2018年5月18日金曜日

さて、ドル円はしっかりと上昇してきました。
カナダ円もゆっくりではありますが、しっかりと上がってきています。

特筆すべき話題もないのですが
今日の日経Quickニュースに
足下のドル円上昇の投機筋のスタンス、需給の変化に言及した記事を
見つけましたので簡単に引用してご紹介します。

①投機筋は順張りでドル買いに転じた?!

~「アルゴリズム取引」を手掛ける商品投資顧問(CTA)のような
投機マネーのドルの売り持ち高はほぼなくなり、
ドルの買い越しに転じたところが増えたようだ。

~「CTAのドル全体の持ち高は2017年11月以来となる
買い越しに転じた可能性が意識される」
(野村証券の高田将成クオンツ・ストラテジスト)

②投機筋の資金調達の都合

~ドルの売り持ちを維持すればその分だけドルを借りなければならない。
ドル金利は上昇しており調達コストとなるLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)などの
金利は16日時点で3カ月物が2.3%台に。さらに上がる公算。
ちなみに16日の円の3カ月物LIBORは▲0.02300%。

ドル売りはコストがかかる、というわけね。

また現在、新興国通貨の下落が懸念材料となっていますが
新興国通貨売り、ドル買いもコストがかさみます。
売りにさらされているアルゼンチンやトルコなどの国の金利は
ドル金利をさらに上回る高金利。
基本は機関投資家などのマネーのレパトリによる大きな潮流ですが、
その流れに乗じて投機筋も一緒に新興国売りドル買いポジションを作る際は
かなりスワップ分のコストが重くのしかかってきます。

となると、日本のゼロ金利政策に注目が集まります。

~「調達リスクを避けようと一部を円で借り、
為替スワップや直物取引を通じてそれを新興国通貨に換えている」
(外国証券の顧客担当ディーラー)

~直物部分は
円売り・新興国通貨買いと新興国通貨売り・ドル買いが
同時に発生することになり
結果的に円売り・ドル買いの「合成ポジション」を作ることになる。

と書かれています。なるほど・・・ッ(*‘ω‘ *)

※直物取引とは・・・スポット取引とも呼ぶ。
インターバンク市場の外国為替取引のひとつ。
約定から資金受渡日までの期間が2営業日以内の取引のこと。
一方、約定から資金受渡日までの期間が3営業日以降の取引のことは
「先渡取引」「フォワード取引」「先物(為替)取引」と呼びます。

まとめると、投機筋らのスタンスが円買いから円売りに変化した可能性、
そして新興国通貨下落の流れに乗るための資金調達としての円売り、という
エネルギーがドル円相場を押し上げているという可能性を指摘したもので
腑に落ちる解説だなぁと思いました♪ドル円はまだまだ上があるかも♪

それと、昼間のブログで書いたようにポンドドルの戻り売り狙いでしたが
今日1.3529でポンドドルをショート参戦中。

ポンドドル日足は200日移動平均線で踏ん張ろうと頑張ってますが
力尽きた感が・・・。


週足でもしっかり200週移動平均で頭を叩かれ
移動平均線大循環分析でもステージ変わったっぽいわよね。
 
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