リスクオフの様相を呈してきた、、、みたい。
トランプ大統領は米国通商代表部(USTR)に、
新たな関税の対象とする中国製品を特定するよう指示した、
とのニュースで円高です。
具体的には中国から輸入する2千億ドル(約22兆円)分の製品に、
新たに10%の関税を上乗せする案を検討するというものですが、
これは中国からの輸入総額の4割にも相当する金額です。
トランプ米大統領は、中国側に不公正な貿易政策を変更する意図がない、
中国の関税引き上げは受け入れられないとして
中国に関して一段の措置取る必要があると、
中国の報復措置にさらに対抗措置で応戦する構え、というわけね。
う~ん。まさにプロレス。
最初の発動期日とされているのが7月6日。
実際に発動するのかどうか、まだわかりません。
これ、本気で実施したら、米中双方の経済縮小でダメージが大きい。
だからホントにやるとは思えない、、、、とも言ってられないと、
泡食ってリスク資産を手仕舞いに動き始めたのが今日の値動きでしょうか。
7月6日ぎりぎりまで交渉は続けられるとみられますが、
そのたびにマーケットが動揺するってパターンが繰り返される?!
※米3指標と日経平均先物
米株の上昇トレンドが崩れたようには見えませんが、
日経平均先物が23000円大台トライに失敗して再下落で嫌な形ね。
気になっていた上海総合指数も、、、
3000Pの大台を思いっきり下抜けて下落してます。
これが豪ドルの弱さの一因でもありますね。
※豪ドル
私が売っているのはカナダドル。
※ドルカナダ 順調にカナダ安、ドル高ですね。
※カナダ円も下がってます=^_^=
ポジション継続とします。
リスクオフで、円高ドル高なんですよね。
※通貨インデックス ドルと円が強いでしょ。
リスクオフのドル高、円高という時は、ドルより円が強し。
円が最強通貨になります。
だからクロス円売りに妙味あり、ですね。
ユーロ円とかポンド円とか、軒並み下落しています。
別にカナダ円じゃなくてもよかった、って結果ですね💦
※クロス円一覧
リスクは米中貿易交渉だけじゃなくて、実はドイツの政治にも。
ドイツは昨年9月に総選挙を実施、連立協議が難航しなんとか今年3月に
メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)と、友党である
キリスト教社会同盟(CSU)が、
国政第2党・社会民主党(SPD)を迎えて、連立政権を樹立しました。
しかし、ここにきてCSU党首でもあるゼーホーファー内務相が
他のEU諸国にて難民として登録された人を国境で追い返す権限を
警察に与えると主張しはじめました。
メルケル首相はこれを拒否。溝が深まっています。
メルケル首相はEUの難民問題を取りまとめてきた経緯から
他国との協議なしで移民規制策を導入するわけにはいかないというわけですが、
結論は6月28、29日に開催予定のEU首脳会議後に先送りされることとなっています。
市場はこの問題がEU首脳会談までの短期間に解決できるとは思っていないようで、、、。
メルケル首相率いるCDUと、ゼーホーファー党首率いるCSUは、
1949年からの長期連立関係にありましたが、ここに溝ができるとなると、
連立政権維持が困難になるとの思惑につながります。
メルケル長期政権の危機?!
ということでドイツの政情不安が、マーケットの混乱につながる可能性は
決して小さくない状況になっているとの指摘もあります。
ドイツのリスク、、、、、そういえば。
ドイツ銀行の株価を見てみましょう。
※ドイツ銀行株
あかーん。
ユーロショートでもよかったかな。。。と思いつつ、
ドルカナダロングとカナダ円ショート継続。
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