今夜はダウが比較的大きな下落となっています。
これまであまりトランプ劇場、政治リスクに反応していませんでしたが
さすがにティラーソン氏解任の件が効いている?!
いえ、それでも下落相場というよりはレンジ相場の中での下落ですね。
まだchartは下落トレンド入りというムードでじゃないんだけど、
マーケットは米中貿易摩擦を懸念しているムードも出てきてます。
今夜はダウ構成銘柄のボーイング株が大きく下落しているんだけど
中国との貿易摩擦懸念が強まっている模様。
トランプ米政権が、知的財産権の侵害を理由に、最大で年600億ドル
(約6兆4000億円)の関税を中国に課すことを検討していると報じられています。
前週の時点では、中国からの輸入品のうち
年間300億ドルに相当する製品に関税を課す案が出てきていましたが、
これを倍額に拡大していますね。
今夜下落が大きいボーイング社の中国の売上高は
全体の13%程度を占めるのだそうです。
米政権が最大600億ドルの中国製品に関税検討、IT機器や衣料品対象か
https://jp.reuters.com/article/china-us-idJPKCN1GP339
トランプ大統領は中国に対米貿易黒字を1000億円削減しろ、とも発言しているようです。
米、中国に貿易黒字1000億ドルの削減求める=ホワイトハウス
https://reut.rs/2tPPL9C
まさにジャイアン(゚Д゚;)
それから今夜は米小売売上高の数字が悪くて、これも嫌気しているのかも。
米2月 小売売上高
前月比▼0.1%(予想 0.3% 前回 ▼0.1%(▼0.3%から修正)
自動車除コア 前月比 0.2%(予想 0.4% 前回 0.1%(0.0%から修正)
ダウの今夜の安値はペナントの下限でピタリと止まっています。
この下値サポートした抜けとなれば、大きな下落トレンド発生ですので
その場合はすかさずショートメイクの所存。
これが反発して、ペナント上抜けの可能性もまだ残されていますが
その場合は、すかさずロングの意向。
※ダウ平均日足
でも、下抜けのリスクの方が大きい雰囲気ですね。。。
ナスダック総合指数につれ高となって高値更新は難しいか。
貿易戦争本格化となれば安価な製品が入ってこなくなります。
企業のコストは上昇するでしょうし、米国の家計も直撃するでしょう。
インフレ到来かなぁ・・・。
今夜はドル円相場も再下落となっていて、
クロス円全般ドル円に連れ安となり、円高気味に動き出しています。
これが明日の日本株に影響しないわけがないので、
明日は日経平均が下落すると思われ売り方勝利の展開。
それならば、とユーロ円ショートリベンジ。
131.76円でユーロ円S参戦してみました。
というのも、今夜はECB関係者が出口慎重論を口にしておりまして、
欧州の利上げはかなり後になりそう、、、なセンチメントになったことで
ユーロが売られる局面が。ユーロは思ったより長く上値重く推移するかもしれません。
ECBドラギ総裁が
「資産購入の終了には目標値へのインフレ調整が必要だが、
基調的なインフレは依然弱い。」
「ユーロ相場上昇が今後のインフレ動向への重石となるリスクも」
「政策は忍耐強く、持続的であるべき」
などと発言したほか
クーレECB理事が
「インフレはまだ満足できる水準ではない」と発言しています。
今夜はBTCコインも再下落加速の様相。
BTCコインがS&P500を先行しているのではないか、という相関性を唱える向きもあり
もしこれが何か因果関係があるのなら、米株も早晩下落が顕著となるやもしれません。
やはりすでに米株、日本株ともにトップアウトしてしまったのかな…。
人気ブログランキングへ
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】
※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。
※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。
※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。
以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。