2019年3月10日日曜日

先週の株安、クロス円安、ドル円下落のリスクオフ相場が今週も継続するでしょうか。
年度末という特殊月であるため、相場分析は難しいのですが、

雇用統計の数字には驚きましたが、ドル/円相場、意外と底堅かったですよね。
1月のフラッシュクラッシュの後遺症で円高恐怖があり、なかなかドル買いができなかった
機関投資家らが年度末に向けて買わなければならないドルをせっせと買っているようで
下がればそれらの買いに支えられてしまうという相場つきは、変わらない気がします。

だから雇用統計の後、ドル円をロングしたのですが、
ただ、株式市場が続落して上昇トレンドを下抜けてしまったら、
ドル/円相場も下がるでしょうから
油断はできないのですが、週末金曜の東京の空売り比率は
過去最高レベルに膨れ上がっているのも気になりますね。
そう簡単に一方向に下落する地合いでもないように思っています。
ポジショントークですが💦

米中貿易協議ですが、中国人民銀行総裁が10日記者会見で
「通貨切り下げ回避で合意」したと述べています。

米中「通貨切り下げ回避で合意」 中国人民銀総裁
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42273010Q9A310C1FF8000/

ハノイの米朝首脳会談のこともありますので楽観は禁物ですが、、、。

トランプ大統領は8日、
「米国にとって非常に良い取引でなければ、受け入れるつもりはない」
と強調しています。

合意内容重視というのは米朝会談の再来を予見させますが
他方、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は8日、
貿易協議の決着を目指す米中首脳会談について
「3月下旬か4月上旬にできるかもしれない」と語っており、
4月にずれ込む可能性に言及しています。

これは、合意前提で作業しているという風にもとらえることができますので
マーケットにはポジティブなんじゃないか、という気もしますね。

それと、にわかに日銀の追加緩和の可能性がマーケットで話題にっていますが
(2月の朝日新聞の黒田総裁インタビューがきっかけかな)
https://www.asahi.com/articles/ASM2P5217M2PULFA015.html

4月に追加緩和の観測台頭も 日銀、景気と物価に悩み
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41840470X20C19A2EN2000/

15日、日銀の金融政策決定会合が開催されます。
現状維持が想定されていますし、現状では緩和は必要ありませんが
こうした追加緩和観測が一部で広がっていることから
黒田さんが何をおっしゃるかって意味では注目度は高まっているかな、
という気もします。

勿論、引き締めバイアスが強まるようなことを言える状況にはないので
円高リスクは大きくないと考えていますが、、、。

ということで、ドル円ロングは
トレンドラインを明確に下回らない限り継続です。

今週の注意ポイントは

11日 21:30(夏時間に!) 1月小売売上高 予想 0%

 12月がまさかの▼1.2%で(゚Д゚;)驚愕させられましたが
  持ち直しているのかしら?
 予想が0%とハードルは低いのですが、12月のクリスマス商戦時期の数字を
  1月上回ることができるのか。
 
 
12日 2月 CPI 予想2.2% 前回2.2% 

15日 2月米鉱工業生産指数 予想0.6% 前回▼0.6%

 鉱工業生産も1月マイナスだったんですよねぇ。
  回復できないと米金利が低下しドル円も下落圧力かな。
 
 
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そして今週のもう一つの注目は英国。
ブレグジットを巡っていろいろな下院投票が実施されます。

3月12日(火)(メイ首相の)離脱協定案を問う下院採決
         
         →反対が多く、1月に否決されている(賛成202票 反対432票)
         
         ※メイ首相がEUとすでにまとめた離脱協定
         
         ブレグジット後の期限内に
         英・EU通商協定がまとまらなかった場合でも、
         アイルランドと北アイルランドの間で厳格な
         国境審査を復活させないで済むよう
         「バックストップ(防御策)」と呼ばれる条項が含まれている。
         EUは修正を拒否。
         メイ首相は、法的拘束力のある変更を加えたい考えも
         目に見える進展なし。
         
    多分否決されます。
    1月の結果を覆すだけの進展なし。
    
    1度否決されているので2回目が否決されても、
    進展なしという現状が変わらないだけです。
    期限が近づいているという意味で全くよろしくないのですが、
    再国民投票の可能性も浮上しており、
    1度否決されたものが再否決されたとしても
    マーケットが急転直下の下落になるほどの材料ではなさそうです。
    
   
13日 合意なき離脱(ノーディールブレグジット)を問う下院採決

         →合意なき離脱は誰もが避けたい最悪シナリオ。
          これが可決されたらポンド暴落です。
          順当に考えれば否決されます。
          
          BOE,イングランド銀行は合意なき離脱となった場合
          ・英国経済が1年以内に8%縮小
          ・ポンドは25%下落して米ドルと等価になる
                      などと警鐘を鳴らしています。
          
14日 離脱期限の延期を問う下院採決
         
          → 合意なき離脱が否決されたなら、
            今月29日までの離脱協定案を作成するには
            どう考えても時間がないことは明らかなので。
            これは可決されるはずです。
         
         つまり、3/29ブレグジット期限は延長される、
         というシナリオになることが見込まれています。
         
         メイ首相は延期期間を2~3か月という短期とすることを
         主張していますが、2~3か月で本当に離脱協定案をまとめて
         議会の承認がトリルけられるかナゾです・・・。
         この離脱延期の期限が長くなればなるほど、
         市場に安心感をもたらすとされています。
         
ポンドが戻りを試す相場になっているのは
2/18に野党労働党の7議員が離党、その後も離党者が出て
「9議員が離党」する事態に。
コービン労働党党首が「再国民投票」を支持する側に転向したことにあります。

自民党はもともと再国民投票を支持。
そして、今回労働党が再国民投票を支持する側に回りました。

保守党は60vs40 で離脱派優勢ですが、
コービン党首の方品変更は大きかった。

どうも英国にはブレグジットの再国民投票気運が高まりつつあり、
これがポンドの買戻しにつながっていたのですが
今週、様々な採決が相次ぐことから、足下ではポンド高も一服しているようです。

ポンドも先週末にかけて押し目形成となっていることから、
今週の結果如何では、再上昇する可能性もあるかなと思っています。
再エントリーも考えようかな。

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