2018年6月26日火曜日

注目されていたトルコ大統領選、波乱なく現大統領再選です。

現職のエルドアン氏が勝利宣言 トルコ大統領選・総選挙
https://www.asahi.com/articles/ASL6T22WDL6TUHBI004.html

エルドアン大統領はバラマキ派であり、リラ安、インフレ高進を抑えようと
6/7に政策金利を1.25%引き上げ17.75%に利上げしたトルコ中銀を批判しています。
「大統領選、議会選挙で勝利した暁には、中央銀行を監督して
一段の経済運営掌握に努める」と発言しており、利下げも辞さない構え、、、
ということで、海外勢から見れば
エルドアン再選はリラ安想起なわけですが、なぜか東京市場では
エルドアン勝利宣言でリラが上昇しました。

※リラ円 15分足 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/

しかし、リラ上昇は一時的。日足で見るとこんなもの。

※リラ円 日足


まだまだ買えるチャートではありませんね。
20円割れも想定しておくべきかな・・・。


ただし、リラ安がクロス円下落、ドル円下落のトリガーとなってリスクオフ相場へと
繋がるというシナリオにはならなかったのが幸い。

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しかし、今日の東京市場、センチメントが悪かったですねぇ。

日経平均は 22338.15(-178.68)

先週のダウは119ドル高で、8日続落で打ち止めとなって9日目に反発と
なっていたのですが、、、上海総合が弱いのが気がかりであることと、
ドル円相場が円高基調で推移したことが良くなかったですね。。。

※世界の株価インデックスもこんな感じ・・・。
 上段がダウ、SP500、ナスダック、VIX
 下段が日経、上海、DAX、FTSE 
Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


先週、ネット通販企業への課税強化の可能性が報じられたことで
ナスダック組み入れのIT企業が軒並み下落しており、
ナスダック総合指数の下落幅が結構大きいんですよね。

それから、昨日出ていたこのニュースも、あまりいいニュースではない。

米国、安保上のリスクを理由に中国の対米投資制限を計画

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-24/PAUP0A6JTSI001

中国資本が25%以上の企業を対象に投資制限の検討とのこと。
重要な技術の輸出も規制するとのことで、6月末までに規制の原案を発表予定。
制裁関税に続いて中国の知的財産侵害への対策を強化する意向です。

中国からの輸入品500億ドルに対して7月6日から25%の制裁関税を段階的に発動
しますが、中国による投資規制は、米国企業にとっても痛手です。
短期的には、、、ですが。

長期的には、中国企業の浸食と肥大化に歯止めをかけなければ
米国の危機である、いうことなんだと思われますが、
(あまりに中国は大きくなり過ぎたということでしょう)
しかしながら、こうした強硬な対中制裁的な政策による
短期的なダメージは双方にとってかなり大きいと思われます。
ひょっとすると、ある程度の株価の下落、景気後退は織り込んでの強硬策なのかな、
という気がしないでもないですね。ナバロの本なんかを読むとね。

それから、日本株市場もマザーズ指数がずっと弱いままですし、、、。
メルカリのIPOも全体のセンチメントを好転させるものではなかったようです。

ということで、新興国通貨、コモディティ市況に続いて
いよいよ世界の株式市場にもリスクオフの波が押し寄せてきたようにも見えます。

VIX指数も上がっていますね。

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ということで、為替市場ではリスクオフ、円高基調。

※ドル円 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


通貨インデックス一覧を見てみると、、、あれ、ドル安ですね。
リスクオフならドル高、円高かと思っていましたが、、、

※通貨インデックス一覧


あ、そうだった、今週は6月最終週。
欧米企業の1-6月の半期末です。
為替市場でも特殊玉が出やすい、、特にレパトリでユーロが高くなりやすい時期。
って、昨日書きましたね、確かにドイツリスクが山積しているのに
足下ユーロ高基調になってます、だからドル安か。

この動きは今週いっぱいまでかと思われますので
今週のユーロ高は引き付けてショート参戦したいと思っています。

コモディティ市況は全般冴えないままなので
カナダドル、カナダ円ショートは継続のままです。
豪ドルもショート狙いでしたが、今日すでに下がってきちゃいましたね。
もう少し反発してくれたら売りやすかったのですが、、、
機を待ちます。

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気になったニュース。

ロシアが4月に米債をドカッと売っていたようです。

今回のOPEC会合でも、サウジと共に増産に積極的だったロシア。
経済制裁が続いており懐事情が厳しいと思われますが、
米債保有を半分に減らすとは。

ロシア:米国債の保有ほぼ半減、金にシフト-制裁のリスク考慮
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-24/PAUP0A6JTSI001

ロシア外準の米債はゴールドにシフトされたようですが
ゴールドは足元弱いので、このリバランスが正しかったかどうかまだわかりません。

ただし、長期的には債券の時代の終焉と指摘されており、
債券価格は今後下落し、金利が上昇すると見込まれていますので
米債ではない、ほかの資産に変えるために一時的にゴールドに避難しているだけかもね。

こちらの記事では欧州にシフトの可能性が指摘されています。

ロシアの米国債保有額が5割減した理由 専門家が解説
https://jp.sputniknews.com/business/201806195008661/

ロシア銀行は欧州市場でのこの数ヶ月間にわたる不安
定な状況により安くなった欧州通貨に投資する可能性がある。

となると、ユーロがかなり安くなったので、ユーロを買おうという動きが
今後出てくる可能性もあるわけです。ドイツリスクはユーロ売り、と単純には
いかないかもしれませんね。

それと、米長期金利って、4月に3%の大台に向けて急上昇しましたが、
これってロシアによる米債売却のせいだったかもしれませんね。

中央銀行の外準のリバランスって
いつどのタイミングで出てくるかわからないので、予想ができないのが困る。
特に中国の外準の組み換えなんかは、マーケットインパクトは大きいですよ。。。

ロシアも4月新年度っていう概念で動いたりするのかなぁ・・・。

足下では米長期金利は弱含みです。
どこかが大量に米債を売却しても、だれかがしっかりと買うわけですね。
米債の3%近い利回りは、低金利時代には魅力ある商品ということです。
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