なんかめっちゃリスクオンなんですが、10月の波乱はただの調整だった、、
なんて展開もあるんでしょうか。
確かに株式市場の季節アノマリーとしては 今時期に買って
来年の5月前に売れば、勝率はめちゃ高いってのがありますけど、、、
この季節性を無視して戻り売り戦略をとるのは危険かも、、。
だって、米株、主要3指標は軒並み200EMAを回復しちゃってます。
日経だけがちょっと重いかな。
※米3指標と日経平均
テクニカルの悪化を売りの材料にはできなくなってきた、
というくらいの猛烈な戻りを見せていますので
戻り売り一択と決めつけるのはやめようかと思ったり、、、悩みますね。
考え方としては
上院:共和党、下院:民主党というのは予想通りで
波乱がなかったということですがねじれ議会になるということが
経済にどのような影響をもたらすか。
①トランプ大統領の政策がねじれによって通りにくくなる
⇒中間層減税など財政出動を要する政策も難しくなるため
金利の急騰リスクが後退でドル安
⇒金利急騰リスク後退なら、株式市場にはポジティブ
②ねじれによって国内政策が通りにくなるため議会の手続きを前提としない
外交や通商分野で成果を狙う可能性
※早速トランプ大統領は7日、
「日本は何百万台もの車を送り込んでくるのに、米国の車は買わない」と
日本に不満を表明しています。
※すでにムニューシン財務長官は10/13、
日本にも為替条項要求の可能性を排除しない考えを表明していますね、、、。
⇒基本的には日本株安、円高リスクですが、、、、
現在のところ、昨日の米株高受けての反応が大きいようです。
ただし、米金利については、中間選挙受けて一時的に低下するも
すぐに切り返してきており、
市場の焦点はすでにFRBの利上げに移っているとも。
今夜11月FOMCですが、議長会見がないため注目度は低く
市場の関心は12月の利上げ。現状では75%程度の利上げ織り込みです。
本当に確実に利上げでしょう、、、という時には90%を超えるので
意外と市場は慎重な印象ですが、つまり、12月利上げ織り込みが
微妙なレベルであるということは、ここから利上げ織り込みが高まる過程で
ドル高となる可能性がある、ということ。
利上げ実施時直後には出尽くしでまた下がるんでしょうけどね。
ということで、株高を受け、12月利上げの可能性を織り込み始める過程での
ドル高再開の可能性もあるので、ユーロ/ドル相場は、もみもみ。。。
(ユーロドルロング継続ですがユーロ円の方がパフォーマンス良かったわね。)
ということもあって通貨インデックスを見るとドルは気迷い症状、
ハッキリとトレンドがあるのはオセアニア通貨ですね。
※通貨インデックス一覧
今朝NZの中央銀行、RBNZは政策金利据え置きを発表。
声明要旨での注目点は
前回9月時点の「次のOCRの動きは上げも下げもある。」が削除、
新たに「いかなる将来のOCR変更のタイミングや方向性はデータに
依存していることである。」が追加されています。
これをどう受け止めるかは難しいのですけれど、、
6月のGDP上昇は一時的要因によるものである。
引き続き拡大を続けていることを示す企業調査をみると、
最近では軟化する兆候を示唆している。
というような記述もあり、慎重な姿勢が垣間見えるものでした。
NZドルの上昇を歓迎しないということなのかもしれませんが、
まあ、マーケットにはあまり反応がありませんでした。
NZドル/ドルロング継続。
NZドル/円も買いたいのですが、押し目待ちに押し目なし。
ブレグジット交渉で合意期待が高まりつつあるポンドが強いですね。
特にポンド円。
149.70円台というのが長く戻り高値としてレジスタンスとなっていましたが
ここを抜けると逆三尊形成となります。
※ポンド円
今年の下落チャネルはすでに上抜けているとみられますので
黄色の点線の逆三尊のネックラインを超えると
ヘッドからネックラインまでの値幅分上昇すると仮定することが可能。
となると、159円くらいまで10円抜けます!
4度目のレジスタンストライなので、今回その可能性もありそう。
ポンド円ロングも機を見て考えたいと思います。
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