2019年8月12日月曜日

お盆ですね。
12日㈪は山の日で東京市場は休場。
休まぬ為替市場では閑散となる東京市場が狙われやすいので
投機筋による円高アタックに注意が必要です。
お正月とか、GWとかお盆は円高になりやすい。

勿論それぞれに理由はあります。
8月だと15日の米債の償還と利払いによる円転というのが指摘されてきましたが
昔に比べて米債償還月が2月8月に偏りがなくなった現在では
これが理由による実需による円高というよりは
こうしたアノマリーをバックに仕掛けが入るだけということなんだけどね。

それと9月決算のヘッジファンドによる45日ルールが8月15日にあたる、
という指摘もありますが、9月決算のヘッジファンドがそれほど多いのか?!
という疑問もあります。

もっともしっくりくるのが、お盆休みに日本のメーカーさんなどが長期休暇に
入るため為替市場でも流動性が低下する時期に、投機筋が並べられた注文を
狩りに来るということだろうと思います。

今偏っていると思われるポジションは
IMM通貨先物ポジション、投機筋はポンドが空前の売り越しとなっていますが
くりっく365や店頭5社計でみるとむしろポンドロングが積み上がっています。

投機筋のショートに日本の個人がポンド買いで向かっている構図、、、
下がるたびに五月雨式に入るポンドの買いが、さらなる下落を誘っている可能性が。
日本からの買いが出なくなり、買い手不在となれば、下がりようがなくなりますから
ショートカバーが起こるかもしれません。
下がり続けるポンド相場は買い手が消えないからですね。
しかし、スワップもつかないポンドを底入れが確認できない中で
買い向かうのは無謀というもの、、、確かに投機筋のポジション積み上がりをみれば
大きく巻き戻すことを期待してしまいますが、、、。

※左・IMM通貨先物ポジション/中央 店頭5社の売買比率/ 右・くりっく365のポジション


それから投機筋はとうとう先週円ロングに転じました。
一方で店頭5社のドルロングはどんどん積み上がっています。

ドル円を売る投機筋、買い向かう日本勢というところでしょうか。
ただし、くりっく365の個人投資家は投機筋と歩調合せて円ロングを積み上げています。

よって、このお盆にドル円が猛烈に円高に行くほどのポジションの偏りは
みられない、、、ということなんじゃないかと思うのですが
クロス円では相変わらず豪ドル円、NZドル/円の買い比率が高いままなので
クロス円主導で下落する可能性は否定できませんね。

ともかく、株式市場が幾分下げ止まりを見せた先週、
為替市場ではドル円の下落が続き、年初来の円高水準にまで来ちゃった、
という事実がありますので、警戒は必要です。

相変わらずトランプ大統領野tweetによる発言は止まりませんし、、、

トランプ大統領:9月の米中協議、キャンセルになっても「構わない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-09/PVZ544T0G1KY01

ただし、為替市場においてトランプ大統領がドル安政策に打って出るという警戒が
強まっていますが、こんなことも発言しています。

トランプ大統領、ドル安誘導せずと言明-「その必要ない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-09/PVZ81X6S972901

ドル安誘導の計画があるかと記者団に質問され、「いや、その必要はない」と答えた。
その上で、米金融当局が政策金利を引き下げればドルを自動的にやや押し下げることになり、輸出業者への圧力が和らぐと付け加えた。


ということで、さすがに実弾の介入もあり得るという警戒は行き過ぎだったと
安堵も広がりそうなものですが、しかし、FRBへの利下げ圧力は
ここからさらに1%を要求していますので(^-^;
やはり金利の低下は免れないと思います。

トランプ氏、1%利下げ要求 FRBは米経済に「手錠」
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-idJPKCN1UZ1SR

それでも、欧州、日本はすでにマイナス金利、英国もゼロ金利(0.75%)
豪州、NZはどちらも1%の政策金利と、米国がここから1%下げたところで
FF金利は1.25%もあるわけで、米国があと1%利下げする過程では
金利差は縮小しますが、それでも他国と比べると高金利、なかなかドル安には
ならないんじゃないかと思うんですけれどねぇ・・・。

また、利下げを好感し米株が上昇すれば、リスクオンムードがドル円を
支えてしまう可能性もあるんじゃないかとも。
ドル円はポジションの偏りがそれほど大きくないので、
過度な警戒は無用かと思っているのですが、甘いかな?!

ポジションはダウロングのみです。
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今週の主な予定

■8/12(月)
 振替休日

■8/13(火)

英(17:30)ILO失業率 (前回3.8%)
独(18:00) 8月 ZEW 景況感指数 (前回▼24.5)
米(21:30) 7月消費者物価 (前回0.1%:予想0.3%)

■14(水)
日(8:50) 6月機械受注 (前回▼7.8%:予想▼1.0%)
豪(9:30)8月消費者信頼感指数(前回▼4.1%)
中国(11:00)7月鉱工業生産(前回6.3%:予想6%)
      7月小売売上高(前回9.8%:予想8.6%)
独(15:00)4-6月期 GDP (前期 0.4%)
英(17:30)7月消費者物価(前回0%)
      7月小売物価(前回0.1%)
      7月生産者物価(前回▼1.4%) 
米(21:30) 7月輸出入物価(前回▼0.9%)

■15(木)
豪(10:30)7月雇用統計(前回0.05万人:予想1.8万人)
英(17:30)7月小売売上高(前回1.0%)
米(21:30) 8月 NY 連銀製造業景気指数(前回4.3:予想3.3)
          8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(前回21.8:予想10.0)
          7月小売売上高(前回0.4%:予想0.2%)
米(22:15) 7月鉱工業生産・設備稼働率(前回0%:予想0.2%)

■16(金)
米(21:30) 7月住宅着工件数(前回125.3万件:予想126万件)
    
米(23:00) 8月ミシガン大学消費者マインド指数(前回98.4:予想98.0)

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