トランプ劇場さく裂~(;´д`)
NY時間スタート直後は、米国小売売上高、鉱工業生産の数字が思わしくなくて、
ダウ先、日経先物、ドル円クロス円などが崩れていたのですが。。。
突然猛烈に反発して、下げ幅の全てを取り戻しちゃいました。
ルームバーグが関係者の話として、
トランプ大統領が欧州自動車輸入に対する関税発動を延期する計画
との報道があったことでの巻き返し。
輸入自動車への関税発動の期限が今週金曜日に迫っており、
これを好感してのショートカバーと指摘されています。
でも調べてみたら、このネタ、先週にも出てたんですよね。
トランプ大統領、自動車追加関税の決断を半年先送りか=関係者
https://jp.reuters.com/article/us-auto-tariff-idJPKCN1SE2W0
この記事5月9日です。
トランプ氏が判断期間をさらに180日延ばす公算が大きい、と
今日流れてきたニュースと同じ…。
新味のあるネタじゃないので、この材料での上昇は長持ちしないんじゃないか、
ということで、NYダウをくりっく株365CFDでショート。
コストは25646ドルです。
ただ、NYダウは200EMAで下げ止まっており
ここで反発が大きくなる可能性も否定できません。
私はEMA指数平滑移動平均線を使っていますが
日足の200EMAって結構反発支持線になるんですよ。
※ダウ、ゴールド、
上海総合、原油 紫のラインが200EMA
ゴールドは200EMAで揉んで反発しましたね。
ダウ、上海総合もここで下げ止まって揉みあいとなるのかな、
なんて思ってみています。
自動車関税発動延期計画のニュースが出てくる直前は
マーケット崩れていたんですが、
米指標はさえないものも目立ち始めましたね。。。
4月小売売上高:前月比▼0.2%(予想:+0.2%、3月:+1.7%←+1.6%)
4月小売売上高(自動車除く):前月比+0.1%(予想:+0.7%、3月:+1.3%←+1.2%)
4月鉱工業生産:前月比▼0.5%(予想:0.0%、3月:+0.2%←-0.1%)
期待された10日のウーバーのIPOも初値が公開価格を下回り、
IPOラッシュに沸くかと期待された米株式市場も
いまいち盛り上がりに欠けます。
ということで、ダウショートは今年の高値を上回る上昇がなければ
継続するつもり、、、です。
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15日㈬、日経平均は8営業日ぶり反発となりました。
令和スタートしてから初めてのプラス引けです。
15日㈬ 日経平均 +121.33円 21188.56円
米株も200EMAで下げ止まっているし、
恐怖は去った、、、、と考えていいでしょうか。
確かにVIX指数(恐怖指数)はあまり上昇してきません。
※VIX
ゴールドマンサックスはここで押し目買いに動いているとかなんとか。。。
ゴールドマンの1兆ドル運用部門、押し目で買う-貿易戦争に動じず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-14/PRHYJH6JIJUO01
米大統領3年目は最も株式市場が上がるというアノマリーもありますし
米国債の逆イールド発生も、その直後に経済がすぐさま悪化するわけではなく
リセッション入りは1年~1年半後というのが 過去の経験則。
今年すぐにリセッション入りするわけじゃありませんし
米国のFF金利は2.5%あるわけで、利下げという緩和カードもある。
ということで、強気の声もわからないではないですが、
日本市場の場合決算がねぇ、、、
日本の上場企業の2019年3月期通期決算は3年ぶりに減益になる見込み
13日までに発表された東証1部962社(全体の71.5%・除く金融)と
残る企業の業績見通しなどで算出した結果、
純利益は前年比▲3.6%の29兆円となり、3年ぶりの前年割れ見込みだと
番組で東洋経済新報社 福井純氏に伺いました。。。
やはり米中貿易摩擦の影響で中国の景気減速が加速
自動車や素材など製造業中心に売上高・利益とも伸び悩みとなっているようです。
業績相場でマーケットが盛り上がるという環境にはないので、
米中貿易摩擦とかイラン情勢の緊迫化とかマクロ環境も良くない今、
ここからダウや日経平均などを買えるかと問われると自信がない。
(個別株は別、将来性が期待できて業績のいいものを物色するにはいい局面かも)
ダウ、日経平均などのインデックスは戻り売り目線。
日経平均は200EMAの下に位置しています。
※日経平均日足
ただ利下げなどの緩和カードもある米株市場が
暴落するか、というとこれがしぶとく反発を繰り返しそうでもあります。
だから突っ込み売りはダメね。
上がってきたら売りを積み増す戦略です。
今日も上昇したタイミングを狙って売り参戦しています。
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ポンド円、豪ドル円ショートも継続しています。
豪ドルが弱い背景は中国ですね。
今日も重要指標がいくつか発表になっていますが
軒並み予想を下回っています。
中国指標
4月鉱工業生産:前年比+5.4%(予想:+6.5%、3月:+8.5%)
4月小売売上高:前年比+7.2%(予想:+8.6%、3月:+8.7%)
1-4月固定資本投資 +6.1%(前同比、予想6.4%)、
それから気になるのが、米国が半期ごとに発表する為替報告書。
4月15日頃と10月15日頃に米財務省が公表するものですが、
ここで、中国が為替操作国認定されるんじゃないか、
って見る向きが警戒を強めているようです。
ってか、今日5月15日よね?!
4月半ばごろに出る予定の為替報告書がまだ出てないって
何かありそう・・・。
米中貿易摩擦が関税引き上げの応酬激化となる中、
人民元がまた安くなってきていますし、、、ね。
※ドル人民元チャート 上昇しているってことは元安
米為替報告書、為替操作監視リストの対象国拡大へ=報道
https://jp.reuters.com/article/us-currency-idJPKCN1SF2QW
すでにベトナムは為替操作国に認定される可能性があるみたいですね。
6月に大阪市で開かれるG20首脳会議で、
トランプ大統領と中国の習近平国家主席が会談する可能性が
ささやかれていますが、
その前には為替報告書も出てくるでしょう。
日本はすでに為替操作監視リストに入っていますのが、
今回中国がリストに加われば、人民元高、円高というような
リスクオフ的な動きが出るかもしれません。
また、ポンドが弱含みとなってきた背景には
5/23からの欧州議会選挙に参加を表明した英国で
「ブレグジット党」の支持率が首位となり
大きく躍進していることがあるようです。
(メイ首相率いる英与党・保守党の支持率が4位に転落)
EUからの早期離脱を掲げて一か月前に発足した新党なんですけど。
ブレグジット強硬派が英国内で支持を高めていることが
ノーディールブレグジット、、、ハードブレグジットリスクであるとして
ポンド売りにつながっているみたいね。
ということで、豪ドル円76.30円S
ポンド円142.20円Sも継続です。
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2019年5月16日木曜日
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