3月最終週です。
27日は権利付き最終売買日ですので、多少はそれ狙いの反発もあろうかと思いますが、
チャートの形は悪いですねぇ。。。日経平均もダウもドル円も。
今週はチャート、テクニカルの悪化からの下落覚悟。
深堀りがどこまであるかを見極める週となるでしょうか。
4月新年度からはニューマネーが外債投資を積極化するとか、
株を新規買いするとか、そういう買いを期待したいところですが
そうした新年度買いを見込んで先回りで買おうという逆張り投資家のロングが
投げさせられる下落というのがありそうですので、
まだまだ値ごろロングする気分にはなれません。
※ダウ平均 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/
三角持ち合い下抜けでショート、戻りを入れるもきれいにレジスタンスで再下落
トランプ、中国製品へ最大6.3兆円規模の関税を課す大統領覚書に署名
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/63-2.php
対中貿易関税賦課に関しては署名したことがそんなにショックだったんでしょうか?
署名とのニュースが米国株の下落を加速させました。
そして翌日23日には中国が128の米国産品計約30億ドル
(約3100億円)分の輸入に
追加の関税をかける報復措置の計画を発表しています。
中国、米の128産品に追加関税計画 米鉄鋼関税に報復
https://www.asahi.com/articles/ASL3R32W1L3RUHBI00V.html
中国「貿易戦争恐れず」 知財制裁へ対抗、米国製品に報復関税
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180324/mcb1803240500001-n1.htm
貿易戦争の様相を呈してきた、、、ってことが影響しているのかしらね。
22日、23日と米株は大きく下落を強いられ、テクニカルが悪化しています。
先週はパウエル新FRB議長デビューのFOMCは思ったよりもハト派との見方が多く
無難にこなしたかに見えたのですが、実はパウエル議長の会見がスタートしてから
株は下落を開始しています。
※パウエル議長FOMCデビュー
そして翌日22日の上記ニュースでドスンと下げてしまって、
皮肉なことに、タイミング的にはFOMC受けて株が下落したみたいにも見えます💦
仮に政治的リスクではなくて金融要因が株下落の背景とするならば、、、ですが
政策金利の利上げペースというより、バランスシート縮小の方が効いているとの指摘も。
※FRBバランスシート推移 足下で資産の減少が顕著になっています。
バラマキマネーが縮小していくと、貸出が絞られてしまい景気が縮小していく、、、
と考えることができるわけですが、このFedのバランスシート縮小ペースも
無視できませんね。
三角持ち合い下抜けでショートしたダウCFDは継続です。
仮に短期的にダウがトップアウトして大調整局面入りだったと仮定すれば
チャイナショック時につけた3点底が起点となる上昇トレンドをフィボナッチ。
この起点は15470ドルあたりですね。
32.8%押しで22300ドル台まで下落。
もし、上げ幅の半値押しがあるなら21046ドルまで下落の可能性。
年内には半値押し水準までの下落があるかもしれません。
くりっく365CFDですが現在はショートしていると、金利が受け取れますので、
配当分が支払いでもあまりショートコストが気にならなくなりました。
長く持っていてもいいかも、、、です。
38.2%押し達成で猛烈リバウンドがありそうですので
その時は買い戻すかな。。。
トランプ政権人事も、地政学リスクの高まりが懸念されるもので
これも、米株下落リスクという指摘も。
ボルトン氏の世界観:イランは爆撃せよ、北朝鮮先制攻撃は完全に正当
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-23/P61X1Z6JIJUP01
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ダウが弱ければ、日経も上がるわけがありません。
※日経平均
同じ時期、チャイナショックの安値からの上昇トレンドのフィボナッチで
日経平均の方はすでに先週末で38.2%押し達成してしまっています。
ダウがまだ下げたりない感じなので、ダウがさらに下がると仮定すると
日経は一足先に半値押し水準まで下落するかもしれませんね。
半値押し水準で19500円台です。
これは、だいたい去年の9月ころの水準で、北朝鮮のミサイルリスクで
冴えなかった相場水準。
北朝鮮のミサイルリスクがなくなったことから上値が軽くなって、
日経平均の16連騰という記録を作る上昇相場が始まったのですが
この記録的上昇に対し全戻し、起点に戻る、ってことはあるかもしれませんね。
5月に米朝首脳会談の可能性が報じられていますがそれがもし実現しなければ、
有事リスクも高いと思われます。リスク後退から買われた相場なら
リスク再燃で元通りってわけですね。
話し合いで済むのが一番ですが、、、さて・・・。
需給でいうと3月2週(3/12~16)海外投資家は日本株を先物・現物合計で
3435億円売り越しています。海外投資家は2018年1月第1週のみ買い越しで
1月2週以降は10週連続の売り越し、
金額総計8兆2065億円の売り越しです、ひゃー。
そろそろ止まるかなぁ、、、とも思うんだけど、、、
というのも、東証の空売り比率は23日金曜日、過去最高の50.3%へ。ひゃー。
これが買い戻されるときには猛烈リバウンドも覚悟。
ただし、ショートカバーによるリバウンドは長続きしないでしょうから、
そのあと新規買いが出ないことには、上昇は短命。
それは、海外勢のショートも同じことですけどね。
売りの買戻しだけではなくて、新規で日本株が買えるのか、、、
ってことがポイントですが
3/23時点で日経PERは12.22 EPSは1687.22
バリュエーションだけ見れば随分割安。
PER12.2倍って、2012年のアベノミクス誕生前の6月のPER11ってのがあったけど
それ以降なかった水準。このころって、ドル円相場80円前後ですよ。
つまりPERはアベノミクス始まって以来の低水準に落ち込んでいるのですが
ドル円相場が80円時代の水準にまで落ちているって、
さすがに売られ過ぎ感があります。
だから、突っ込んだところは買いたいんですけどねぇ、、、
ダウ下落が止まる、あるいはテクニカル的な達成感がでる、ドル円下落が止まる、、、
っていうようなサインが出てこないと、まだ買えません。
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ではドル円。
※IMM通貨先物ポジションではドル円ロングが随分と整理されました!!
3/13 79539枚 円ショート→3/20 21999枚 円ショート
このこと自体は、ドル円の下落圧力(ドルロングの投げが出て下がるリスク)が
減少したと考えてもいいので朗報ですが、
投機筋はこれまでのドルロングを処分しただけにすぎません。
これから積極的に円ロング、円買いを仕掛けてきて、この棒グラフがゼロラインを超えて
逆方向に伸びていく可能性だってあるわけです・・・
というのも、個人が今年の1月からずっと逆張りでドル円ロングしてるんですよね。
個人が過去最大級の円売り、ドル105円割れは正念場
https://jp.reuters.com/article/yen-selling-investors-idJPKBN1GZ0JS
※個人のドル円ポジション Quick集計 店頭FXのドルロングは52万枚もあって
買い越し幅で見ても38.7万枚もある~。
この1月からはひたすらドル円が下落していますので
112円台から買い下がっている格好。
この個人のドル円ロングを狙って、投機筋が円ロングで攻めてくる可能性は
否定できず、105円大台をあっさり割り込んだドル円相場は
100円近くまで下落する可能性は十分にあると思っています。
今週すぐにいくかどうかはわかんないけど。
通貨インデックス一覧を見ると、円高が顕著なトレンドです。
※通貨インデックス
それと緩やかなドル安、そしてポンド高かな。
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それから、ポンドドルを1.4058ドルでロングしていますが
ポジションに都合のいい記事を見つけたので貼っておきます。
コラム:英中銀総裁、再利上げのベストカードそろう
https://jp.reuters.com/article/uk-monetary-policy-idJPKBN1GZ0OW
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2018年3月26日月曜日
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