リスク要因に事欠かない中、、、
特に英国のブレグジット案議会採決直前となる中で株式市場は堅調推移。
世界は英国議会否決の先の国民投票でのノーブレグジットを織り込み始めたか。
ノーディールブレグジット(合意なき離脱)ではなくて
ノーブレグジット、ブレグジットそのものをなかったことにする、、、、かも?!
ってことなんでしょうか、どうもほぼ否決となる見込みのようですが
このタイミングでリスクテイクする市場についていく気にはなれません。
この後朝4:00から投票開始とのこと、NYクローズ前には結論が出るんでしょうか。
英議会はEU離脱案否決か、「合意なき」離脱の確率低下=調査
https://jp.reuters.com/article/brexit-survey-idJPKCN1P82LX
しかし世界の主要株価インデックスは、、、、
15日㈫日経平均は 195.59円高 20555.29円
ダウも現在200ドル近い上昇。
このリスクを棚上げして上昇している背景としては
①クラリダFRB副議長:利上げ回数はFOMC予測より少ない可能性も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-14/PLCBBW6TTDS001
FRBクラリダ 副議長が2019年の利上げ回数が
前回FOMC予測の2回より少なくなる可能性に言及。
②中国:景気対策の減税頼みがより鮮明に-債務増でインフラとは距離
http://ur0.link/PjiA
李克強首相、2019年に財政支出を拡大し、
より大幅な減税と手数料削減を実施すると表明。中国経済テコ入れへの期待。
JPモルガン・チェースのエコノミストらは
全体のインパクトが約2兆元(約32兆円)、
国内総生産(GDP)の1.2%相当に達すると推計
③ECB利上げ観測後退、ドラギ総裁がEU議会証言
ドラギ総裁「経済の展開は予想を下回る」
「予断を許さず、依然大規模な刺激策が必要」
FRBだけでなくECBも緩和的となるとの観測を好感。
ECBの利上げが遠のく可能性というのは決して長期的にいいことではないのですが
短期的には金融市場の安心感につながると見ることもできます。
いいことではない、というのは景気は決して良くないということですね。
ドイツ、2018年は1.5%成長に鈍化 5年ぶりの低い伸び
https://jp.reuters.com/article/germany-gdp-2018-idJPKCN1P90Y1
ドイツ鉱工業生産指数:11月に予想外の低下、景気後退リスクが浮上
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-08/PL0G8K6TTDS301?srnd=cojp-v2
フランスの黄色いベスト運動は11月から続いていますので、
フランスもダメでしょう・・・。
株式市場は、米欧、そして中国の緩和的姿勢を歓迎して上昇基調を強めていますが
為替市場は、ブレグジット採決前のポンドが売られ、
ユーロが売られるなど割りに素直。
※通貨インデックス一覧 ポンドとユーロが大きく下落
FRBがハト派的になっているにもかかわらず
ドル高というのが解せない気もしますが
リスク回避のドル回帰と考えると不自然ではありません。
ドル高傾向が強まっているのでドル円はレンジ内で、そこそこしっかりですが
クロス円が下落しており、これもリスク回避的値動きです。
単純にユーロとポンドが下げているから、他方でドル高ということでしょうけれど。
ドル反騰局面です。
だからドル建てゴールドは軟調でこれはリスク回避的ではないのですが、、、
まあ、市場によって気迷い気味。
豪ドルロング、カナダロングは、いいところで手仕舞っておいてよかった。
ここからのスタンスは、英国の採決を見てから、ですね。。
その後の今日の主な予定は・・・
● 11月機械受注(8:50)
●12月国内企業物価指数(8:50)
●11月第三次産業活動指数(13:30)
●トルコ中銀金融政策決定会合
●米 12月小売売上高(22:30)
●米 12月輸出入物価(22:30)
●米 11月企業在庫(17日 0:00)
●米 1月 NAHB 住宅市場指数(17日 0:00)
●米 11月対米証券投資(17日 6:00)
ノーポジで様子見です。
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