隠れQEでバブルへGOか?!とブログに書きつつ
現状で日米の株価インデックスのロングを保有できていないこともあって
押し目を待っているわけですが、今夜はダウ平均、弱含みでの推移。
そして11/11月曜、日経平均も▼60.03 23331.8円
というのも、調整は思わぬところから。
今日は中国、香港株が大幅安でした。
※上海総合指数 過去4か月で最大の下落
①中国10月の生産者物価指数(PPI)が前年比▼1.6%
2016年7月以来の大幅マイナス
②中国10月消費者物価指数(CPI) +3.8%
8年ぶりの高い伸び(9月は3%上昇)
中国のCPI上昇は豚コレラの影響。
中国物価3.8%上昇 7年9カ月ぶり高水準
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51986430Z01C19A1NNE000/
中国のインフレターゲットは3%。これを大きく上回りました。
豚肉価格は前年同月比2倍。
豚肉代替需要の高まりで牛肉20%、羊肉16%の上昇とインフレは
食品価格全体へと波及、食品価格全体では11%上昇となっています。
生産者物価の下落だけを見れば、中国政府としては
景気刺激策を継続しなくてはならないと思われますが、
消費者物価が急上昇していることを鑑みると
追加の緩和政策は取りづらい、、、ということかと思われます。
インフレは民衆の反乱をもたらす一因ですものね。
豚コレラ拡大という特殊事情に起因しているとはいえ
良くないインフレが生じていることは確かで、
長期化すれば暴動拡大など習近平体制を揺るがすリスクでもあります。
株価が下がっていくようなことがあっても
下手に大規模緩和政策も取れません。
※香港ハンセン指数
こちらはこのニュースかな・・・
香港 警察がデモ参加者に発砲 21歳男性が重体 各地で混乱
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191111/k10012172401000.html
米下院が10/15に「香港人権法案」を可決しましたが
上院ではどうなるんでしょう。上院での採決日程も不明です。。。
また、炭鉱のカナリア的に気になるのが REITです。
これは東証REIT指数 先週末に急落。
東証REIT指数急落、金利低下圧力和らぎ調整売りとの声-チャート
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-08/Q0MW9M6TTDS301
世界の発行済み債券の30%がすでにマイナス利回りという状況に
陥っている現在、REITの利回りは魅力です。
先週の下落は利食いでしょうか。
それともピークアウトでしょうか。
ただ、隠れQEでバブルへGO と考えるなら、インカム狙いのREITより
キャピタルゲイン期待で株を買った方がいい、と考える投資家が
出てきても不思議はありません。
ひょっとしたら、資金シフトのための利食いなのかも、、、。
というのも、
債券市場に警告シグナル、タームプレミアムが急上昇-売り続く兆候か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-11/Q0SAWZT0AFB401
・タームプレミアムの反発は債券売りがさらに続くことを示唆
米長期金利(だけじゃなくて世界の長期債利回りが)上昇し始めていますが
裏を返せば、債券が売られているってことで、
債券バブルはいよいよ崩壊、、、というかしぼみ始めたと見えます。
債券保有にリスクを感じ始めた投資家は、債券を売った資金を
どこに投入するでしょうか、、、というのが、ここからを読む上でのポイント。
REITもそうですね。
初動では、これまでのトレンドの転換に不安を覚えた市場が
株式も売りに回って全てが下落するという相場に展開するかもしれませんが
行き場を失った資金がどこに向かうかというと、、、
やっぱり株式なんじゃないかなぁなんて思ったりします。
問題は、長期債利回りがどこまで上昇すると株式市場が動揺するか、ですね。
2%を超えると下落するとみる向きもあるようですが
去年10月の株のピークアウト時は長期債利回りは3.4%台にありました。
このまま長期債利回りがどんどん上がれば、いったん株の調整が
あるかもしれません、その時は拾ってみたい・・・。値動き次第ですが。
まだロングを持っていないけど、ロングしたいという気持ちからの
ポジショントークなので、話半分に聞いてくださいね。
REIT下落をきっかけに、どえらいリスクオフ相場が到来する可能性だって
ないわけじゃない。
あるいは市場の話題は過去最大のVIXショート。
米株のボラが上がるとしたら、、、やっぱり下落でしょうか。
ということも気がかりと言えば気がかり。
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ポンドドルショートを持っていますが、今日は随分急反発となっています💦
ファラージ・ブレグジット党党首が
(12/12の総選挙で)
「ブレグジット党は317選挙区で保守党とは争わない」と発言
ブレグジット党が保守党へ歩み寄る姿勢を示した事に応じて
ジョンソン英首相も
「ブレグジット党の決定を歓迎する」
「1月末までにブレグジットを実行できるのは保守党だけだ」と
再延期期限の1月末までの合意アリでの秩序だったブレグジットに
自信をのぞかせたことが、リスク警戒後退につながった、ということのようですが。
私のポンドドルショートコストは1.2925ドル。
今日の反騰で高値が1.2897ドル。
まだ大丈夫なんだけど、、、悩ム。。。
今日の高値にストップ置いて継続としますか。
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2019年11月12日火曜日
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