2019年8月26日月曜日

ジャクソンホールシンポジウムが最大のイベントだったはずですが
トランプ砲ですっかり霞んでしまいました…。

まずはジャクソンホール会合でのパウエル議長。

パウエル議長、「著しいリスク」警告-追加利下げ観測強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-25/PWSQKL6JTSE801
・米国の景気拡大を維持するために金融当局は適切に行動する
 →9月FOMCでの利下げが確実視

しかし、トランプ大統領はこの講演にやはり不満だった模様で
「米国には強いドルと「非常に弱いFed」がある」とコメント。
FRB議長は中国の習近平国家主席より大きな敵かもしれないとツイートしています。


またタイミングが悪いことに、
この講演前に中国から米国に対し報復関税が発表されています。

①20:00台
中国、750億ドル相当の米製品に対する追加関税発表-米国に反撃
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-23/PWOSJN6TTDS001
・750億ドル(約8兆円)相当の米国製品に追加関税を課す
 ~5078品目の米国製品が対象に。
・9月1日 米国産の大豆と原油に対する5%の追加関税
・12月15日 自動車及び部品に対して25%の関税が再開
     ~一部の車種には10%上乗せ。
       自動車に対する既存の一般的関税を考慮に入れると、
                  米国車にかかる関税率は最高50%
     
②AM1:00台    
トランプ米大統領、23日午後に対応策発表-中国の対米関税に反撃へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-23/PWP6BLSYF01W01

③AM6:00台 NY市場クローズ後です…。
トランプ大統領、対中制裁関税の税率引き上げ-中国の措置に対抗
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-23/PWPKQH6K50XX01

・10月1日~
 発動済の2500億ドル(約26兆3000億円)輸入品への関税 25%→30% 引き上げ
・9月1日と12月15日に分け発動予定の残りの3000億ドル相当の関税
 10%予定→15%に変更し引き上げ
 
トランプ大統領は追加関税を課すというだけでなく
米企業に対しても中国からの事業撤退を求めるTweetをしています。
 
トランプ氏、米企業に中国撤退を指示 「権限あり」と主張
https://www.cnn.co.jp/business/35141709.html

・米企業に中国からの撤退を要請
 国際緊急経済権限法(IEEPA)による大統領権限で可能?!

米中対立が激化。追加関税の応酬にマーケットはリスクオフ一色に。

23日㈮NY市場
ダウ平均   25628.90(-623.34 -2.37%)
S&P500    2847.11(-75.84 -2.59%)
ナスダック   7751.77(-239.62 -3.00%)
CME日経平均先物 20185(大証終比:-535 -2.65%)
10年債  1.535(-0.078)
WTI原油先物 54.17(-1.18 -2.13%)
NY金先物 1537.60(+29.10 +1.93%)金が強い。

株は戻りいっぱいでしょうかねぇ。。。
反発期間が思ったより短かった、、、。
米国の大幅利下げが市場に織り込まれる中でも上昇力が乏しく、
上値の重さが気になってはいましたが。。。

※ダウ平均


25623ドルのダウロングは26000ドルで手仕舞って逃げました。
ここからは売りを考えます。今回は戻りが弱すぎる。

昨年10月以降の下落時も200EMAのところで乱高下しながらもみ合ったんですが
もうちょっと戻りましたよね💦黄色の丸のとこ。
しかし、この時はもみ合いの乱高下の末、年末に向けて急落しました。
この時の動きに似ているような気がします。。。

昨年12月の急落くらいの下落が来ないことには
ロングは危険な気が。まずは戻りを売ることを考えます。

日経平均ですが、そもそも米株が総崩れでの下落となっただけでなく
対中追加関税の内容がNYクローズ後に発表されています。
円高も重なっていますし、20000円割れも覚悟の1週間となりそうです…。


為替市場ではドル独歩安です。

※通貨インデックス一覧


リスクオフなので円が強い。スイスフランも。
そして、欧州通貨も強いですね。

豪ドルが弱いのは中国の代替通貨という側面があるからでしょう。
カナダなど資源通貨が弱いというのも今後の世界景気悪化への懸念でしょうか。

1.1206ドルのユーロドルショートは1.1115ドルで買い戻しました。

イタリアの件もありますし、ドイツの景気悪化も中国絡みですし
欧州も決して良くないのですが、ドル安が来ちゃったので
ユーロの買戻しが旺盛に。

う~ん。こまめに利食わないとダメね、、、
戻りを売ることを考えますが、いったん減ってしまった利益を確保することに。

1.2190ドルのポンドドルロングは継続。

マクロン仏首相と対談した際の
ボリス・ジョンソン英首相の品格が問われる振る舞いが話題ですが
ポンドは買戻し基調に入ったような気がします。
再度下落するにしても1.2400ドルくらいまでは戻りそう。(期待)

そしてドル/円相場は105円割れも覚悟。
本邦当局が支えたいとして隠密介入(クジラが買っていると観測されている)
推測がされているドル円105円、日経平均2万円が試される展開です。

9月の日銀にも注目が高まってくるでしょう。


また、参院選後に先送りされていた日米通商交渉もいよいよ大枠合意とか、
9月の国連総会前後に署名する見込み。

米、車の関税撤廃先送り 日米貿易交渉が大枠合意:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48959560U9A820C1MM0000/

アメリカの農産物の関税をTPP並みに引き下げるが、日本の自動車関税は据え置き。
数量制限などは回避できそうですが、ずいぶん米国に譲歩した形。
日本はトウモロコシを買うことにも同意しているようです。

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今週の予定

■8/26(月)
独 8月 Ifo 景況感指数(17:00)
米 7月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
米 7月耐久財受注(21:30)
英国休場

■27(火)
米 6月 FHFA 住宅価格指数(22:00)
米 6月 S&P コアロジック CS 住宅価格指数(22:00)
米 8月 CB 消費者信頼感指数(23:00)

■28(水)
輸出管理を簡略化する優遇対象国から韓国を除外する政令が施行

■29(木)
米 4-6月期 GDP 改定値(21:30)
米 7月中古住宅販売仮契約(23:00)

■30(金)
7月失業率・有効求人倍率(8:30)
7月鉱工業生産(8:50)
インド 4-6月期 GDP(21:00)
韓国中銀政策金利発表
米 7月個人所得・個人支出(21:30)

■31(土)
中国 8月製造業 PMI

■9/1(日)
米中の追加関税発動

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