ドル独歩高です。
◆米2月ISM非製造業景況指数
総合ビジネス景況指数:59.7(予想57.4)3カ月ぶり高水準
景況指数:64.7(1月59.7、6カ月平均62.8)
新規受注:65.2(1月57.7、6カ月平均61.9)
◆米12月新築住宅販売件数 62.1万件
(予想 60.0万件 前回 59.9万件(65.7万件から修正)
7か月ぶりの高水準。
米指標が悪くないこともありますが、
かといって米金利上昇が続いているわけではないので
他通貨安が大きいかな。
特に、一両日中の話題は豪ドル。
昨日5日、RBA豪州中央銀行は政策金利を1.50%据え置き発表。
声明では、豪経済が2018年下期に減速した可能性を認めた上で、
企業投資の増加や政府支出の拡大、刺激的な金融政策が後押しする形で
今年の経済成長率が3%程度まで加速することに期待感を示すものでしたが
・豪・10-12月期GDP:前年比+2.3%(予想:+2.6%、7-9月期:+2.8%)
今日6日発表された豪州の第4・四半期国内総生産(GDP)は
前期比で0.2%増、前年比で2.3%増、
いずれも市場の事前予想を下回っています。
ロウ豪準備銀総裁は、住宅と経済に関する講演の中で
「今年利上げを行るシナリオは考えにくい」発言。
金利先物市場は年内に豪州の政策金利が1.25
%まで引き下げられる確率を
86%織り込んだ水準にあると、ロイターが報じています。
今日は今夏(7・8月)に豪準備銀RBAは利下げの見通し”
とのレポートが出回っている模様。
ということで、豪ドルインデックスは
三尊形成でネックライン割れとなるか??というところまで下落。
通貨インデックス一覧 米ドル独り勝ち
豪ドルには、中国リスクも懸念されますが全人代がスタート。
第13期全人代第2回会議が5日開幕。
李克強首相が行なった政府活動報告では、
2019年のGDP成長率目標を6−6.5%と幅を持たせる数字に。
都市部の新規雇用者数1100万人以上
都市部の調査失業率5.5%程度、
都市部の登録失業率4.5%以内
消費者物価指数の上昇率は3%前後
国際収支の基本的均衡、輸出入を安定させつつ質的に向上させるなどなど。
国防費は7.5%増やし20兆円。これはこれで気になりますね・・・・。
過去2年間のGDP目標は6.5%でしたので、引き下げられた格好ですが
6%割れは何としてでも避けたい、その裏には
「20年のGDPを10年比で2倍にする」という長期目標があり、
19~20年に平均6.2%の成長が不可欠だということのようです。
そのためにはバラマキも。
中国、背水の経済対策 6%成長維持へ減税33兆円
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO42057140V00C19A3MM8000/
33兆円減税とか、すさまじい規模。
それを好感してか、長い上髭をなぞって上昇するかに見せた上海総合。
しかし、上値の重さが感じられるようにもなってきています。
※上海総合指数
さらに、3月中には米中首脳会談実施の見込みで
合意が近いとの楽観が蔓延している米中貿易協議ですが、
トランプ氏は背を向ける、中国とのディール完璧でなければ-国務長官
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-05/PNWJKK6JTSED01
ということで楽観が広がっているだけに心配ですね。
そろそろ株価下落の調整入りか、、、と作った
ユーロ円S、カナダ/円Sは継続です。
豪ドルもショートしたい気分。
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