イタリア国債の入札結果が良かったことで安心感、、、 とかなんとか。
ずいぶんユーロが買い戻されました。
そして、昨晩30日(水)のダウは 24667.78(+306.33 +1.26%)
原油価格も大きく買い戻されWTI原油7月物は 68.21(+1.48 +2.22%)
29日には7月にも再選挙が実施されるとの観測も出て大騒ぎだっ たのですが
イタリアのマッタレッラ大統領が、これに否定的な考えを示し、
ユーロ懐疑派のサボナ氏の財務相への起用は見送ること明らかにし たほか、
五つ星運動と同盟が再度、連立政権樹立を試みる動きも出たようで 、一安心?!
ドイツの5月の消費者物価指数が前年同月比で+2.2%と
予想の +1.9%を上回ったことも好感されたようです。
予想の
これで、波乱は収束、、、、なわけないと思いますが、
今日31日は月末のリバランスが意識されているようです。
月末のロンドンフィックスに向けては、 現状のトレンドとは違った動きが
出やすいことに注意しなくてはいけないということなのですが
今回の場合は、ユーロの反騰に注意、ということになりそう。。。 ということで
この月末要因というのも、ユーロ買戻しに拍車をかけていて
全体相場の緊張感を緩めているものとみられます。
そうそう、 株式市場ではMSCIリバランスが意識されましたよね。
※世界的な株価指数であるMSCIインデックス。
世界中の機関投資家が株の国際分散投資の運用をする際のベンチマ ークですが
四半期に一回銘柄構成が見直されます。
組み入れ銘柄と指数から外す銘柄を調整します。
今日31日はリバランスの影響で東証1部の売買代金は約4. 4兆円!!
リバランス、こういう動きが為替市場でもある、ってことですね。
機関投資家などは、投資妙味があれば日本株を買うこともありますし
イタリア国債を買うことだってあります。 もっと日本株買ってほしいけど、、、。
儲かるものなら、国境問わず投資していますが、月末、 あるいは期末などには
ポートフォリオを見直し、資産の組み換え= リバランスを行ったりします。
欧州債保有比率が低ければ欧州債を増やそうとか。
日本株ロングが偏りすぎれば、減らそうとか。
その時に通貨市場での売り買いも発生しますね。
このような動きが、月末や期末にテクニカル的に実施されるため
現状のマーケットのセンチメント、テクニカル分析とは関係なしに
大きく動くリスクがある、ということです。
足元では欧州売り(ユーロ売り)が大きく進みましたので