2019年6月2日日曜日

突然の対メキシコへの追加関税。
先週のマーケットは、週末30日のトランプ大統領のTwitter。
6/10にメキシコへの追加関税を発効すると表明したことで一段安。

米政権、メキシコ輸入品に5%関税-移民危機続けば10月に25%に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-31/PSCDL96TTDSB01

メキシコが米国への不法移民流入を止めるまで同国からの輸入品に関税を課し
関税率は当初の5%から最高25%まで引き上げる可能性があると表明

①6月10日に5%の関税が発動
メキシコに行動がなければ
②7月1日に10%
③8月1日に15%
④9月1日に20%
⑤10月1日に25%に引き上げるとトランプ大統領。

えーっと、数日前に対メキシコ鉄鋼関税を撤廃していたんですけどね…。

しかも、周りの反対を押し切った形での独断という報道も。

対メキシコ関税表明 トランプ氏、側近の反対押し切っていた
https://www.cnn.co.jp/usa/35137848.html

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と
ムニューシン財務長官の反対を押し切って関税導入の表明

集団不法移民対策が進まぬことへのいら立ちがあるようですが
移民問題解決への圧力として関税を持ち出したことから
政権の実績としてきた新NAFTAの発効が暗礁に
乗り上げることも予想されるとの指摘もあり事態は深刻・・・。

これはメキシコに生産拠点を置く米国の自動車メーカーなどの企業だけでなく、
米経済全体にも大きな影響を及ぼすと指摘されていますが、
日本企業もずいぶんメキシコに進出していますよね。特に自動車。

日本の自動車メーカーに打撃 メキシコに生産拠点 米の輸入品関税
https://mainichi.jp/articles/20190531/k00/00m/020/340000c

また、メキシコは原油生産国でもありますが
この追加関税に原油が含まれれば影響が出るとして原油市況も崩落。

NY商品、原油3カ月半ぶり安値 53ドル台 対メキシコ関税で需給懸念
https://www.nikkei.com/article/DGXLASQ2INYPC_R00C19A6000000/

世界の株式、コモディティそして債券市場に大きなインパクトをもたらしています。

※※上段 ダウ、日経、米10年債、上海総合
 下段 金、原油、VIX 韓国
 
Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/
ゴールドが200EMAで下げ止まって耐えていましたが、切り返してきました。
原油、そしてダウは200EMAを勢いよく割り込んでしまっています。

おそらく、現在200EMAで強く支えられている上海総合指数も時間の問題では・・・。

※これは日経平均と上海総合。よく似た形です。窓も・・・・

日経平均の方が200EMAからの下離れが早かったですね。
米中貿易摩擦の落としどころが見えぬ中国株だけが支えられるとは到底思えず、
今週にも上海総合も崩れてくるのでは…とみています。

どうにもならないのが米長期債利回り。なんと2.1%台へ下落。
これでも全体がドル高なのには違和感もありますが、
米債がリスク資産からの資金流出の受け皿となっているので
金利低下はまだ続く可能性は否定できません。


中国と米国の貿易交渉ですが、糸口見えぬまま、問題は貿易だけでなく
安全保障の面からも対立激化の様相を呈し始めています。

貿易摩擦「戦う準備できている」 中国国防相が言及
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45589470S9A600C1FF8000/?n_cid=SPTMG002
「対話したいならばドアは開いている。戦いたいなら戦う。準備はできている」
米中、安保でも火花 台湾・南シナ海問題で応酬
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45582630R00C19A6EA3000/

ダウショート、カナダ円ショート、継続です。
NZドル/ドルに切り替えたショートは失敗・・・・。

ドル円ショートで粘っていればよかった(^-^;

◆チャートチェック◆

※クロス円一覧

ずいぶん下げました。
すでに1月3日のフラッシュクラッシュの安値であるヒゲ部分に差し掛かっている
通貨ペアもあります。

もし、1月のフラッシュクラッシュの時瞬間安値まで
ドル円、クロス円が下がり続けるとするならば、、、

    31日㈮終値   フラッシュクラッシュ安値
ドル円  108.28    104.80円前後 あと3.5円程度
ユーロ円 120.93    118.90円前後 あと2円程度
ポンド円 137.76    130.80円前後 あと7円程度
豪ドル円 75.09     70.60円前後 あと4.5円程度
NZドル円  70.76         69.40円前後  あと1.5円程度
カナダ円 80.08    77.50円前後  あと2.5円程度

こうしてみると、ずいぶんフラッシュクラッシュのひげの下値に接近してきました。
ユーロ円、キウイ、カナダ/円の下落は早かったですね。

ただ、ドルストレートで見ると、先週末(月末)はドル高は一服して
ユーロや、豪ドル、キウイなどが反発しています。

※ドルストレート


これは金利安に引っ張られていよいよドル安が始まるのか?
それとも、月末のリバランスの影響による特殊要因なのか?
私は後者だと思っているんだけど、、、
だって、金利低下は米国だけでなく、どの国も下落してるんだもの・・・

※長期金利一覧 米国はそれでも2%台。独日はマイナス。

この流れの中で、値ごろでリスク資産を買うのはまだ早い。
個別株は別ですが、各国の株価インデックス、ドル円、クロス円、
そして原油などのリスク資産は行くところまで行く可能性に備えることね。
 
どんな下げ相場でも上がる個別株はありますので
買いから入りたい方は、新興個別株吟味。そしてゴールド。
穀物市場はブラジルの低温気候で収穫への影響に懸念が生れたコーヒー、
新穀の作付けの遅れが深刻なコーン、小麦などはまだまだ上がりそうですが。

※コーン


※コーヒー

上記上昇見込みのある銘柄以外は戻り売り戦略継続です。
Chart:TradingView
https://jp.tradingview.com/chart/

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