2019年5月20日月曜日

日本の1-3月期GDP 0.5%成長、年率+2.5%!!
(2018年7-9月期▼2.4% 10-12月期は+1.9% )

期待が低かったので(マイナス予想が多かった)
数字そのものは評価できますが
その内容は良くないとの指摘が多いですね。

1~3月期GDP、「見た目より悪い」0.5%成長 輸入急減が押し上げ
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20HHV_Q9A520C1000000/

GDPを0.9%押し上げた最大のプラス要因が、4.6%減と大幅に落ち込んだ輸入。
減少幅は2009年1~3月期以来10年ぶりの大きさ。
内需の落ち込みが懸念される内容。

一方で公共投資の増加などがプラスに寄与。
「額面」では成長しているのですが、公共投資ですか…。

これで景気は悪くないとして消費増税に1歩近づくとするなら
リスクが高まると考えていいようにも思いますが
今日の日本株市場、小じっかりですね。
素直に好結果である数字を評価しているんでしょうか?

数字が良くて株高は不自然な値動きではありませんが
10月の消費増税を巡る議論の材料の一つとなるだけに
素直に好結果を評価できない向きも多いようですけどね、
相場にどのように織り込まれていくかを見極めるのは難しい。

足下は、消費増税よりも米中貿易摩擦、中東情勢のほうが
重要かもしれません。

イラクの米大使館近くにロケット弾 米・イラン緊迫も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45007110Q9A520C1MM0000/?n_cid=SNSTW001

こんなニュースも飛び込んできましたが、日本株市場はあまり
反応していませんね、、、。

産油国は19日、協調減産の状況を点検する監視委員会で
減産継続で一致したとの報道もあり原油市場はしっかりと推移。

減産継続+リスクプレミアムによる原油高は
原油との相関性の高い米株の強気派にとっては好材料と
なるという考え方もできます。

日本株がそれを織り込んでいるとは思えないので
やっぱりGDPの好結果を単純に評価しての相場かな(^-^;

でも、GDPの内容をみても、米中貿易摩擦や中東情勢など
テールリスクを考えても、リスク資産は戻り売りだと思います。

米グーグル、ファーウェイとの一部ビジネス停止=関係筋
https://jp.reuters.com/article/huawei-tech-alphabet-idJPKCN1SP0ST

米中貿易交渉も進展見込めぬ中、米国はHuaweiへの圧力を
強めています。先週のHuaweiへの禁輸措置発表から畳みかけるように
Googleが取引停止を表明しました。

中国ファーウェイと関連70社、米企業からの購入規制対象に
https://jp.reuters.com/article/huawei-blacklist-idJPKCN1SL2XB

今日上海株それほど売り込まれていませんが、
このニュースがポジティブなわけがありませんので
ジワリ効いてくるでしょう。

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今週から来週にかけてはもう一つのビックイベント
5年に1度の欧州議会選挙絡みのニュースに注意が必要。

欧州議会選挙 統合理念の後退が心配だ
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190520/KT190518ETI090007000.php

5月23-26日に欧州議会選が実施。
理事会とともに立法府を形成する欧州議会751議席が決まります。

5年前の前回選もEU懐疑派が全751議席の約30%に勢力伸長も
EUをけん引してきた※中道2会派が過半数を維持しています。

※中道右派EPP(欧州人民党)215
 中道左派S&D(社会民主進歩同盟)190 

上記、親EU派の2大勢力で405 過半数を占めているのですが
この数字がEU懐疑派に流れるとなると、
EUへの信認低下でユーロ売りと考えることもできますね。


もうひとつの論点は、ブレグジット案をまとめられない英国が
欧州議会選に出なくてはならないこととなりましたが、
(ブレグジットするはずなのに後5年欧州議会に参加するのか・・)
新党「ブレグジット党」がどの程度の力を見せるのか。

ブレグジット党が躍進すればノーディールブレグジット(合意なき離脱)
への警戒が強まると思われ、ポンド売りの材料となるとの指摘も。

ポンド円142.20円Sショートは継続しています…。

足下ではポンドは随分売られたので、戻りも入りそうですので
先週金曜の高値140.70円あたりを超えてくるようなら買い戻して
再度売り直すポイントを探ります。

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豪ドルが週明け月曜、窓開け上昇していますね。
米中貿易交渉などはネガティブ材料ですが
選挙で与党が勝利したことが好感され
ショートカバーが入っているものと思われます。

豪総選挙、与党・保守連合が勝利-景気減速下でも劣勢覆す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-19/PRQNU56K50XS01

基本的には、6月4日のRBA次回会合時に
利下げに踏み切る可能性が高まっていることもあって
豪ドル売りが継続すると思っていますが、
何しろ売られ過ぎであったことと
豪ドル円は今日の窓開け上昇で先週水曜日の高値をも超えてきたので
一旦豪ドル円76.30円Sショートは76.02円で買戻しました。
77円台まで戻れば再参戦かな。。。
短期的には5EMAを超えてきました。

明日21日にRBA議事録(5/7開催分)が公表されますし、、、
これを見極めてからでもいいかな。
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