2019年9月2日月曜日

米国が対中関税第4弾を9月1日㈰、正式に発動しました。
中国も即時報復関税を発動しており、歩み寄りは見えません。

この週末はリスクオフ要因となるようなニュースばかりです…。

①トランプ政権が対中追加関税を発動-米中合意のめど立たず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-01/PX4V8M6TTDS001
米国から中国
・約1100億ドル(約11兆7000億円)相当の中国製品への15%の追加関税を発動
・ノートパソコンや携帯電話などの約1600億ドルの中国製品は、12月15日に発動

中国から米国
・米国産豚肉、牛肉、鶏肉や他の農産品に10%、大豆、原油に5%の追加関税
・小麦やモロコシ、綿花への10%:米国自動車への25%の追加関税は12月15日

~これがマーケットにとっていいニュースなわけがありませんね。。。

②中国の製造業PMI、8月は悪化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-30/PX2HB9SYF01S01
・8月:49.5 7月の49.7から低下。

~中国景気悪化もネガティブ材料

③米消費者マインド指数:6年ぶり大幅低下、トランプ政権下で最低
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-30/PX1YXDT0AFBM01
・低下幅は2012年12月以降で最大

~米国もいよいよ身構え始めたか


④英議会閉会、国内各地でジョンソン首相に抗議 ヒトラーになぞらえる人も
https://www.afpbb.com/articles/-/3242394
・ロンドンの首相官邸前で、数千人が抗議デモ

~このままいくとノーディールブレグジットがほぼ確実ですので、、、

⑤日銀 国債買い入れ 来月1000億円減額へ 金利低下防止ねらい | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190830/k10012057401000.html

・日銀は、来月買う量を減らすと発表
 ~最大5500億円程度と、これまでより1000億円程度減らす方針
 
これも、よくないニュースよねぇ。。。。
世界が利下げなど緩和政策競争に入っているのに、
日銀が国債買い入れ量を減らすとな。

世界の長期金利が金利がどんどん低下する流れに抗うのは困難です。
29日、日本国債の長期金利は、3年前につけた過去最低のマイナス0.3%に迫る
マイナス0.29%まで低下しました。

※世界の長期金利一覧 どこまで下がるの~

日銀のYCC(イールドカーブコントロール)政策である
長期債金利をゼロ近傍に固定(±2%の幅をもたせて)する、という
この±0.2%の幅を超えて尚マイナスに沈んでしまっている事への
対処にすぎないのですが、国債買い入れ量を減らすんですから、
引き締め、、、ですよね。

市場マネーが国債市場になだれ込んでくるため
自然に国債の金利が低下していくので、行き過ぎたマイナス金利を
是正するには日銀が買う量を減らすしかないんです。
ゼロ近傍に固定するために、日銀が買い入れる量を
コントロールしているだけとはいえ、
これは世界の緩和競争と逆行する話しですので、円高材料ですね💦

ドル/円相場は足元では1/3のフラッシュクラッシュ時の安値で面合わせ、
Wボトムを形成するかの如く反発していますが
それでも上値重く105円台でもみ合っているだけです。

9月の日銀の金融政策決定会合で、緩和のカードを切ることができるのか?!
と市場が催促に出る可能性もありますので、強気できませんね。
米国やECBが利下げ見込みである中、何もできないと円高がくるというのが
市場のコンセンサスになりつつあります。

とまあ、ネガティブ材料てんこ盛りです。

ただ、世界の株価インデックスは日本と韓国を除いて
200SMAの上で下げ止まって揉みあっているんですよね。
だから、完全な弱気相場入りということでもないんですが、、、
これはレンジブレイクにつく、というのが正しいトレードのような気もします。
総弱気で下がることも少ないので・・・。

※主要国の株価インデックス一覧


株価インデックス、ドル円はポジション作っていません。
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■うまく行っているのがユーロドル。
1.10ドル割れ、17年5月以来の安値を示現しました。

※ユーロドル日足

トランプ大統領はこの値動きに対して
「おかしくなったような(Like Crazy))な下落を見せている。
これは彼らの輸出と製造業にとって大きなアドバンテージである。
FRBは何もしない。ドルは歴史的にみても高い。」
などと不満を表明していますが、このユーロ安はポジション調整に伴う
月末特有の資金フローである可能性がある事をご存知かしら…。

機関投資家らは月末、あるいは期末などには
ポートフォリオを見直し、資産の組み換え=リバランスを行います。

欧州債保有比率が低ければ欧州債を増やそうとか。
日本株ロングが偏りすぎれば、減らそうとか。
その時に通貨市場での売り買いも発生しますね。
このような動きが、月末や期末にテクニカル的に実施されるため
現状のマーケットのセンチメント、テクニカル分析とは関係なしに
大きく動くことがあるのです。

そのリバランスに重要なのがロンドン・フィッシングレート。
民間のWM/ロイターがポートフォリオ評価のためのベンチマークとして毎日発表する
為替レートのことですがサマータイムでは日本時間午前0時のレートがそれ。

先週末のユーロ/ドル相場下落も15分足でみると
ロンドンフィキシングに向けて下落が加速しているんですよ。

※ユーロドル15分足

1.1131ドルのユーロ/ドル相場ショートは継続中ですが
週明けに一度買い戻そうと思っています。
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一方で、先週水曜にロングしたポンドドルとポンド円はあっけなく損切です。
もう少しショートカバーが入ると思ったんだけどな~

IMM通貨先物市場でのファンドのポジションは
売りが整理される流れではあるんだけどな~

ボリスジョンソン首相が、9月3日から再開する議会を
9日から10月半ばまで再び休会することをエリザベス女王に承認させたり
するものだから、ノーディールブレグジットの可能性がさらに高まって
ポンド売りが加速する格好となった先週の値動き。

ノーディールブレグジットが事実となることは果たしてポンド売りなのか?!
先週のポンドが売られ直すという市場の反応が本筋なのかどうか、
見極める1週間となりますね。
それが事実となれば買い戻されるんじゃないかという気がしてならないんですが
まだそれには早いのかもしれません。

※ポンドドルとポンド円日足

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今週の予定

■9/2(月)
4-6月期法人企業統計(8:50)
8月自動車販売台数(14:00)
トルコ 4-6月期 GDP(16:00)
中 8月製造業購買担当者景気指数(PMI):予想49.8(7月49.9)
レーバーデーで米国、カナダ、インドが休場

■3(火)
RBA:豪州準備銀行理事会
英下院議会再開(夏季休暇明け)
 ~9/9から10/13まで再び休会
米 8月 ISM 製造業景況指数(23:00)予想51.2 7月51.2
米 7月建設支出(23:00)

■4(水)
豪 4-6月期 GDP(10:30)
東方経済フォーラム(ウラジオストク~6日)、日ロ首脳会談も開催予定
米 7月貿易収支(21:30)予想‐534億ドル(6月−552億ドル)
米ベージュブック

■5(木)
米 8月 ADP 雇用統計(21:15)
米 7月製造業受注(23:00)
米 8月 ISM 非製造業景況指数(23:00)予想54.0、7月53.7

■6(金)
7月景気動向指数(14:00)
米 8月雇用統計(21:30)失業率:予想3.7%、NFP:予想+16.5万人、
パウエルFRB議長がスイス、チューリッヒで経済見通しに関して講演

■8(日)
●中国 8月貿易収支

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