2019年7月30日火曜日

29日㈪、株式市場商いは盛り上がらず、日経平均は小幅安。

日経平均 21616.80(- 41.35)

東京エレクトロンが第1四半期41%営業減益、
キーエンスも同15%減益、
ファナックは最終利益が前年同月比47.9%も減益
と、業績相場は芳しくありません。
しかし、日経平均が一時140円近く下げたことを考えれば
40円安程度まで下げ幅を縮小、下値は固かった印象ですね。

ソフトバンクGが7日連続高と気を吐いているのも支え。
米国で米携帯通信4位のスプリントと同3位のTモバイルUSの合併が
承認されたとのニュースが好感されています。

金融相場から業績相場へシフトすれば株価は下がるリスクがありますが、、
その金融相場の終焉があるとするならば、まずは今週31日のFOMCが
きかっけとなる可能性があるということで、様子見気分も強いようです。

FOMCでは0.25%の利下げが100%織り込まれていますが、
トランプ大統領は改めて不満を述べています。

・米金融当局の行動は「恐らくごくわずか」
・「小幅のFEDの利下げでは不十分だ」
・「欧州と中国はさらに金利を引き下げ、金融システムに資金を追加供給し、
  自国の製造業者の製品販売を大いに後押しするだろう」
  
FOMC開催前日にこんな発言ができる自由な大統領ですが
利下げ幅をコントロールすることはできず不満ということね。
ということで0.25%の利下げでほぼ確定じゃないかな。
これがブラフで、0.5%の利下げに踏み切られたら超サプライズよ。

トランプ大統領がこんな不満、、というか負け惜しみ発言をするからでしょうか、
なぜか今日もドル高基調は続いています。

あ、ドル高というより、、、他通貨安なのかな。

※通貨インデックス一覧  ドル独歩高よ。

今日は特に「ポンド売り」が加速しました。

ジョンソン英首相は6人の主要閣僚からなる「戦時内閣」を設置。
戦時・・・・?!
合意なき離脱に向けた動きに対応内閣、という意味のようです。

ジョンソン英首相はEUとの新たな自由貿易協定が必要としながらも
合意の有無にかかわらず10月31日に離脱する姿勢を強固に示しています。

しかしEU側もブレグジット案の見直しには応じないスタンスを崩していません。
合意なきブレグジットへの準備を急ぐ必要があるとしています。

これを受けてゴーブ英国務相がEU側の頑なな態度を非難、
合意なき離脱は今や極めて現実的な可能性との認識を示し、
ラーブ英外相が合意なき離脱への準備を加速すると発言。

今日は「合意なき離脱」に向けて英国、EUが1歩前進するような
ニュースが相次いだためにポンドがドンドコ売られちゃったわけね。

戻り売りのチャンスを探るつもりでしたが
こんなに下がっちゃうと、ここから売り参戦はこわーい。
傍観するばかり。

と書いているうちにポンドはさらに下落、
何故かドル円も上昇加速、現在108.90円台。

FOMC前までにはドル円ロングとダウロングを手仕舞うことも考えていますが
今のところどちらも上昇しているので、継続しています。

カナダ円が強いのよ、カナダ/円82.60円でちょっと乗ってみた。

NOTE

スイス中央銀行が2年ぶりに市場介入に踏み切った模様。

スイス中銀、市場介入再開か ECB緩和観測受けたフラン高抑制
https://reut.rs/2Y9OOIc

サイトデポジット(市中銀行が中央銀行に預ける要求払い預金)の
増加に反映されるもので、先週からスイスフラン売りを開始したようです。

通貨安競争、スイスも日本と同じマイナス金利政策を導入しています。
通貨安競争が激化する中で、金利をさらに引き下げるのも問題が多いですね。
しかし実弾での介入に踏み切るとは。

何でもあり、になってきました。
米国の利下げは0.25%では終わりそうにありませんね。
今回のFOMCの利下げの後、年内追加利下げの示唆があるでしょう、多分。。。
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