2018年12月26日水曜日

どうやら歴史的な下落相場ですね。

25日火曜Xmasの日経平均は ▼1010.45円 19155.74円 
1000円超えの下落・・・
5日続落でこの間の下げ幅は2300円超え。

12月月間下落率は21日時点9.8%。
このまま大納会を迎えると12月としては
1959年の10.4%以来59年ぶりの大きさだそうです。

日本株だけってことじゃありませんね。
米国発です。

今夜25日は欧米市場はクリスマスで休場ですが
24日月曜イブ(短縮取引)の米株、NYダウは653ドル安で4日続落
21日、24日の2日間で1000ドル下げています。
ちなみにダウ平均はイブには69%という高い確率で
上昇するというアノマリがありますが今年は下落しちゃいました。
クリスマスイブとして1896年の集計開始以来で最悪ですって。

歴史的な下落です、すでにリーマンショック越えといってもいい。

米株下落の理由はいろいろ指摘されていますが
24日の下落が大きくなった背景には、ムニューシン財務長官の言動が。

23日、ムニューシン米財務長官は米銀大手6行の首脳に対し、
市場に十分な資金を供給するよう異例ともいえる要請をした、とtweet。

さらに米財務省は米連邦準備理事会(FRB)や
米証券取引委員会(SEC)などの代表者と
大統領作業部会(PWG)を24日に開くと公表。
PWGは1987年の株価暴落後に発足したもので、これが裏目に出ました。

「銀行関連が中心だった2008年の(金融危機)の再来を
いまの経済リスクと真剣に考える人は誰もいなかった」(クルーグマン氏)
の発言にあるようにむしろ市場の不安をあおる結果に・・・。

10月、パウエル議長の「中立金利には程遠い」というタカ派発言を
きっかけに米株下落が始まり
11月下旬になって中立金利に近付いていると宗旨替えの発言で
12月FOMCのハト派化期待を高めたのに
FOMCでは市場の期待とはかけ離れたタカ派姿勢を貫き
失望を買ったことで下落が加速、
(利上げよりバランスシート縮小について柔軟性を見せなかったことが
失望されたようです)と,
FRBパウエル議長の責任もかなり大きかったと思いますが

加えて、ムニューシン財務長官も過剰な危機対策を
tweetしたことで市場を怖がらせてしまいました。
ムニューシンさんのTwitterもフォローしなきゃ?!ですね・・・

トランプ大統領も無関係ではありません。

パウエル議長に利上げをするなと圧力をかけ続けた結果、
FOMCが硬直化した可能性もあるほか
非公式発言だったとはいえ、
パウエル議長の解任論を市場に広める結果となるような事態を招いた
ことも嫌気されました。
ムニューシンさんの解任の方が先じゃないか、なんて
噂も広がったりしてますね。

マティス国防長官の辞任のニュースも重なったので、
パウエル議長解任論もあり得ないとも言えない、
というムードにつながってしまいました。


こりゃ、トランプラリーで上がった分の全ての値幅を削っちゃうかもね。
ただし、ボラ高いので揺り戻しも大きくなりそうで、師走の忙しい時に安易に
ポジション取れません。。。

豪ドル円、ユーロ円ショートは継続ですが、
新規では何もできてません~💦

明日26日もイギリス、オーストラリア、カナダ、シンガポール、スイス、
ドイツ、ニュージーランド、フランス、南アフリカ、香港市場休場です。
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