自動車部品の原材料高騰を招くとの懸念で
フォードが1.4%安、GMが1.8 %安。

米株の個別株物色も銘柄を慎重に選ばないとね。
GMもフォードもダウ構成銘柄ではありませんが、、、。

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ユーロドルが高値越えに失敗してレンジに叩き落されています。
現在ユーロドルロングですが、このレンジ上限をブレイクするのは
エネルギーが相当要る感じかなぁ。。。
コストまで下落するようなら逃げますが、
基本は押し目を拾うチャンスと考えています。。。

※ユーロドル日足

Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/

為替ポジ

ポンドドル1.3897ドルL
ユーロドル1.2359ドルL
85.23円豪ドル円S
86.1円カナダ円S

すべて継続。
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最後に、ほとんど話題となっていませんが(^-^;
中国海航集団とドイツ銀行ネタ続報。
 
中国の海航、ドイツ銀出資比率を8.8%に引き下げ-今後は水準維持へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-16/P47WMJ6TTDS001

ドイツ銀行の筆頭株主である中国の海航集団(HNAグループ)は、同行の持ち分を減らした。海航は積極的な買収戦略を進めてきたが、財務面で厳しさが増している。

海航は2月初めにドイツ銀の出資比率を9.9%から約8.8%に引き下げた。海航の持ち分を管理しているC-クアドラットの広報担当者が16日の電子メールでコメントした。今後はこの水準で持ち分を維持していく意向であることも示した。

C-クアドラットは海航の「持ち株をさらに減らすことは計画していない。海航はドイツ銀にとって重要な投資家であり続ける」と説明した。

先般2/9のブルームバーグ記事にもなっていたのですが、その記事では
「HNAが保有するドイツ銀の議決権は9.2%と、従来の9.9%から低下」
となっていて、ちょっと数字が違うのよね。

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