2019年8月21日水曜日

米国の中間層向け減税検討とか、ドイツの財政出動辞さずとの報道、
中国の景気刺激策などを材料にマーケットは落ち着きを取り戻したかに見えますが

※VIX指数はWトップで下落基調へ


今夜は欧州通貨が騒々しいです。
これまで弱かったユーロ、ポンドが強いんです。

①イタリアのコンテ首相が辞任

イタリア、コンテ首相が辞任 連立政権崩壊
https://jp.wsj.com/articles/SB11215130880009883820004585500193768437352

連立政権の第1党の新興左派「五つ星運動」と、
ポピュリスト政権右派「同盟」が激しく対立していましたが、
同盟のサルビーニ副首相が解散総選挙要求、内閣不信任案を提出で
コンテ首相が辞表提出、という流れ。

これを受けて、マッタレッラ大統領は各党と新政権樹立に向けた協議を
始めるとみられますが協議が円滑に進まなず、新政権樹立が困難となれば
解散総選挙実施となります。
その場合、総選挙は10月下旬か11月初旬にも、と報じられています。

このニュースが流れた直後はユーロは売りが強まったんですけど、
何故か買戻しが優勢なのよね。。。。

イタリアは銀行の債務問題が長らく燻っていますが
足下では不良債権額は2015年のピーク時の半分にまで縮小しているようです。
そうはいっても、18年末の段階で利払いが滞っている債権の総額は
1800億ユーロもあるんですけどね。

コンテ首相辞任の報道を受けて
イタリア国債利回りは総じて4-10bp低下。
10年債利回りは9bp低下して1.34%に。
あれれ、債券買いか。売られて金利が急騰するよりマシです。

8/9に、同盟がコンテ内閣への不信任案を提出した時には
イタリア国債利回りが急上昇し、一時1.8%台前半まで上がって
(イタリア国債売り、ですね)いました。

政局不安が出たときにすでにイタリア国債を大量保有しているとされる
ウニクレジット等銀行株が大きく売られるなど株式市場にも
不安が波及していましたので、
逆にコンテ首相辞任で事が一歩前に進んだということで
事実で買い戻された、って感じなんでしょうか。

どうやら総選挙となる可能性よりも
新連立内閣樹立に向けた機運がより高いという指摘もあるようです。

それでユーロ買戻し、、、ですか、わかりませんなぁ。

そうそう、今週ドイツが財政出動もいとわぬ姿勢を示しましたが
イタリアもドイツと同額の500億ユーロの予算が必要とか言い出してます。
内閣不信任案を提出シタサルビーニ副首相。

伊、「衝撃的な」刺激策に500億ユーロの予算必要=同盟党首
https://jp.reuters.com/article/italy-budget-salvini-idJPKCN1VA0RW

大幅減税を主張、と有権者に向けては耳障りの言いご意見ですが
財源は・・・・あ、でも、現在イタリアの長期債利回りでさえ
1%台ということで債券売りのリスクは低いって見方もできるのかなぁ。。。

ドイツなんかがドカンと債券発行したらみんな飛びつくんじゃない?
ドイツ国債は現在、全ての年限で利回りがマイナス圏にあるんだから。
今やイタリア債券の利回りもこれだけ低いってことは
イールド狩り、つまり金利のある所にはお金が流れ込んでいるワケだものね。

ただ、この債券バブルはこれまでに経験したことのない事態ですので
どんな終わりを迎えるのが怖いですよねぇ、、、

膨らむ100年債バブル 景気減速でマネー逃避
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48621480W9A810C1EN2000/

2117年満期のオーストリアのユーロ建て100年物国債の利回りが1.2%とか?!
100年持っても1%だって、、、、。
おかしいわよね。
とりとめがなくなってきました💦

※ユーロドル


でもまだユーロ円118.77円ショート
1.1206ドルのユーロドルショートは継続中。

②メルケル首相、英国とのブレグジット交渉に前向き発言?!

EU、アイルランド国境問題で「実務的解決策」検討も=独首相
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN1VA1QO.html

・EUはバックストップに対する「実務的な解決策」を検討する用意がある
・EU離脱協定の再協議は必要ない

メルケル首相の解決策検討の用意という発言を好感した、
ということでしょうか。ポンドが上昇しています。

※ポンドドル 上昇って言っても、ちょこーーっと

そして、今夜はこの方も。

③ブレグジット交渉、ボリスジョンソン首相発言

・EUとの交渉の際にバックストップ案の解決策を検討。
・EUは明らかに英議会が離脱を阻止する可能性考えている。
・EUの友人とパートナーは少しネガティブではあるが、
 合意は得られると考えている。

随分楽観的じゃない・・・・。合意は得られる?!

19日には、トゥスク大統領に書簡を送ったとしてその内容を公開。
ボリス氏は「バックストップ(安全網)」は「受け入れない」と
再交渉を要求していましたがEU側は

EUは再交渉要求に冷ややか、ジョンソン英首相の書簡は突破口ならず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-20/PWJC3FSYF01S01

ということで、バックストップ案撤回はあり得ないと改めて主張しています。

ただし、英国がより具体的な案を打ち出せば交渉を始める余地が
生じる可能性も示唆しているようですので、
これまでの「何も進んでいない」状況から
ちょっとだけ、希望が見えてきたってことなんでしょうか。
ドイツのメルケル首相の発言は大きい。

ポンドはIMM通貨先物市場で随分ショートが積み上がっていますので
何かブレグジット交渉に期待や進展が見られれば買戻しも、、、
ポンドロングも面白そう。。。です。
1.2190ドルを超えてきたら乗ってみようかな。
逆指しの買い、ですね。怖いけど。
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