25日月曜の米国株式市場は、ムニューシン米財務長官の
「米ハイテク企業への投資制限は中国だけに限定した措置ではなく、
「米国の技術を盗用しようとする全ての国」が対象になる」との発言が
くすぶる通商問題への懸念に拍車をかけたようで、
NYダウは一時500ドル近く急落したのですが、
さすがに株価急落に配慮したのでしょうか。
ピーター・ナバロ国家通商会議委員長が
「トランプ米大統領の貿易政策について誤解がある」
「(中国資本が25%以上の企業を対象に投資制限の検討の報道に対し)
投資制限の計画はない」とコメントしたことで下げ幅を縮小し、
なんとか落ち着きを取り戻しました。
対中投資制限で混乱、米高官が矛盾する発言 米株は大幅下落
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2018/06/215789.php
今夜26日火曜の米国株式市場では米3指標はそろって小幅反発となっていますが
買い意欲が旺盛とは言い難く、下げ止まっている、、、という印象。
今日はDAXの下落が大きかったですね。。
※主要国の株価インデックス
上段がダウ、SP500、ナスダック、VIX
下段が日経、上海、DAX、FTSE
Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/
ドイツの先行き不安が噴出していますが(一昨日のブログ参照)
今週は半期末ということもあって、通貨ユーロが素直に下がらないですね。
しばらく1.15~1.18レベルでレンジを形成しそうな予感…。
今週は6月が終わるということで月末、四半期末、半期末が重なる特殊な1週間。
世界的にリバランスやレパトリなどの特殊玉が動く可能性が大きく、
大局のトレンドとは逆方向に動く可能性が否定できないので
新規ポジションは取っていません。原油をロングしたくらい。
カナダショートポジは継続です。
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気になるニュース。
コラム:老舗ハーレー、トランプ氏の通商政策に反旗
https://jp.reuters.com/article/harley-trump-trade-idJPKBN1JM059
*EUは22日、米国が打ち出した鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税に対抗してオートバイなど米製品への報復関税を導入。EUに輸入されるハーレーのオートバイの関税は税率が6%から31%に引き上げられた。
*ハーレー・ダビッドソンは25日、欧州連合(EU)向けオートバイの生産拠点を米国から海外に移すと発表した。EUによる報復関税措置を回避するため。
これを受けて、、、
米大統領、ハーレーに「高額の税金課す」と攻撃 生産の国外移転で
https://jp.reuters.com/article/harley-davidson-tariffs-trump-production-idJPKBN1JM1Y2
米国による中国、EUへの関税強化措置は米国企業にとってもネガティブ材料である、
というケースがあることがわかる一件。ハーレーの株価は25日、7%もの下落。
そりゃ、米国株も下がるわけです。
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