2019年8月9日金曜日

トランプ砲(9月~中国関税第4弾発動をtweet)で
4営業日1024円も下げた日経平均は、今日、何とか下げ止まりました。

8日㈭日経平均は +120.16円 20636.72円

7日㈬のNY市場オープン直後ダウが550ドルも急落したのですが

大引けにかけては下げ幅を大きく縮小。
なんと終値では22ドル安。500ドルも下げ幅縮小したんですから
ボラティリティ高い相場ですよね。

※米ダウ平均日足 200SMAでピタリ支えらえている

 
 シカゴ連銀のエバンス総裁が追加利下げの必要性を示唆したことで
下げ幅を縮小したと解説されていますが、、、、

トランプ大統領も
「より大きな幅で、より速いペースで」利下げする必要があるとの考えを示しており、
連日でFRBへの圧力Tweetを投稿しています。


そしてなんと大統領補佐官であるナバロ氏も6日、
「FRBは年末までに少なくとも0.75%か1%利下げしなければいけない」

と発言しています。FRBの独立性とか、どうでもいいトランプ政権。


あまりの酷さに歴代FRB議長が米WSJ紙に連名で論説を寄稿。
 

歴代FRB議長、パウエル氏への政治的圧力でトランプ大統領に抗議
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-06/PVTD11SYF01S01
政治的圧力や幹部解任の脅威を受けながら
金融政策当局が責務遂行を目指す状況はあってはならない


この寄稿があってもお構いなし、ですが。

というわけで、米株は追加利下げ期待で下げ止まったと言えそうです。

金利先物市場では9月利下げ確率が100%にまで上昇。
利下げ幅も0.25~0.5%を織り込み始めています。

ただし、米長期債利回り1.6%割れというところまでの低下は
やややりすぎの感が。ということで、長い下ヒゲをつけて反騰中。
大底とは言いませんが、しばらく戻るのでは・・・?


※米長期債利回り
 

来週はお盆です。
そして週明け12日は山の日で祝日。

ということで流動性が低下する時期となりますので
積極的にリスクを取りにくい時期ですので
新規ポジションはなし。

現時点ではダウが再び最高値を更新するとは思っていませんが
9月の大幅利下げが実現されそうなムードが強まると
米株は強気が継続すると思いますので、もう少しロング粘ります。
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