12月FOMCが新たな波乱のトリガーとなった、
という見方が広がりつつありますが、株式市場にその影響が、、、。
日経平均は大幅に4日続落。
21日金曜は 363.28円安の20029.30円と2万円割れ目前。
こりゃ今年は、年足で陰線引けになりそうですね。
昨年2017年は秋口から大相場がスタートしましたが、
その全てを失った格好。
※日経平均日足 Wトップ、ネックライン割れですね・・・
来年落ちるとの予想が大半でしたが、予想より早くきました。
だから、まず足元行くとこまでいって、来年はスタート地点が低いために
反発の相場となるやもしれません。
アベノミクス起点からのフィボナッチでは38.2%押しが18241円、
来年は米国ではトランプ大統領3年目で最も株が上がるという過去統計があるほか、
日本も統一地方選挙に参院選、消費是増税とこのまま株が下がってしまうのを
放置するとも思えず、、、(カードは極めて少ないですが)
来年のことは年明けに考えましょう。
まずは足下の相場。
2万円割れはありそうね。
19000円アラウンドまで下げたら、買い下がり方針。。。かな。
まだはっきり決められませんが。
ダウもきれいなWトップ
※ダウ平均日足
FOMCでの利上げ決定の報で最初の下落がきて、
パウエル議長が喋り出したら下落が止まらなくなりました。
市場との対話に失敗したという見方が大勢ですが、
パウエルショック冷めやらぬ中に
米国政府機関のシャットダウンリスク、
ティラーソン国務長官辞任のニュースが追い打ちをかけているようです。
※メキシコ国境を巡る壁建設費が入らないなら
暫定予算案に署名しないとトランプ大統領。
下院が共和党にとられたねじれ議会の弊害が早速出てきました。
本日21日中に予算案が成立できなければ一部の米国政府機関が
閉鎖される可能性が強いわけですが、
トランプ大統領は「政府機関が非常に長期間閉鎖される可能性」
があると警告しています。
※マティス国防長官が2019年2月末に退任する
とトランプ大統領がツイッターで発表(なんでもTwitterですな~)
背景にはこのニュースも影響しています。
BBCニュース - トランプ氏、IS「敗北」宣言 米軍はシリア撤退開始
https://www.bbc.com/japanese/46628981
アフガニスタン駐留の米軍も半減させる方針だと報じられています。
マティス氏はトランプ大統領が独断で決定したと反発、撤退には反対していました。
ストッパーであったマティス氏が辞めることでトランプ大統領が更なる暴挙にでる、
という報じられ方もあるようですが、マティス氏は北朝鮮への武力行使には
反対していた人物ですね。来年あたり、対北朝鮮での圧力が増すかも、です。
今夜はダウ平均さすがに反発しているようですが、
NY連銀ウイリアムズ連銀総裁がテレビで
「経済減速すれば、金利政策と資産圧縮政策を見直す」趣旨の発言を行った模様。
早速、FOMCでの決定に修正を入れてきたわね。
また、クリスマス前のポジション調整の可能性が大きいので安堵せぬこと。
このところ、米国の経済指標の悪化も懸念され始めましたが
(それなのにFOMCがタカ派だったというのはやはり、失敗だったわね)
GDPや耐久財受注にも影が、、、
7-9月期米:GDP確定値:前期比年率+3.4%(予想:+3.5%、改定値:+3.5%)
⇒速報値からの下方修正。
そして個人消費も下方修正です。
7-9月期米:個人消費確定値:前期比年率+3.5%(予想:+3.6%、改定値:+3.6%)
さらに、変動の激しい輸送用機除を除いた
11月耐久財受注は9月来のマイナスへの落ち込み。
11月米:耐久財受注速報値:前月比+0.8%(予想:+1.6%、10月:-4.3%)
11月米:耐久財受注(輸送用機除く):前月比—0.3%(予想:+0.3%、10月:+0.4%←+0.2%)
原油下落も止まりませんし、、、
※WTI原油 日足 OPECプラスの減産合意は全く無視
ということで、足下はまだまだ株価の深堀がありそうですが
自律反発局面も入るでしょうから、ボラにやられないように。
日経、ダウなどの株価インデックスは戻りを売ろうと思っております。
戻りを待ちます。
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ドル円もいよいよ下げだしました。
※ドル円 日足 レンジ下方ブレイク 100SMAも下抜け
ユーロ円ショート参戦していますので、ユーロ円も下がってくれるといいのですが
大きく見るとまだレンジの中。
※ユーロ円日足
124.60円を下抜けしてくれないと本格的下落とはなりません。
ユーロ/ドル相場がレンジなので、こちらが下げてくれないと、、、
※ユーロドル日足
こんなレポートが出た割にはしっかりした推移なので、意外と強いのよね。
ユーロ圏の中立金利はマイナスの可能性=リポート
https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-research-idJPKBN1OI12I
利上げ時期が現在想定されている来年秋からさらに後ずれしそうなニュースですが
それでもユーロはあまり下がらないのよね。
12月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)-6.2(予想:-4.3 11月-3.9)
17年2月以来の低水準
今夜出たこのニュースでややユーロ売りが優勢ですが。
ユーロ円ショートは継続。
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豪ドル円は留まるところを知らぬ下落ですねぇ。
9月と11月安値に迫っているので、一度反発がありそうですが、
※豪ドル円 よく下げましたね。
次に目指すポイントは72円どころでしょうか。
※豪ドル円週足
豪ドル円Sも継続です。
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2018年12月22日土曜日
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