2018年12月7日金曜日

アメリカ、やるわね。。。

先週末のG20 での米中首脳会談では90日の猶予としながらも、
強硬姿勢を緩めたかに見えましたが。
(少なくともマーケットは歓迎し翌日の日米株価は大きく上昇した)

その裏で、中国通信機器大手のHuaweiの最高財務責任者(CFO)
孟晩舟容疑者を拘束していたとは。
場所はカナダですが「米国の要請で拘束」しています。
大々的に報道されたのは5日(カナダ司法当局発表)ですが
拘束された日時を見ると、12月1日ですよ…。

ファーウェイCFO逮捕、米制裁に違反か 米中の新たな火種に
https://jp.reuters.com/article/usa-china-huawei-idJPKBN1O42W6

米中首脳会談の開催の裏で同時進行でのHuawei幹部拘束なんです。
明らかに中国に対する恫喝です。

こんなことは前にもあったわね。

米中首脳会談の夕食会が行われていた2017年4月6日、
米国はシリアに対してミサイル攻撃を実行。
米海軍の攻撃は米中両首脳の会食中に開始され、
トランプ大統領は会食終了間際に習近平主席に、
シリアに対して軍事攻撃を実施したことを伝達した、と報じられました。

「米中首脳会談中のシリア攻撃」が中国に与えた衝撃
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9345

今回も、米中首脳会談の裏で、Huawei幹部逮捕。

米中首脳会談を受けて、米国側からは同j津1日に
中国輸入品2000億ドル相当の関税引き上げは90日間猶予とか
クアルコムのNXP買収に習主席が買収案の再提示で承認の可能性があるなどの
ホワイトハウス声明が出されましたが、

中国外交部からは、2日になってから追加関税措置の回避で合意と発表されました。
回避、、、というのは語弊がありますあね。90日猶予の件や
クアルコムの件などは全く触れられていません。
昨日5日になってようやく90日期限で交渉協議開始との声明を出しています。
ようやく、という感じ。


米中での報道にずいぶん違いがあるなぁ、、、という印象でしたが
中国には、トランプ大統領の任期切れまでのらりくらりと引き延ばしすれば
何とか逃げ切れるという思惑があるという見方がありますが、
もしそうだとすれば、それは甘いぞ!ということを示しているのでしょう。

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当然のことながらマーケットには大きな影響が及んでいます。

日経平均は大幅に3日続落。
そして、休み明けの6日の米国市場も窓開け下落です。

休場前4日火曜ダウの800ドル下落ですけど、
市場では3年債と5年債の利回りの逆転でAIが走ったことによる
リスク回避だとの指摘がコンセンサスとなっていましたが
今日になって出てきたHuawei幹部逮捕案件、実は漏れていたんじゃないか、
って気もしますねぇ、、、、。

世界の株式市場が下落しています。

※世界主要株価インデックス すべて200EMAの下に位置しています


ダウと日経だけを見ているとレンジと言えばレンジなんですけどね。

気になるのが19日のソフトバンクのIPOです。

実害があった方もいらシャッタかも知れませんが、大規模通信障害が。

Huaweiの件があったので、その関連を指摘する声もありましたが
どうやらエリクソンのせいということになっています。

ソフトバンクなど日英の通信障害、原因はエリクソンのソフト-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-06/PJBKCB6KLVR801

Huaweiの件との関係を疑われるワケはこれ。

ソフトバンクがZTEや華為への発注拡大、5G対応機器で(2016年12月)
https://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20161220_00620161220

ノキアがドコモに5G基地局機器を提供、ファーウェイはソフトバンクと5G共同実験
https://wirelesswire.jp/2018/01/63343/ (2018年1月)

12月5日、まさに昨日、ソフトバンクは5G実証実験を実施しています。

ソフトバンク、品川で28GHz帯の5G実証実験
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38610760W8A201C1000000/

通信障害においてHuaweiとのその関係を疑う声を出てくるのも
わからないではないですが、理由はどうあれ、
IPO前にこれだけの通信障害が起こったことが問題。

ソフトバンク障害、総務省「重大事故」と判断
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181206-OYT1T50059.html

実は、今週4日、一昨日にも別件で厳重注意の指導がされているんです。

総務省がソフトバンクに厳重注意 “不適切な端末購入補助”で
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1812/04/news092.html

IPO前に厳重注意があることにも驚いたばかりでしたが
この直ぐあとに大規模通信障害を起こすとは。。。

ソフトバンクIPO、国内・海外で需要申告が売り出し数到達
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-06/PJAQV36K50Y201

すでに需要申告が売り出し総額の2.65兆円に達したとありますので
このままいけば成功裏に目的達成となりますが、
米国が中国にそのシェアを取らせることを許さないとしている
5G次世代モバイル通信において、
米国が排除に動いているHuaweiやZTEとがっつりタッグを組んでいる
ソフトバンクが上場できるのかどうか、ちょっと疑問なんですよね。

英国もファーウェイ排除の決定を MI6長官が警告
https://www.sankei.com/world/news/181204/wor1812040007-n1.html
ニュージーランド政府、5Gからファーウェイを排除。
https://smhn.info/201811-nz-government-block-huawei
5G導入、ファーウェイ排除 豪政府、安全保障上の理由
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180615/mcb1806150500020-n1.htm
日本政府、HuaweiとZTEを入札対象から除外〜情報流出やサイバー攻撃警戒
https://iphone-mania.jp/news-223578/
ここまで来て上場見送りはさすがにないか…。

このソフトバンクのIPOがあるため、2.6兆円全てとは言わないまでも
市場から吸収されちゃってることが日本株の弱さの一因でもあります。
ソフトバンクIPOのために資金を準備するために、他の持ち株を売るという
圧力によって全体相場が弱くなってる、ということですね。

どうも嫌な予感がします(-"-)

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米中関係が再び悪化するとの懸念が広がったことから、
リスク回避ムードが強まる中、円が買われています。

※通貨インデックス一覧


一方で、豪ドルが弱いですね。
中国というと反射的に貿易関係の強い豪ドルが連想されるせいでしょうか。

カナダが弱いのは、オイル生産国であるため原油安が影響しているかと
思われます。豪ドルに比べて下落のトレンドがきれいですね。。。

ということで、2日前に作ったポジション
82.86円豪ドル円Sがうまくいってます。これは継続します。


NZドル/ドルロングはまだトレンドが崩れていないので継続です。
パウエル議長講演から米金利が低下傾向にあり
ドル安がトレンド化しつつありますので、他通貨が上がる可能性。

ただし、豪ドルドルは下がってますね。
これはやはり米中対立のせいでしょうか。

ドル/円相場も112円台ローまで下落してきました。

※ドル円日足


ということで、ドル円、クロス円ショートがよさそうです。

ちょっと前までカナダ/円ショート持ってたんだけどなぁ、、、、
止めてから思い切り下げていますね('Д')

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