2019年6月27日木曜日

27日水曜、ムニューシン財務長官発言とされる報道が
マーケットを乱高下させています。

ヘッドラインは

「米中通商交渉は90%程度完了した。」
今週の大阪G20で米中が貿易交渉で合意できるんじゃないかって
大いに期待を高める報道ですよね。

これを受けて、ドル円はじめクロス円相場がぴょーんと跳ね上がり
日経平均先物、ダウ先など株価指数も大きく上昇しました。

ところが、その後トランプ大統領がインタビューで
「G20で予定されてる中国の習主席との会談で協議に進展がなければ
中国からの輸入品3000億ドルに追加関税を課す決定を行うかも知れない」
と発言。

なんなの~?!発言に一貫性がないトランプ政権、、、、

と思っていたら、訂正報道が。

ムニューシン財務長官の発言の意は
「我々は90%合意の道のりにいた(4月時点でね)。」

つまり、4月までの過去うまく行っていたころの進捗状況を踏襲したコメント。
どういうわけかこれが今週末への期待につながるような報じられ方を
しちゃったものだからマーケットは瞬間リスクオンに。

そしてトランプ大統領のタカ派コメントにムニューシン発言の訂正報道で
株価インデックスは上げ幅を削る展開・・・

ただ、ドル/円相場はそのまま上昇基調を続けており
クロス円相場は大変しっかりと推移しています。

※クロス円


これは米長期金利が
パウエル議長や
戻り基調にあることも背景にあろうかと思いますが

昨日25日火曜、ブラード米セントルイス連銀総裁が
「7月0.5%金利を引き下はやり過ぎ、そんな状況にはない」などと
発言したことで、過度な利下げ期待が薄れたことによる巻き返しかと思いますが、
米金利だけじゃなくて、ドイツ、英国、NZなどの金利も下げ止まっていますので
債券市場全般、過度な買いが一服している模様。

※長期金利一覧


債券市場、為替市場だけを見ていると、短期的にはリスクオン相場が戻ってきた
ようにも見えますが、ボラを考えると、相場のあやでしかない。
まだトレンドのド転換が起きているとは言い難いですね。

カナダ円とか見ている底入れしたようにも見えないでもないんだけど…。

G20控えているので、新規ポジションは作らず。

ダウショート、ユーロ/ドルショート継続です。

しかし、ビットコイン市場凄いわね。

※ビットコイン円
 
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