2019年10月17日木曜日

リスクオン相場、まだ継続しているようです。

16日㈬、日経平均、TOPIXがともに年初来高値を更新。

※日経平均は3空?!窓開け上昇。


でもね、、、、マザーズ指数は年初にトップアウトして
10か月の下落トレンドが続いています。
こちらは管制相場マネーが入らないから・・・かな。

※マザーズ指数


0.27%下落でも出動 日銀、ETF買い積極化の裏
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50902960R11C19A0000000/

あと2カ月半で今年が終わりますが、まだ2兆円程度の購入枠が。

日経平均には先物市場の買戻しも断続的にはいっているようですし
下がれば日銀が買ってくれるし、、、と考えると
需給的には日経平均が大きく崩れるとは考えにくいといえそう。

10月第1週は海外投資家が先物を5100億円売り越し。
9月最終週と合わせると8700億円の売り越しとなっていましたが
10月第2週から第3週にかけて買い戻されているとの指摘も。

でも3つも窓が空いたら「三空踏み上げ」
テクニカル的には、売り迎えがセオリーですね…。

米中貿易交渉も第1段階の部分合意が報じられていますが署名はまだですし、
ブレグジットも先週から急に今月の合意アリでの離脱気運が高まっていますが
まだ何が起きるかわかりませんので、この高いところを買わぬように。
買うにしても、ちょっと吹き上がり過ぎなので、調整を待ちたいかな。

今夜は米国の小売売上らかの数字が 前月比▼0.3%(予想+0.3%)となり
プラス予想がまさかのマイナスで、7カ月ぶり減少に転じたことが嫌気され
米株は小動きで冴えません。

ただしコア指数は横ばいだったことと
8月分が0.4%から0.6%へ上方修正されたことなどから
決して弱気台頭というほどの悪い数字とも言えないかと思うんだけど
年内の追加利下げの思惑は高まったようですね。
利下げ織り込みが上昇しています。

利下げ織り込みが上昇すると、また株が支えられちゃったりするので
決して経済指標の悪化は、マクロマーケットのネガティブ材料でもない。
ここがこの相場の難しいところよね。

だからまだダウロングは継続してます。


そして、今夜からのスケジュールが重要な英国ブレグジット。

明日17日からEUサミット。
ここで英国からの離脱案で合意できるかどうかが焦点ですが
EU首席交渉官のバルニエ氏は本日中の合意について楽観的と
EU委員会で発言しており、明日から始まるサミットまでに
英国とEUの交渉チームがジョンソン案で合意できるのかを見極めるのが、
最初のヤマ。

明日からEUサミットですので、タイムリミットは明日朝。
今夜中には合意の報道があるはず、、、
交渉チームレベルでも合意できなければ、
明日からのサミットでの審議はできませんので
このレベルでの合意はありそうなもの、、、、
ということをマーケットが織り込む形でポンドは買戻しが旺盛ですが、
どうも今夜中の合意はないとBBCが伝えている模様。

う~む、明日からのサミット前に交渉チームの協議での合意はないのか?1
EUサミットでその内容を審議するはずだったのですが。

ただ、交渉チームレベルで合意してもEUサミットでEU側が、
これを受け入れるかどうかはわかりません。これが次のヤマ。
EUサミットでジョンソン案での合意が拒否されればポンドは再び下落に
転じるでしょう。だった31日期限前の合意はほぼ絶望的だもの。

仮にEUも17-18日サミットでジョンソン案で合意したとします。
今週末はいいムードでマーケットクローズするでしょうけれど
次は19日㈯に英議会緊急招集で決をとることとなりとみられます。
この19日がEUに離脱期限延長を申し入れる最終期限でもあります。

ただ19日の英議会緊急招集はまだ決定ではないようです。
これを今夜中にジョンソン首相が招集を決定するかどうかという点にも注目。

そしてもし19日、英議会が招集されたなら
EUとの間で合意したジョンソン案が、英下院でも採決される流れなのですが
しかしここで、まさかの否決となるリスクはぬぐえないのです。

だって、よくよく見るとメイ首相案とほとんど変わらない内容なのに
期日が近いというだけで議会がこれを受け入れるなんて腑に落ちませんよね。

しかし・・・・今日1日だけでも、まもなく合意とか、
北アイルランドのプロテスタント強硬派、民主統一党(DUP)が反対しているとか
英DUP、ジョンソン英首相の関税提案を非公式に受け入れとか
合意した!!!とかいや、まだ合意していないとか
もーーーヘッドラインが目まぐるしく変化してポンドは乱高下。

いちいち列挙するのも面倒なので、今夜から来週に向けて
ジョンソン案でいけるのかどうかの、最終局面である、
ということだけ覚えておいてください。

ジョンソン首相は合意アリでもなしでもとにかく今月末までブレグジットしたい。
合意なしでのブレグジットには抵抗があまりに大きいということで
合意アリにもっていこうと随分譲歩しているようですが。。。

ポンドロング、継続しています。乱高下必至ですのでコストより
ちょい上くらいにストップ置いて放置。

もし、最後の最後で合意アリの離脱決定となれば、
更なるショートカバーでまだまだ上がりそう

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