2018年3月9日金曜日

ECBのおかげでトレードチャンス到来。
ユーロとポンドショートしました。

ECB、資産購入巡るガイダンスを微調整-経済への自信示す

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-08/P59WNO6TTDS101

→「必要ならば債券購入プログラムの規模を拡大する」との文言を削除
→「少なくとも」9月末まで継続-延長の可能性は残す

しかし、この時期にフォワードガイダンスの修正をするとは思わなかったな。
2月に米金利が急伸、世界の株価がトップアウトするなど金融市場が脆弱な印象。
トランプ大統領が仕掛ける貿易戦争の行方にも懸念がある中で、
ECBが動くとは、、、。微調整ではありますけどね。

ユーロ経済への自信を示した、と報道されていますが
ECBは足元の混乱は一過性のものだと思ってる、ってことでもありますね。
もしくは、早めに引き締めの道筋を立てておかねば、インフレが加速し
政策が後手に回るリスクを警戒しているとか?

フォワードガイダンスの修正に踏み切ったことはサプライズであったと思います。
直後ユーロは急騰するのですが、、、、

な、な、なんとユーロ上昇は一瞬でした。
上げた分を削って反落すると、今度は倍返しでの下落です。

※ユーロドル15分足 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


こういう時、ニュースとか材料がタカ派なんだから、ユーロは上がるはず・・・
と決めつけるのはナンセンス。
この材料が出ても、上がらない地合いなら、弱い相場だと切り替えることが大事。

そして、このニュースで買った向きは、思うように上がらずに買値を下回れば
倍返しで売ってきます。やられを取り戻そうと買いの損切だけでなく、
新規で売りも仕掛けてくるということね。
だから逆方向に同じくらいの幅下がるんです。

急反落を見て、ユーロ円を売りました。

何故って、日足チャートではユーロ円の方が圧倒的に下落トレンドが明確です。

※上段がユーロドル日足、下段がユーロ円日足  Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


ユーロ円はきれいに大循環分析の帯で跳ね返されて再下落、きれいですね。
ユーロドルのチャートだと、帯が支持線となって反発する可能性のあるチャート。
ドルストレートとクロス円で見比べてみると、明らかに売るべきはユーロ円です。

ユーロドルがレンジでもユーロ円が下がるということは
すなわちドル円が弱い、これから下がるリスクを秘めている
ということかもしれません。

そして、同時のポンドドルもショートしました。

これは日足チャートで上値切り下げ型の下落トレンドがありそうなことと
大循環分析の帯を抜けずに下げてきたという綺麗なチャートだったからですが
ポンドに材料があったわけじゃなくて、ユーロドルの乱高下に連れて
同じように乱高下していたんですね。

※ポンドドル Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


同じように、ECBのフォワードガイダンス発表の直後、ユーロに連れ高となった後に
反落開始となったので、上昇前の安値を割り込んだあたりでショートしました。

ファンダメンタル的な材料は一切考えていません。
フォワードガイダンス修正でもユーロに上がる力がないのなら
ちょっとポジションはユーロロングに偏り過ぎているのかもしれませんね。

ユーロドルはそれでもレンジ内での動きだとは思いますが、
ポンドドルは3/1の1.3711ドルの安値を割り込んだら結構大きな下落が
ありそうな気もするんですが、、、、。

ポンド円もいいかな、と思うんですが、欲張らずに。

コストはユーロ円S 131.15円。
ポンドドルS 1.3861ドル

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日経平均CFDを21673円と、現在の高値付近で買っちゃいました・・・。
明日がSQですが、波乱は今週前半で峠を越えた印象。

今夜はダウもこじっかりですし、昨日書いたように、コーン氏辞任でも
マーケットがあまり過剰に反応していない地合いの強さが気になります。

ダウと迷ったんだけど、、、、
円高リスクは払しょくできないのもわかってるんだけど
なぜか日経を買ってしまった。。。今アゲインストです(;´Д`)

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◆邦銀が外債売り加速、2月は3.5兆円 17年4月以来の大きさ
https://jp.reuters.com/article/bank-foreign-bond-idJPKCN1GK0D6
こんだけ売れば円高にもなるわよね。3.5兆円ですよ。
(そのうちどれだけ為替市場で円転されたかはわかりませんが)

予想外の米金利急伸で3月期末に向けポジション整理を余儀なくされた格好だと
推測されますが、ずいぶん計画と違うストーリーじゃない。
2017年下期は外債投資をヘッジなしで積極投資の計画と大手機関投資家は
公表していたのですが、、、、こうした外債の売りは大手ではなく
ディールに失敗した中小、あるいは銀行勢という話。
記事中にも、生保はオープンで平準買いを続けたとの見方が多いとありますね。

期末に向けた対策の一環だとするならば、こうした売りはそろそろ一巡するはず。
売り圧力低下となれば、意外とドル円は105円割らずに反発も大きくなる可能性も。
反発しても、結局また頭を叩かれるとは思うけど。。。


◆【投資部門別売買動向】
海外勢8週間で2.1兆円売り、個人6週間で1.7兆円買う (2月第4週)
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201803080598

海外勢は8種連続で日本株を売っていてその累計売り越し額は2.1兆円ですと。
対して、日本の個人投資家が6週で1兆7033億円買い越し。

海外勢も延々売り続けるわけじゃないでしょうから、
どこかで売りから買いに変わる潮目の変化があるはずですが
いつかな、、、そろそろ、、、と思ってるんだけど(ポジトーク)
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