2019年6月23日日曜日

先週は、米国のドローン偵察機が撃墜され、
トランプ大統領は「イランは非常に大きな過ちをおかした」と非難、
イランに対してどのような対抗措置をとるか問われ
「そのうちわかる」と攻撃をほのめかす発言をしたことが
株式市場の上昇に水を差し、ゴールドを暴騰される一因となりました。
円高進行もこの一連のニュースが背景かと思われます。

※ドル建てゴールド リスクの高まりから踏み上げ相場に


ただし、75SMAの移動平均線乖離率が5%を超えてくると
一旦反落する傾向があるので、一度調整安場面があると思いますが、、、


※ドル円 リスクオフムードが高まると円買いが旺盛になるパターン



そして週末に飛び出した驚きのニュースが

イラン攻撃承認、10分前に撤回 米大統領「人的被害を考慮」
https://jp.reuters.com/article/trump-cancels-iran-attack-out-of-humania-idJPKCN1TM2AV

「攻撃開始の10分前に中止を決めた。無人偵察機の撃墜に対する報復措置として
不釣合いだ。急ぐことはない」とツイッターに投稿。
瀬戸際でイラン攻撃を中止したことを明らかに。
これに対してイラン側は
イラン政府当局者は匿名を条件に

「トランプは、このメッセージでイランとの戦争に反対しており、様々な問題についてイランと協議したいと述べている。短期間で返答するよう求めているが、この問題について決めるのは最高指導者ハメネイ師だというのが、イランの現時点での返答だ」

「われわれは(ハメネイ師が)いかなる協議にも反対していることを明確にしているが、メッセージは伝える。」


トランプ大統領が戦争に反対し交渉を求めていることは
受け止めているようですが、ハメネイ師次第だとしています。
そして現時点ではいかなる交渉にも応じるつもりはないということですが、、、。

トランプ氏は軍事行動は避けたいが、それでもドローン撃墜に対して
報復にでないと米国の面子がたたないということでしょうか。

「24日にイラン追加制裁」 トランプ大統領が表明
https://www.fnn.jp/posts/00419700CX/201906231222_CX_CX

24日には追加制裁に踏み切るようです。


安倍首相がイランを訪問し交渉したが、米国との交渉に応じるとの回答が
得られなかったため、米国は次の一手に打って出た、ということかな。

そして、これはハメネイ師を交渉の場に引っ張り出そうという
米国側の戦術だと思うのですが、、、そうであると願いたい(^-^;


また米国は、米国の無人偵察機を撃墜したイラン革命防衛隊の
コンピューターシステムに20日夜、攻撃を仕掛けて打撃を与えた
と報じられており、このサイバー攻撃については
トランプ大統領は応じたとしています。

そして24日から追加制裁。追い詰められれば、ハメネイ師が
交渉に応じる日がくるのでしょうか・・・。

緊迫の度合いは増していますが、トランプ大統領は軍事行動には
出たくないようですので(ボルトン大統領補佐官やポンペオ国務長官、
ハスペル米中央情報局(CIA)長官らが報復攻撃に賛成していますが)
もう少し、イラン側の出方を待つのでしょう。

イラン側、、、といってもイランも一枚岩ではないようですが
そのイラン革命防衛隊が更なる過激な攻撃に出なければいいですが。


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とはいえ、株式市場はそれほど崩れていません。

※米株主要指標


S&P500は20日木曜に史上最高値を更新。
ダウ平均もザラバで一時史上最高値を更新するも
終値では前日比マイナスに沈んでいます。
Nasdaq総合もあと一息ですが、、


今週にはここを突破するのか、大きな反落を強いられるのか
雌雄を決することとなりそうな予感。

だって、今種末はG20でしょ。

今ポジションをもって高値突破を見込むにしても
反落を期待するにしても、それは賭けに出るようなものかと思いますので
(だって、G20で米中トップ会談がうまく行くのかどうかなんて
予想できないですもの、、、)
今週はポジションを持たずに様子見とした方がよさそう。

G20までに、はっきりとした値動きが出れば別ですが、
この辺りをうろうろしているようなら、どちらの可能性もあり、です。

なんといっても、市場は米国の利下げを期待していますので
実際の利下げが確認されるまでは催促相場でのリスクオンが
続く可能性も大きい。個人的には上抜けしてプチバブルがあるように
感じているのですが、G20での失望売りが大きくなるリスクも怖い。

日経平均は先んじて反落開始、に見えます。
まあ、円高だからなんだけど。

※日経平均 にゃんと見事に200EMAで頭打ち反落


しかし、どういうわけか中国株が強いので、
株式市場リスクオン継続の可能性も捨てきれず。

※上海総合指数


ただし、債券市場を見ると世界の長期金利は悲惨な低下が続き
資金は債券市場に逃げ込んでいることは明白。
つまり、ロジカルな債券市場が先行して指標となっているとするなら
現在のマーケットはリスクオフ相場で、株式市場が勘違いしている、
ということになります。

※主要国の長期金利一覧


先週の為替市場では何故か、どこもかしこもドル安が進行。
ドル安円安ならリスクオンですが、先週はドル安円高。
このドル安は、米国の利下げ期待がもたらしたものなのでしょうか?!

いえいえ、忘れていました。今月は「6月」ですよね。

6月は欧米勢の半期末決算なんです。
欧米勢のレパトリの実需に注意が必要で、
特にユーロが上半期トレンドと逆行する特徴ある月なんです。
例年、月末に向けてその傾向が強まるんですね。

先週の為替市場の逆流は、半期末決算によるレパトリの影響かも。
とするならば、今週前半くらいまではその流れが継続する可能性が。

つまり、大勢のトレンドとは全く関係のない特殊玉の影響が大きいということ。

今週のユーロ高、ポンド高、そしてオセアニア高が極まったところでは
売り仕掛けしたいともくろんでいます。

先週のドル安進行、他通貨高巻き返しで
ユーロドル1.1296ドルS ⇒ 1.1260で買い戻し ちょっとだけ利益確保
NZドル/ドル0.6555ドルS ⇒ 0.6555 コストでポジション消失
ポンドドル1.2659ドルでS ⇒ 1.2700 でストップアウト😢

と散々な目にあいました。。。

リスクオンならクロス円ロングに挑戦しようかと思ったのですが
6月であることに気が付いて、思いとどまりポジションは一掃された格好。

今週は欧米勢の半期末決算の最終週という特殊な週ですし
G20もありますので、ポジションを無理にとらなくてもいいかも。

※ビットコイン


ビットコインが週末120万円到達。
いろいろ上昇の要因は解説されていますが割愛。

ただし、ビットコインが上昇するという事態は
法定通貨にとっては歓迎できない状況であると同時に
リスクオン相場を先行するものではないと思っています。
勿論、その相関性においてタイミングはピタリと計れませんが。

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今週の予定

24日(月)
独IFO企業景況感指数(6月)

25日(火)
日銀議事録(4月24-25日開催分)
米新築住宅販売件数(5月)
米消費者信頼感指数(6月)
パウエルFRB議長、講演
NY連銀総裁、アトランタ連銀総裁、リッチモンド連銀総裁、
セントルイス連銀総裁ら講演
米中閣僚級通商協議

26日(水)
NZ中銀政策金利
米耐久財受注(5月)
マクロン仏大統領、来日
カーニー英中銀総裁、議会証言
米民主党、大統領候補者討論会

27日(木)
米GDP確報値(第1四半期)
米中古住宅販売制約指数(5月)

28日(金)
日本雇用統計(5月)
日銀主な意見(6月19-20日開催分)
米個人所得支出(5月)
G20首脳会議(29日まで)
米中首脳会談(28-29日)

29日(土)
G20首脳会議、議長国会見

30日(日)
中国製造業PMI(6月)
EU、人事に関する臨時首脳会議開催

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