日本株は8/30に23000大台乗せに失敗してから下落が続いており
とうとう22500円台まで下げていますが、
足下、特に9月入りしてからドル円は上昇しています。
※上段がドル円、下段が日経平均 相関性低下中
何故だろう、、、?!
米10年債利回りを見るとわかりやすい。
※上段ドル円、下段米長期債利回り
米国長期債利回りが上昇してるんですね。
どうも、ここ数日は米債利回りとの相関が強いようです。
長期債利回り上昇が何故なのか分かりませんが、、、
米債売りが増えているってことですよね。
先週28日までの1週間は米債先物市場では買い戻しが大きかったんだけど
また売り直しているんでしょうか。。。
米10年債先物市場投機筋ポジション
買い 売り ネット(買い-売り)
7/31 471,702 1,061,830 -590,128
8/7 493,797 1,080,096 -586,299
8/14 485,815 1,184,009 -698,194
8/21 503,734 1,204,248 -700,514
8/28 573,951 1,103,771 -529,820 前週比170,694枚の売り越し減
先週28日火曜までのデータ―が最新なので、
足元の動きは推測でしかないのですが8/21から8/28の期間において
投機筋は米国債の買いを増やし、売りを減らしています。
その結果、ネットショートが17万枚も減っていたわけですが、
ジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演受けて
金利先高観が後退したことによる債券売りの買い戻しだったかと思われます。
これだけポジションが巻き返されても、債券価格(利回り)には左程大きな
動きは見受けられなかったんですけどね・・・。
結局、米債利回りもドル円もレンジの範囲内の小さな値動きです。
単純にM&A玉が出ているだけかもしれませんし、
あまりこのドル円上昇についていきたくはないですね。
ドル円なんか、このところはわずか1円幅程度でもみ合ってます。
ドル円を手掛ける気にはなりません・・・。
今夜大きく動いたのがポンド。
「英独がEU離脱めぐる主な要求取り下げと関係者」
との報道でポンドが跳ねました。
現時点で続報がなくて、真偽不明なんですが、
ソフトブレグジットの可能性ありってこと?!
ポンドは暴れ馬みたいな通貨よね。
急伸後、あっという間に半値くらい落ちてます。
行って来いになるほど売られていませんが、
この動きはハードブレグジットに賭けたショートが踏まれたって感じね。
ポンドが上昇したことで、ポンド円が上昇。
ポンド円が牽引する形でクロス円全般が上昇する地合いとなりました。
これに連れてドル円も若干上がりましたが、ドル円は見事な行って来い。
アルゴが一斉にクロス円ロングに動いただけで、参加しているのは
投機筋ばかり、ということでしょう。
年金や生保、政府系ファンドなどの腰の入った投資家は
こんな値動きに参戦しませんよね。というか、今日は水上紀行氏に
お話しを伺ったのですが、中間選挙まではこうした機関投資家らは本腰いれて
参加してこないんじゃないか、っておっしゃってました。
ようするに、2016年の大統領選の時のように、レンジが続くのでは、、、💦
あと2か月はドル円は動意が薄いかもしれません。
クロス円の方が面白いとおっしゃってました。
確かに、ドル円がわずか2~3円のレンジを続ける中、
ユーロ円は125~132円くらいの幅で動いています。
こちらもレンジと言えばレンジですが7円幅ありますものね。
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さて。9月5はカナダに注目でした。
まずはBOC金融政策委員会。
予想通り政策金利は据え置き。
声明では「NAFTAや他の貿易協議などのインフレへの影響を注視」
金利について「指標に沿って漸進的なアプローチを継続」
予想の範囲内の結果でカナダ売り。
私もそうでしたが、ひょっとしたら、、、のタカ派期待があった分の剥落でしょうか。
あ、すでにカナダロングは損切していますが(笑)
そして米国とカナダのNAFTA再交渉協議が再開されましたが
カナダのフリーランド外相が記者団とのインタビューで
「NAFTA加盟の3ヵ国での合意は可能」との認識を示した模様で、
若干カナダ買いになっています。
7月のカナダ国際商品貿易収支は1.1億カナダドルの赤字
(予想10億カナダドルを下回る赤字幅)
ファンダメンタルズでは利上げしても不思議はないかと思うのですが
NAFTA再交渉の落としどころが見えず、利上げに踏み切れないということかな。。。
ポジションはキウイドルショートとユーロドルロング継続です。
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