2019年3月11日月曜日


経済指標は良くないものばかり、、、ですが、
相場が先週の下落を引き継いで下落を続けるというムードでもありません。

※日経平均日足 ⁺99.5円 21125.10円 
センチメントは良くないのですが下げ止まり?!


大和証券の木野内栄治氏のレポートによると
先週までの日経平均の下落には「日経平均の入れ替え発表」に対する
警戒感があったのではないか、とのことで
村田製作所(6981)が採用されると今週5000 億円程度の
資金捻出売りが懸念されたのですが、
実際にはオムロン(6645)が採用されたことで、
需給悪は四分の一程度に小さくなったため
過度な警戒が後退したということもあるようです。

そしてトップアウトしたかに見える上海総合指数ですが
今日はしっかりとした陽線引け。

※上海総合指数


こんなニュースがあったにもかかわらず、です。

中国新車販売1~2月は14%減 乗用車の低迷続く
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO42310840R10C19A3FFJ000?s=1

中国人民銀行の易綱総裁が、
景気減速には金融緩和で対応する考えを示したことが好感された模様。

というころで、日経、上海の株がしっかりでしたけれど
ドル円が上値が重い1日でした。
110.80円台には買いオーダーがあるようで、下値は支えられましたが
上値追いできず、、、欧州時間から軽くなり111.30円台まで上昇したのですが
どうも、今週はドル安傾向が強いですね。

先週の雇用統計が効いているのか・・・。

加えて今夜の1月の米小売売上高ですが、1月単月でみれば予想を若干上回ったものの
前回分12月が下方修正です。

米・1月小売売上高:前月比+0.2%(予想:0.0%、12月:▼1.6%←▼1.2%)

マイナス1.6%って。。。。

国内総生産(GDP)算出に用いられる自動車・建設を除いた小売売上高は
前月比+1.1%で予想の+0.6%を上回り12月の▼2.3%からプラスに転じています。

ただし、こちらも、12月分は▼1.7%から▼2.3%へ下方修正されており、
10-12月期の成長を抑制する可能性が出てきました。
米国経済は7割を消費が占めていますので、軽視できません。。

これを受けて、ドル円相場111円台を再びテストの下落となっていますが、
まあ、110.80円を割らない限り、ドル円ロングは様子見としましょう。
水星の逆行期ですからね。

それと、やはり世界景気は曲がり角のようです。。。
欧州、ドイツの数字も目を覆うばかり、、、。

独鉱工業生産、1月は予想外のマイナス 自動車が落ち込む
https://jp.reuters.com/article/de-auto-idJPKBN1QS10K

だからと言ってユーロが売られるかというと、、、そうでもないので
為替はホント難しいわね。

特に今週の為替市場は、英国のブレグジットを巡る様々な採決に関心が高いので
ユーロポンドなどは特に、個別の経済指標よりはブレグジットが材料でしょう。

NY時間に欧州側がバックストップに関して譲歩案を出したとのニュースがあって
ポンドが上昇、ポンド円も上昇、クロス円もつれ高となっていて
リスクテイクムードにつながるか?というような流れも見えてきました。

10日にエチオピア航空のボーイング737型機が墜落事故を起こし
これが昨年10月にも同型機が墜落事故を起こしていたことから
今夜のNY市場ではボーイングの株価が懸念されていますが
(中国民用航空局は安全性が確保されるまで
同型機の運航を停止するよう国内航空各社に通知)
ハイテク銘柄がしっかり推移しており、
ダウが暴落するようなムードはありません。

※ダウ平均 11日の足はまだ途中。下ヒゲですが大引けでどうなるか。。。



経済指標からは買える相場ではないことは承知していますが
だからと言って、暴落がすぐ来るかというと、これはまた別の話なので
3月年度末に向けては、先週までの下落が一服して買い戻される相場じゃないか、
と考えています。ブレグジット関連ニュースも、
結果はマーケットにポジティブじゃないかな。。。

111.03円台ドル円ロング継続。
雇用統計受けての安値を割らない限り、、、。

そして狙っていたポンドの再ロングですが、
ポンド円を週明けのギャップダウンの窓を埋めて下落したところからの
再上昇の強さを見て、144.75円でロングしています。

※クロス円 15分足 週明け11日はギャップダウンで始まりましたがしっかり。

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