ラッセル2000の下落が炭鉱のカナリアである可能性が、、、と
書いたのが10月8日。
ここからのリスクテイクは危険?!気になる3つのチャート
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2018/10/3.html
※この時10/5金曜時点のラッセル2000のチャートは、、、
この時、ラッセル2000のトレンドが切れそう、、、と書きましたが
わずか半月で、トレンド崩壊してしまっています。
※現在のラッセル2000
ラッセル2000は小型株指数。
日本でいうジャスダックやマザーズ指数のようなインデックス。
これが見事に炭鉱のカナリアとなったわけですが、
今週、市場関係者の話題だったのがSOX指数。
24日の急落は2014年10月10日(6.89%)以来、約4年ぶりの大きさ。
※SOX指数 年初来安値更新です
SOX指数=フィラデルフィア半導体株指数は
半導体の設計・製造・流通・販売を手掛ける企業で構成される指数
テキサス・インスツルメンツ、インテル、マイクロン、エヌビディア、クアルコム、
台湾積体電路製造(TSMC)、テラダイン、など全30銘柄。
IoT、自動運転、AI、フィンテックなど第4次産業革命と呼ばれる
新たなテクノロジー産業の成長でこの分野に欠かせない
半導体の重要性や存在感は増してきています。
GAFAと呼ばれるグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルや
マイクロソフトなどなどの製品・サービスは、
半導体技術によって支えられていることを考えると、
この指数の失墜はハイテク、IT銘柄の先行きを示していると言えましょう。
24日の急落のトリガーは23日のテキサス・インスツルメンツの決算。
需要の弱さが浮き彫りに。
※SOX月足をチェック、ああ、この陰線はやばめ、、、、
IT関連銘柄は虚業と呼ばれていたITバブルの時のような
行って来いの相場にはならないと思いますが💦
昨日25日発表されたアマゾンとグーグルの7~9月決算も
最終増益も増収鈍化が失望されて売られています。
これまで米国をけん引してきたハイテクセクターに
手仕舞いの波が押し寄せるとみられます。
ということで、Nasdaqはダウと比較しても
下落スピードが速いですね。
※米ハイテク銘柄チャート 軒並み200EMA割れ
Appleだけ高止まり。エヌビディアの下落が酷いですね・・・。
今週、米国の代表的な株価インデックスはすべからく
200日移動平均線を支えられず下抜けが確定しました。
※米株主要インデックスと日経平均
トレンドランを引いてみても、どれもこれもサポート割れです。
これはもう、、、下落トレンド入りですね。
一方的に下げるかというと、戻りもあるでしょうから、
下値を叩いて売らず、上昇した日に売ることとしましょう。
日経平均CFDロングは昨日の日経800円下落で血まみれロスカット。
はぁぁ、、、リバウンド狙い大失敗。(´;ω;`)
リバウンドなく下がっちゃう可能性もあるんですが
底値を売りたくはないので、戻りを待ちましょう。
それから、いよいよドル円が下がり出すような気がします。
※ドル円日足
株価下落にも、旺盛な実需の買いに支えられて下げないと
指摘されてきましたが、このような相場になると、
旺盛な実需も買いを引っ込める可能性があるぞ!と大倉キャップ。
実需=M&A、あるいは機関投資家らの外債買い
確かに、これだけ株が落ちてくると、今リスクを取りたくないと
様子見に回ると考えるのが自然かも。
米債利回りをチェックすると利回りが落ちてます。
これは米株などのリスク資産から米債に資金シフトが起きている
ということなんじゃないかと推測されますが、
米債利回り低下に、素直にドル円が相関する流れ。
※米10年債利回り
今年はドル円の高値安値の変動幅が9.9円程度で
10円にも満たないのですけれど、いよいよドル年が落ちるのかも。
でも、今下がっているところでは売りたくないですね。
戻りを売るスタンスを徹底しましょう、、、。
ドル円が下落しているので、クロス円が総じて弱い。
私のポンド円ショートがかなりの利益となっています。
ポンドドル、ポンド円ロングは継続です。
人気ブログランキングへ
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】
※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。
※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。
※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。
以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。