2019年8月8日木曜日

今日のNZの金融政策決定会合は注目していたんだけど
ノーポジションでこの急落を取れなかったことが悔やまれる…。

7日、RBNZ(NZ中銀金融政策会合)では、市場予想が0.25%のところ
0.5%の利下げを決定。NZの政策金利は1%に引き下げられました。

6日のRBA(豪州中銀理事会)では政策金利が1%に据え置かれています。
もっとも、RBAは6月に3年ぶりの利下げに踏み切り、7月も連続利下げを実施。
今回はノーアクションであることは予想通りですし、
NZに先行して利下げを決定していました。

NZは5月の理事会で最初の利下げに踏み切っていたため
NZが先んじてオセアニア利下げ競争に火をつけたのですが、
その後豪州が2か月連続で利下げをするものだから、NZの方が金利が
高い状態になっていましたが、今回の利下げで豪州に並びました。

豪州、NZはなかよく政策金利1%です。

しかし、今日はRBNZの声明もめっっちゃ弱気だった…。

低い政策金利(OCR)が雇用や物価の目標達成に必要
今日の行動でインフレターゲットに向かう責任を見せることができた。
2021年第4四半期にはターゲットである2%へ到達する。
2020年第4四半期にはOCRは平均で0.91%に落ちている。

しかも「われわれは1%だが、他の多くの諸国が1%を下回り、
ユーロ圏とスウェーデン、日本がいずれもマイナス金利を採用する状況を見れば、
われわれがマイナス金利を使わざるを得なくなる可能性は間違いなくあり得る」

とマイナス金利政策導入の可能性にまで言及。

こりゃ市場はNZドルの売り浴びせに走りますよね。
同時にNZがその覚悟なら、きっとRBA(豪州)も競うように
追加の利下げに踏み切るだろうという思惑が広がって、
豪ドルも同時に売られています。

このオセアニアの下落、ポジションなくて残念無念。
あ、NZドル/円、豪ドル円なども急落し、これに連れて
クロス円に下落圧力が強まったためユーロ円のロングはカットしました…。


7日の日経平均は4営業日続落。68.75円安の20516.56円
4日間の下げ幅は1024円。

それから新しいニュースが出たわけでもないのですが
世界の長期債利回りの低下が止まらず、、、、

※主要国の長期債利回り一覧

今夜米長期債利回りは一時1.6%を割り込む瞬間もありました。
FF金利が2.0~2.25%なのに、、、
長期金利はこれを1%も下回っているなんて。

金利が消えればゴールドの天下ですね。
(金利のつかない金のデメリットがなくなる)
株価も不安定ですので、株を手仕舞って逃げてきた資金はゴールドへ。
米国の制裁を恐れる中国、ロシアなどは
せっせと米債を売却し金買いを続けています。

ドル建て金価格が1500ドル大台を突破。
円建ての金先物市場でも1g5000円を突破しました。
(地金商の店頭価格はもっと早くに5000円を突破していましたが)

※ドル建て金先物月足 月足レベルできれいな上昇トレンド開始


そして、新しいネガティブニュースがあったわけではありませんが
NY株式市場オープンと同時に米株はドラスティックに下落し
一時下げ幅は500ドルを超える局面も。
現在下げ幅縮小中です。

8/6に作った 25422ドルのダウロングですが
8/7NY市場オープン前、変な下げ方をしていたので、
(生放送の前だったので、逃げておこうと思い)
25743ドルで手仕舞いました。微益。

その後帰宅し、1:30頃、25717ドルで再度ダウ平均をロングしています。
200日SMAがサポートされるんじゃないかと思って。
6日も下ヒゲを作って陽線引けとなりましたものね。

為替市場では、足下ドル安の展開なのですが
(世界の金利低下中ですが、やはり米金利低下に連れてドル安なのか)
これが長期化するかどうかまだ確信が持てず。

今日のオセアニア急落も乗れていなかった反省もあって
FXのポジションは作らず様子見です。
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