米株は、朝起きてみないと(大引けを確認しないと)わかりませんねぇ。
昨日NY時間午前は200ドル超えの上昇の強さを見せていたのに、
引けてみたら(24117.59▲165.52)165ドル安ですって~?!
「トランプ米大統領は中国投資制限について最も厳しい措置を取らないと決定」
との報道で米株が広く買われていたのですが、
その後、クドロー国家経済会議(NEC)委員長が
「トランプ米大統領は中国に対する姿勢を緩めていない」と述べたことで急反落。
トランプ政権の要人らの発言が揃わないの、なんとかなりませか。。。
これじゃ安心してリスクテイクできませんね。
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また、市場が気にし始めたのが「元安」です。
上海総合指数、株の方はすでに3000の節目を割り込んでいますが
※上海総合指数
人民元が2015年8月の突如の元切り下げから引き起こされたチャイナショックの時の
レベルにまで安くなっています。いや、越えてきましたね。
※ドル人民元 上昇方向で人民元安です
「グランドチャンピオン」批判再燃も-人民元安で米中間に新たな緊張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-27/PAZN4U6JTSE801
~人民元はこの2週間で3%下落-中国の対米輸出有利に
政策当局は自ら誘導はしていないものの元安を容認しているという状況のようで
足下で中国当局が人民元安誘導をしているわけではないようですが、
5月に、元安誘導していますね。
基準値通じた元安誘導、新興国通貨に対する元高抑制が狙いか(5月ニュース)https://jp.reuters.com/article/china-yuan-depreciation-idJPKBN1I3129
対新興国対策と記事中にありますが。
足下では対米、貿易戦争に抗戦の構え、と捉えることもできます。
関税かけるの?じゃあ、元安誘導しちゃいますよ。
通貨を切り下げちゃえば、高い関税をかけられても
チャラにできちゃいますよ~ってことね。
関税をかけられた分、通貨を切り下げれば価格優位性を維持できるということで
元安は、中国の対米輸出に有利、米国の対中輸出に不利となります。
中国は常に為替操作国に認定されるか否かが議論され続けていますが
トランプ政権は為替操作国に認定しちゃうかも。
そうなれば、混乱必死。
また、元安が進むと中国の対外債務の返済負担が増加します。
中国の対外債務残高は2017年末時点で1兆7,106億ドル
(約181兆6,800億円)もあります。
2016年末に比べ2,948億ドル増加してます。
対GDP比で約300%を超える規模です。
最終的には元安は
中国自身の首を絞めることになるんじゃないかと思うのですが、、、。
それでも、日経平均は比較的しっかりで、、、
※日経平均
ドル円相場も決してリスクオフの円高が進行しているわけではありません。
ドル円が比較的落ち着いているので、日本株も大崩れとならないようです。
米中貿易摩擦、米国は第1弾の関税導入を7/6としていますので
本当に7/6に実施するのか、投資家らは
そのプロレスの行方を見極めたいのかもしれません。
単純に株とか、商品などのリスク資産を手仕舞って、ドルに換えておく。
キャッシュポジションを高めておく、というだけで、
ドル高になりやすい地合いですね。
今ドルは金利がオセアニア通貨より高いので、
避難通貨として、キャッシュで置いておくだけでスワップ(金利差収入)が付きます。
ドル売りポジションを長期的には保有しにくい状況にまで
ドル金利は上昇してきている、ということですね。
ドル円もなかなか下がらないのにずっとショートしてるとコストがかかるでしょ。
今、投資家らはキャシュポジションを高めている、そしてそれがドルである、
ということなんでしょうね。
※ドル円
今後、中国は緩やかに減速していくのだと思います。
さすがにトランプ大統領もハードランディングは望んでいないでしょう。
米株も崩れてしまうので。
じわりじわり中国を締め付ける過程で中国が原則するならば
やはり、豪州経済も失速していくと思われ、
豪ドルショートを追加しました。
豪ドルドル 0.7359ドルショート。
※豪ドルドル 月足のサポート下抜けとなれば大きな下落の可能性も?!
また、カナダドル、カナダ円ショートは継続です。
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足下で投資家らがリスクを取れない背景は欧州にも。ドイツです。
メルケル首相、移民巡る与党内の対立収束できず-EU会合で打開探る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-27/PAZNDQ6TTDS401
~26日協議したが、移民政策を巡る対立から全く前進していない
今日28~29日EUサミットですが、難民問題がどのように話し合われるのか、
そしてドイツメルケル政権は連立政権を継続できるのか。
今週ユーロに激震が走るかも、、、です。
半期末なのでユーロには手を出さずにいましたが、下がってきましたね。。。。😞
乗り遅れたかな。。
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