朝起きて(゚Д゚;)びっくりしました。
突然中国が「為替操作国」に認定されてちゃってんだもの。
いえ、だって、為替操作国と認定するには
米国が決めた条件ってのがあるんですよ。
しかも、これを認定するタイミングってのがあって
毎年4月と10月に作成する「為替報告書」にもとづいて
認定されるとばかり思っていました。
少なくてもこれまではそうだったはず、、、。
その認定の条件ですが
①貿易収支 ⇨ 対米貿易黒字額が年間200億ドル以上
②経常収支 ⇨ 経常黒字額が国内総生産(GDP)比で2%以上
③為替介入 ⇨ 為替介入による外貨購入が1年で6カ月以上かつGDPの2%以上
3つの条件を満たすと「為替操作国」と認定され、
2つの条件を満たすと「監視対象」とされることになっています。
2019年5月に公表された為替報告書では、
中国は1つの条件にしか抵触していないんですよね。
ただし対米貿易黒字が巨額だということで監視対象国では
ありましたが、、、。
ちなみに、日本は2つ該当していて監視対象国です。
ということで、中国人民銀行は
「競争的な通貨切り下げを行っていない」
として為替操作国認定に抵抗をしめしています。
トリガーは8月5日のドル人民元の1ドル7元の節目突破でしょう。
トランプ大統領はこれを為替操作だと非難しています。
ちなみに為替操作国認定となると、、、
米国との2国間協議が実施されるほか、米国だけでなく各国から
通貨切り上げを政治的に強く求められることになりますが、
応じない場合、米国との取引に制限がかけられることも。
制裁が厳しくなる可能性があるわけです。
これに驚いた市場は大きく崩れます、、よね。
6日㈫の東京株式市場、寄り付き直後には
一時下げ幅が609円となる場面も。
3日連続安で3日間の下げ幅は955円にも上ります。
ただし、大引けでは日経平均は134円安まで下げ幅を縮小しました。
どうも場中に見えざる手を感じましたね。
GPIFの買いじゃないか、というのがもっぱらの噂。
早朝、シカゴ日経平均先物は東京早朝に2万円台割りこみ
1万9890円まで安値がありましたが、
この下落で日経平均はPBR1を瞬間割り込んだようです。
このレベルはいったんサポートされるということが改めて確認できた形。
アベノミクス相場ではPBR1を割り込んだのは2回。
2016年2月12 日(0.99 倍)
2018年12月25日(0.99 倍)
どちらも、そこから下値を切り下げることはありませんでした。
ここから下値を掘るには、もっと材料が欲しいんじゃないかな、、、。
それと、週足では200MAがサポートしているようにも見えます。
※日経平均週足
米株の方は、日足の200SMAまで一気に下げてきましたね。
ここを割り込んだので、いったんは買いかな、と
NYダウを25422ドルでロング参戦しました。
※ダウ日足
現在25763ドルですので、若干プラスですが、
ここで絶対に下げ止まるという確信があるわけじゃないので
コストまで下げてきたら、カットします。リバ狙い。
クドロー米NEC委員長も
「米政府は引き続き9月に中国との貿易協議を米国で行う計画」
「トランプ米大統領は中国との協議継続を望んでいる」
協議継続姿勢を示していますので、、、。
周りがどんなにアシストしてもトランプ大統領のtweetひとつで
全てひっくり返ってしまうのですが💦
市場ではすでにFOMCの次回9月会合での利下げ観測が高まってきています。
CMEフェドウォッチでは0.25%利下げが83.5%、
0.5%利下げが16.5%となっています。え?9月に0.5?!(゚Д゚;)
催促相場に入ってきたようですね。
となるとドル安がくるかもしれません。
今日、ユーロやポンドが上昇した背景には米国のさらなる利下げ観測の
高まりがあったからかもしれません。
しかし、今日ドル/円相場は早朝に105.50円台まで円高ドル安が進行するも
意外と下げなかった印象です。
朝方発表されたニュージーランドの雇用統計が悪くない結果
だったことから、NZドル/ドルが大きく反発したことで
NZドル/円も上昇、下値が固い値動きとなったことも
クロス円相場のセンチメント悪化を防いだような印象も。
クロス円の下値が固いことをみて、
今日は午前中にキウイ円を69.40円台で、
ユーロ円を118.81円でロングしました。
キウイは明日に金融政策会合があるので、やはり伸び切らず、でしたね(^-^;
70円台まで上昇したのですが、現在69.40円台に行って来いです。
これは69.50円台で逃げましたが、ユーロ円はまだ持っています、、、。
このままリスクオフ相場が終焉するとも思えないのですが
安値を叩いて売るよりはリバ狙いのロング局面ですね。
売りは株、ドル円、クロス円が上がってきたら再考します。
明日は日経平均も上がるんじゃないでしょうか。
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