2019年10月2日水曜日

今日は「豪州の政策金利引き下げ」と「米ISM製造業景況指数悪化」がHOT

①まずは東京時間に発表されたRBA豪州中央銀行の利下げ。

RBAは10/1、政策金利を 0.25%引き下げ 0.75% へ

予想通りということで、瞬間急騰したんだけど、、、
その後高値は売りたたかれ豪ドルは大きく下落しています。

RBA声明
「低金利が長期間続くと予想するのは妥当」
「世界経済の見通しは妥当、リスクは下向き」
「成長支援とインフレ目標達成に必要ならさらに政策緩和へ」
「消費見通しが引き続き主な国内の不透明要因」
「労働需要の先行指標、雇用の伸びが最近の速いペースから鈍化する可能性を示唆」
「最近の状況、豪経済が低水準の失業率を維持できることを示唆」

全体としてはハト派的。
来月11月にもさらに0.25%利下げがあるじゃないの??って感じの内容。

志摩力男氏の今日の有料メルマガにあったコメントなのですが

RBA新しくMARTINという経済モデルを導入しており、それによると、現状の金利では豪中銀の目指す2~3%のインフレ目標には届かず、その実現のためには-1.0%のマイナス金利が必要と試算されています。-1.0%というのは現実的には難しいので、0.00-0.25%ぐらいの政策金利プラス200億豪ドル規模の量的緩和政策が必要と試算されています。


とあります。これは知りませんでした。
貴重な情報ですので引用させていただきした。

※全体のメルマガのほんの一部分を引用させていただきましたが
中国建国70周年記念イベントや、ゴールド、英国ブレグジット、日銀短観、
志摩氏のトレード戦略やポジションなど盛りだくさんの志摩氏のメルマガ、
有料ですが、是非読んでみてください。
fx-on.com/rikio/

ということで、豪ドルは売り継続かな。
今日はちょうどRBA発表をPCモニター前で見ることが出来たので
急騰後、長い上ヒゲをつけて反落したて来たタイミングで売り参戦できました。
0.6743ドルでショートしています。

②米9月ISM製造業景気指数悪化でドル急落


9月米:ISM製造業景況指数 47.8(8月:49.1 予想:50.5)
             ・09年6月来の低さ
             ・2か月連続で50割れ 
 
ドル/円相場は108.48円くらいまで円安ドル高が進行していたんですが💦
ISMの結果を受けて、米長期債利回りが急反落しているため
ドルが下落しています。

※主要国長期債利回り一覧


とはいえ、どのマーケットも結局レンジよねぇ。

ダウなんか鯨幕相場。今日はISMの結果を受け売り旺盛で下落していますが
陰陽陰陽と日替わりでろうそくの色が変わります。
こんな相場で細かく損切りしてたらあっという間に資金がなくなっちゃうわね。
かといって、損切ラインを置かずのトレードはご法度。

※NYダウ日足 


ということでむやみにポジション取るべからずなのですが
ドル円は108.50に何かあるんでしょうか。
(トヨタの売りが待っているという市場の噂も)

ドル高の修正が来ると、ユーロドルが反発基調に入ります。
ということで1.0926ユーロドルショートは先ほど1.0916ドルで買い戻しました。
安値圏でのショート参戦ですので粘りません~
0.6287ドルのNZドル/ドルショートは継続です。
こちらは豪州が弱いので、道連れ的に上値が重いようね。

ユーロはまた戻り高値を売りたいと思っていますが、、、
今週末に出てくる9月の米雇用統計の結果まで悪いと
10月のFOMCでも利下げがあるんじゃないか、と催促相場に入る可能性もあり、
その場合、FOMCまではドルが軟調となる展開もあるかもしれません。
ユーロは10月から風向きが変わることもあるので、
中途半端には売らないほうがいいかも。

そして、米債利回りだけじゃないんですよね。

JGB,日本国債が大荒れなんですが(;'∀')!!

上に貼った主要国長期金利一覧のJGB,
日本国債を見て! 何この今日の10年債利回りの急騰?!
つまり債券市場で債券が売られ金利が上がったということですが
どうやら10年債入札が不調だった模様。

債券は大幅安、10年入札結果不調受け売り-先物急落で緊急証拠金発動
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-30/PYMZRP6KLVR801?fbclid=IwAR3aK_gSR9qXeo0aNcyl5os08K5dJgNI8kEfWVEuNqD-4JMRE-xi9SKIfIw
・10年物355回債利回りは一時前日比8bp高い▼0.145%、8/1以来の水準まで上昇

なぜ年度下期最初の入札がこんなに荒れた野でしょう…。
昨日、日銀から発表された「10月の長期国債買い入れオペの運営方針」が原因。

日銀、10月買いオペ方針-必要に応じ回数変更も、25年超の下限ゼロに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-30/PYM4RUT1UM0Z01
・中期から超長期債までの5ゾーンの買い入れ額レンジを大幅に変更
・残存期間25年超の下限はゼロまで引き下げ
・1回分の買い入れがスキップされるリスクを警戒

今日これだけ債券市場が荒れて円金利が上昇しても
ドル/円相場では108.50円目前までドル高円安が進行していましたよね?!
JGB金利って、為替市場に全く影響を及ぼさないの…?( ;∀;)
日米金利差とか、為替に影響しないなら日銀が無視に緩和を続けることも
ないんじゃないか、、、なんて声も聞こえてきますけど
そういう意味でも10月の日銀の金融政策決定会合は注目が高まるかもしれません。

そもそも経済見通しと物価の再点検をやると言ってますので
10月こそ緩和策(と言ってもマイナス金利深堀りしか策はないように思うけど)が
発表されるんじゃないかなんて見方をする向きもありますので、注目度が高い。
10月日銀は30~31日であと1ヵ月もあるんだけど、
それまではJGB市場の乱高下が続くかもしれません。。。
為替市場にはあまり意味はなさそうなんですが。

ここからですがドル円が本格的に下がるなら、クロス円ショートに妙味あり。
特にNZドル/円、豪ドル円は下げそうよね。戻り売り狙ってみます。

※クロス円一覧

人気ブログランキングへ

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】



NOTE
・日・9月調査日銀短観・大企業製造業DI:5(予想:1、6月:7) 予想より悪くなかった・・・?
・日・9月調査日銀短観・大企業非製造業DI:21(予想:20、6月:23)
・日・9月調査日銀短観・大企業全産業設備投資:前年度比+6.6%(予想:+7.0%、6月:+7.4%)
19年度の事業計画の前提となる想定為替レートは大企業・製造業で
1ドル=108円68銭と、6月調査(109円35銭)に比べると円高・ドル安
 



※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社