2018年7月10日火曜日

先週までの悲観は随分後退してしまったような、、、
9日月曜、日経平均は264.04円高の22052.18円、
終値で22000円を回復するのは6月末以来、6営業日ぶり。

今夜の米株も堅調です。

※日米株価インデックス


米国に狙い撃ちされて340億ドルもの追加関税第1弾を発動された中国の株価
上海総合指数でさえ、買い戻し優勢じゃないの・・・。

※上海総合指数


ショートカバー主体と解説されていますが、これが本格的な買いが戻ってきて
リスクオン相場につながるかどうか。
ひとまず、先週の関税発動でいったん出尽くしで
買戻しが旺盛となっているだけかもしれません。

しかし、為替市場を見ると、週明け月曜は円安が鮮明。
ドル安、円安基調なんですよね。つまり、リスクオン相場にみられる動き。

※通貨インデックス


ドル独歩高の修正がきそう、、、と思っていましたが、
ドル安気味となるなら、ドル円はさえない展開を強いられるはずです。
ところが、今日再び110円後半へと値を伸ばしてきたほか、
ユーロ円や豪ドル円、キウイ円なども強かったですねぇ。

クロス円通貨はどのチャートを見てもまだ結局はレンジですが
ユーロ円が意外とトレンド転換しているのかも。
そもそもドル円は下値切り上げ型のレンジですし、
ユーロドルが下げ止まって反騰しているとするなら、
ユーロ円が妙味ありとなります。

※クロス円一覧


130.50円を明確に超えたら、買ってみようと思います.

ユーロドルロングは継続。

今夜ECBのドラギ総裁が欧州議会証言で、
「ECBは金利が少なくとも2019年夏の終わりまで据え置きを予想している」と
繰り返したことで、若干上げ幅削っていますが、あくまで繰り返し発言ですので
気にしない。

それよりも前に、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が
「マイナス金利は永久的な金融政策ではない」とタカ派的発言を行っていますしね。

今日はそれよりもポンドです、ポンド。
イギリスの政治もゴタゴタしてるのね。

英国のデービッド・デービス欧州連合(EU)離脱担当相辞任、
そして、政権の中核を担うボリスジョンソン外相が辞任を表明。

今日だけで2人も辞めちゃったわ。

メイ首相はソフトブレグジット方針ですので、
ハードブレグジット派のデービス氏の辞任で
はじめポンド買いが旺盛だったのですが
政権の顔であるジョンソン氏まで辞めるとなると、話は変わってきます。

ジョンソン氏はメイ首相が示した離脱後の通商関係を規定する
基本方針に反発していたということですが、
ブレグジット交渉が行方が再び不安視されるとともに
メイ政権への不信からのポンド売りですね。

※ポンドドル15分 


先般、BOEのカーニーさんが利上げに前向きともとれる発言をしていて
ポンドが強含んでいたんですけれどね。。。こういうちゃぶ台返しみたいな
ことが頻繁に起こるのがポンドなので、静観の構え。

※ポンドドル日足 ああ、ステージ転換に失敗・・・。

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