2019年7月3日水曜日

2日火曜のNY株式市場、ナスダック総合株価指数は5日続伸、
S&P500種株価指数4日続伸、過去最高値を2日連続で更新です。
ダウ平均は史上最高値を伺う値位置でもみ合いが続いていますが
+69.25ドル 26786.68ドルで陽線引け、何とか強気を保っています。

NY時間には売りを誘うニュースも出てきて神経質に上下しましたが
引けにかけて買いが優勢となった印象。

ベア材料としてNY時間に懸念されたニュースは

①ペンス副大統領がでニューハンプシャー州での予定取り止め、
 ホワイトハウスに戻る

⇒米副大統領報道官
「ペンス副大統領がワシントンに戻る必要性がある何かが起きた」
「心配するような事態ではない」

その裏で、トランプ大統領の健康問題が噂されたようで

⇒ホワイトハウス高官
「トランプ大統領と副大統領の健康上の問題ではない」


②ロシアの小型機密原子力潜水艦の火災が発生(ロシア領域内)
14人のクルーが死亡。

 Fire kills 14 sailors aboard navy research submersible
https://www.bbc.com/news/world-europe-48844013

⇒プーチン大統領予定をキャンセルしロシア国防相との緊急会議
 放射能漏れの懸念?!
  
 
③USTR:米通商代表部、対欧州の追加関税リスト発表
エアバス航空補助金に対する40億ドル分の追加関税示唆

⇒米欧貿易摩擦激化への懸念

これらのリスクに反応したのか、ゴールドが急反発

※ゴールド先物日足


なかなか見ない位置での陽線示現。

ゴールドがこれだけ大きく反発するということは
ユーロドルも大きな上昇になっているか…と思いきや

※ユーロドル



欧州時間に大きく上昇しましたが、その後は冴えずダラダラ下落。
(ECB政策担当者:7月に早急に利下げする理由はないとの発言受けて?)


ユーロ下落はこのニュースに反応した側面も大きい模様。

欧州中銀総裁に仏ラガルド氏 欧州委員長はドイツから
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46886190T00C19A7000000/
・ドラギ氏の任期は10月31日まで
・EUトップの欧州委員長にドイツのウルズラ・フォンデアライエン国防相を指名
・2人の女性トップ?!数カ月以内に承認される可能性

⇒これまで独連銀総裁バイトマン氏が後任との見方が根強かったが
 ラガルド氏なら独バイトマン氏よりもハト派だろう、、、との見方

ということで、ユーロにはユーロ独自の材料があったことで
リスク警戒からのゴールド上昇との相関は薄かった。
ユーロドルショート継続です!

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それから日火曜は豪準備準備銀行(RBA)政策金利発表がありました。

予想通り0.25%の利下げを決定。豪州過去最低の1.00%へ。

・2月に続いてか月連続の利下げ。
・年内にあと1回の利下げの可能性。(8月or9月)

RBA利下げ発表前に豪ドルは大きな下落となっていたので
予想通りの利下げを受けて下落するという値動きにはなっていません。
長期金利も小幅に低下しただけです。

むしろドイツや米国、そして英国の長期金利が一段と低下しており、
豪州の金利は底堅いように見えます。

この点から言えば豪ドルは買ってもいいんじゃないかって気がします…。
買ってないけど。

※長期金利一覧

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英国の長期金利が酷い下げ方をしていますが、カーニーさんの発言のせいかな。

BOEカーニー総裁
「不確実性が短期的な政策対応を正当化する可能性」と発言

⇒緩和再開の思惑が浮上しポンド売り(長期債利回り低下)

ポジションはユーロドルショートと日経CFDロング継続のまま。

S&Pが史上最高値更新でダウがまだ更新できずですが
遅れてダウも上がるのかが最大の焦点ですが、
NY時間、為替市場ではドル円がリスクオフ的に円台まで下落していますので
このまま円高基調が続くなら、3日の日経平均は反落となりそうです。。。

そうそう、今週4日がは米国の独立記念日で米市場が休場となります。
明日水曜の米国株式市場は半ドンになるので流動性が下がりそう。
5日金曜は米雇用統計の発表を控えているのですが。
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