今夜はプレジデンツデーで米国市場は休場。
18日月曜、日経平均は381.20円高21281.90円年初来高値更新です。
リスク満載の相場なのに、上げすぎだとの指摘もありますが
流れには逆らわないことです。
日米ともに踏み上げ相場の様相を呈しています。
つまり、新規買いが出なくても、
売り方が「買い戻す」だけで上昇していく、ということ。
価格が上昇すればするほと、売り方は利益がどんどん縮小していきますので
売りポジションを解消します。
外国人の1月現物株式売買は▲5,626億円の売り越しでしたが、
株式先物が5,964億円の買い越しと真逆の動きとなっていました。
昨年のクリスマス前後からショートポジの買い戻しが鮮明化しています。
外国人投資家は、昨年1年間で日本株を現物株式▲5兆7,447億円
先物を▲7兆5,087億円、合計で▲13兆2,534億円も売り越してきました。
先物は買い戻されることが期待できますし、
現物市場でも6兆円近く売られていますので
海外の機関投資家らのポートフォリオでは日本株ウェイトが
かなり低下していることが伺えます。
見直し機運が強まれば、買い戻し+日本株ウェイト引き上げの
現物買いも期待できるのですが、、、、。
日本株にその魅力があるかどうかは不明。
アベノミクスに沸いた2013年は15兆円を超える買い越しだったのですが
これがほぼ全てひっくり返された状態ですね。
それでもアベノミクス初期まで株価が落ちていないのは
日銀の買い、年金の買いが根雪のように下値を支えている、
ということでしょうか。
先週金曜15日金曜、ダウが443.86ドルも上昇し年初来高値を更新しましたが、
3連休前の米株市場は、連休を控えてポジション解消が起こるとの警戒があったものの、
実際には、買い方の手仕舞い売りで下がるのではなくて、
売り方の買い戻しで上がる方向にポジション解消が大きかったということでしょう。
米株反発はやり過ぎにも見えますが、このまま高値超えとなるかもしれない
需給面の材料をひとつ。
大和の木野内氏のレポートにあったのですが
米国では今週末2月22日頃、大量の税還付が期待できるとのこと。
米国は前年度の収入に基づいて各々が4月中旬まで確定申告を行うのですが
確定申告からおよそ1ヵ月程度で還付金が受け取れます。
これが1月下旬から5~6月にかけて出てくるのですが
この金額がすごい。
30兆円を超える規模なんです。
しかもこの還付金、90%弱の人が3カ月以内で使用するというアンケートも
存在します。これによって春先から5月くらいまでは個人消費が伸びるという
サイクルもあるとされています。
つまり、例年5月くらいまで株が高いのはこの還付金による
株式への投資の影響もあるんじゃないか、これがセルインメイをもたらす
一因ではないかという指摘も。
木野内氏レポートによると、制度変更によって2017年以降は
2月22日頃の還付金が巨額になるようになったとのこと。
※Protectng Amerigans from Tax Hikes Act of 2015
ということで、還付金が米株を支える時期ですので弱気は禁物かもしれません。
また、米中貿易交渉も2月末の期限を延長し、合意に向けて交渉が
続けられているとの期待が高まる中で上海総合指数が堅調。
先週のブログにも書きましたが中国株には
世界的な指数算出会社である米MSCIが、グローバル株価指数に占めるA株について
組み入れ比率を現行の5%から20%に引き上げる方針との報道があり、
実現すれば2020年までの2年間でA株市場に610億米ドル(約6兆7400億円)の
資金が流入するとの試算があることも、ショートカバ―を誘っていると思われます。
昨年10月からクリスマスにかけての世界の株式の急落で
あまりに悲観が広がり過ぎましたね。
原油市場も堅調。
こちらもショートカバーが価格を押し上げているようです。
ということで、リスクをとる方向にポジションを取ろうかと思って
週明けの為替市場を見ていましたが、押し目待ちに押し目なしよね。
ポンド円を142.80円
カナダ/円を83.52円でロングしましたが、
高値追いしちゃったかなぁ、、、
まだほとんど利益になってません💦
NOTE
※トランプ氏来日5月26日軸に 日米両政府が調整
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41395480Y9A210C1MM0000/?n_cid=SNSTW001
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