さて今週で5月が終わります 。
セルインメイ、、、というほど下がらなかった印象ですが
それでも、米中貿易交渉決裂から、事態は全く好転しておらず、
世界の株価は最高値を更新できるほど環境は良くありません。
じりじりと下げていく相場じゃないかな。
中国、レアアースの対米輸出規制を「真剣に検討」=国営紙編集長
https://jp.reuters.com/article/china-usa-rareearth-idJPL4N23437U
レアアースをカードにするのは悪手だと思いますけどね。
南鳥島のレアアース、世界需要の数百年分 (2018/4/10)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29216170Q8A410C1EA2000/
↑上記記事は昨年のものですが、日本が頑張れば米国は困らない。
中国のレアアース禁輸は無効化できます。
ただし、中国はこの日本の資源をも狙っているようで、、、
日本のレアアースを狙って 中国船が日本EEZで無断採取(2018/4/20)
https://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20180420_00420180420
(これも去年の記事:)
事態は米中対立の方向へ向かっています。
中国、反米キャンペーン開始:最強硬メディア「光明日報」の主張を読み解く
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/post-12211.php
共産党機関紙・人民日報や国営通信社・新華社などの公式メディアが連日、トランプ政権の高圧的態度を批判し、国営テレビは反米映画を立て続けに放送。
ただし、まだ2012年に日本製品の不買運動が起きたときのような
米国製品の不買運動が広がっているというような報道はありません。
それが始まったら、米国株はさらに崩れだすんじゃないかと
弱気を継続中ですが、今夜の米株市場は弱いですね。
AM3:00過ぎですがダウは40ドル程度の下落です。
なかなかドカンとは下がらないですけど(;´・ω・)
米中の緊張は緩和の見込みなし、ということで
ダウショートは継続。
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欧州市場では欧州委員会が6月5日にイタリアに対し
EU財政規律違反を通告し、是正措置を勧告する見通しとの
報道がありますが、
これに対して
イタリア連立政権の一角を構成する「同盟」を率いるサルビーニ氏は、
欧州委員会がイタリアに30億ユーロの制裁金を科す可能性がある
との見方を示した上で、EUの財政ルールは時代遅れで不公正だと主張、
「全力で」戦うと述べています。
これを受けてイタリア国債利回りは短期債から長期債にわたり上昇する展開で
EU内では安全資産とされるドイツ国債利回りが低下、
ドイツ10年債利回りは▼0.163%と、約3年ぶりの水準に下がりました。
マイナスですよ、マイナス。
ということで、ユーロが売られています。
※ドイツ10年債利回り マイナス深堀り
債券利回りの低下はドイツだけじゃありません。
※豪州10年債利回り 6月利下げを織り込み始めたか
※英国10年債利回り
※米国10年債利回り
オーストラリアも英国も、そして米国の長期債利回りも低下が続いており
まさにリスク資産は安全資産である債券に流れ込んでいる、
ということなんじゃないかしら。
そして、利回り低下は最弱通貨競争の様相を呈している、
ということに他ならないと思います。
※通貨インデックス一覧 円が強い・・・?! リスクオフ。
日本の長期債利回りを見てみると、、、
※日本10年債利回り
日銀によるイールドカーブコントロール下に置かれているため
日本の長期債利回りは大きく動くことはありません。
2018年、昨年の7月の日銀会合で、長期金利の変動幅を
従来の倍に相当する「プラスマイナス0.2%程度」を容認しましたが
0.2%、、、ミクロの決死圏です。
ということで、金利差という意味では日本の金利は-0.07%ですので
米国や豪州の方が魅力ですが、足下の金利の急降下という
トレンドから見れば米ドルや豪ドルは売られやすいセンチメントにある
ということなんじゃないかなと思います。
ドル円とカナダ/円ショートも継続・・・。
そうそう、メイ首相が辞任しちゃったけど
EU側は、メイ首相と決めたブレグジット案を変えるつもりはなさそうよ。
EU、英離脱協定の再交渉は行わず=欧州委員長
https://jp.reuters.com/article/eu-brexit-negotiation-idJPKCN1SY1Z9
英国はどうするつもりなのかしらね。
ポンドも売られる地合いが続くかな。
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